某メーカーで働いていたときのわたしの肩書き:Assistant Brand Manager
某大学院で勉強している現在の取り扱い項目:Anti-Ballistic Missile

所変われば、用語も変わります。

ロンドンは今日も雨です。
国母選手の「一騒動」があった件。

「やることやってれば、いいでしょ」
という議論はさておき、
そもそも、スノボは「ファッション性」のあるスポーツなので、
何もそんなに騒がんともー、と、ルーズに思っていたけれど、
先日、実際の競技映像を見て、殆ど確信に変わった。

ジムのランニングマシーン近くのテレビモニターで、
ハーフパイプの様子が放送されていて、それをしばらく見ながら走っていたのだけれど、
なんかもう、スポーツというより、ショーだもんね。

「そういう」類いの。

演技前に、パイプ後ろのモニターに、選手の顔が映し出されて、
まるでPVみたいな、CMみたいな感じで登場して。

顔も含めて、かもしれないけれど、背格好、髪型、ウェア。
そして、どれだけやんちゃするかっていう、上空での弾け具合といい、
つまり、「そういうもの」なわけです。

だから、もしかしたら、いわゆる「スポーツマンシップ」に、括れないカテゴリーなのかも、
しれないですよ。

で、
それはいいです。

一般視聴者(多分、おじちゃんか、おばちゃんでしょう)が、
「見苦しい」といって抗議をした。

それもいいです。

で、
なんで、誰も、「スノボって、そういうもんなんで」って、言わないんでしょう?

そこが疑問です。

比較的新しい競技だし、どちらかというと若者のもの、
世の中一般的に、認知度や理解度がなかったりするのは、当然のことで、
よくわからないけれど、スポーツの基本に沿ってないとか、
生理的に嫌、とか、気に食わない人がいるのも理解ができる。

でも、
少なくとも日本のオリンピック委員会は、
スノボがそういうものであるということも、知っていて、
或いは、スノボに関わる人に、
そういうファッションを好み、ポリシーを貫く人がいることも認識していて、
そのうえで、参戦することを決めていて、日本から選手を派遣している、
のですよね、きっと。

ここは… 
少なくとも、オリンピック委員会は、
国母選手を擁護するところでなかったか?
というのが、わたしの意見。

或いは、スノボ協会(あるのか、そんなもの)が、
自分たちについての世の中一般の理解を促すために、
啓蒙/啓発、宣伝的な意味も込めて、解説するとか。

理解されない限り、こんな議論は延々と続くわけで。

母校での観戦会が中止された、というのは、言語道断です。
母校、なんで中止した?なんで、味方になってあげない?

もはや、意味分からないです。

顔も見えない「一般視聴者」から抗議があった、ということで、
あっさり、国母選手だけを敵にして、
「どうもすいませんでしたっ」(「響」風)で、
注意・中止・なかったことにして、
根本的なこと、
例えば、
・競技やジャンルについての一般の理解を促すのか、
・「ファッション性」の定義でもしてみるのか、はたまた「ルール」でも作っちゃうか、
・いっそ、日本として「不適切なので」スノボ種目に今後参戦しないのか、
などを考えないでやり過ごす…。

口で謝ってるだけの選手を批判するなら、
自分らも、体裁だけ整えてるだけじゃないかっていう、
子は親の背中を見て育つんでちゅよ。

わたし、日本って好きだけど、
日本のこういうところ、好きじゃないなぁ。

打たれ弱いというか。
根拠なく。

結局、タマシイも、ポリシイも、ないのか!という。

何度も言いますけど、
別にわたしは国母選手ファンでもなければ、腰パン支持者でもなく、
単純に事の構図を考えて、そう思う訳です。

と、なんだかエキサイトしてますけど、
実際、
「直前のMTGまでは何の問題もなかったのに、声の大きい人の一言で、
急に上司やチームの態度が変わり、ずばり、”梯子外されて”、会議で一人魂抜ける自分」
に画が重なり、
(つまり、そういうことですよねっ? それまで何もなかったのに、圧力かかった途端に、
「根拠なく」反旗を翻されるという…)
その気持ちにシンクロしちゃったわたくしでした。

あー、やだやだ。

何でも、自分に置き換えると、すっと、来るよね。
あれ、つらいよねー、って。


部屋にテレビもなければ、
毎日顔を合わす人もいなければ、
時差も何が何だかわからないので、
オリンピックについていっているか心配なのですが、
(櫻井キャスターは活躍しているのでしょうか…)
これは現代人らしく、朝日新聞さんのTwitterで事の進捗を見守っています。

今更ながら、だけど、Twitter、結構面白い。
もっぱら、つぶやくのではなく、つぶやきを見ているわけですが。

それはさておき、
高橋大輔選手の銅メダル、これは、本当に嬉しいです。

ステップ王子」なんて命名されてましたけれど(「~王子」、まだやってたのか?)、
本当に、華麗で、お洒落で、見とれてしまいます。

怪我をして、
もうだめかと「思われて」、
1年もリンクから離れていた、それが、ついこの間までの状況なわけです。

すごいなぁ。

すごいとしか言いようがない。

フィギュアでは、女子の鈴木明子さんも、病気から復活したり、
(そしてこの選手の情熱的な、飛び抜けて明るくってセクシーな演技も、大好き!)
こういう人たちを見ていると、
ブランクはブランクではなく、
チャンスなのかもしれない、
その期間がどんなに長くても、
どんなにつらいタイミングでやってきても、
いつか、ひょっこりと、花が咲くときを信じていれば、
すべては経験として昇華し、歴史として刻まれていくのだなぁということを、
すごく納得させられます。
そして、
すごく勇気を貰えますよね。

…と、
「普通の発言」
をしてみました。

あ、なんかピュアじゃん、わたし?的な。

斜め角度な気持ちのときですら、
普通の発言がしたくなるくらい、ピュアな気持ちにさせてくれるというのもまた、
こういうイベント、こういう人に触れることの価値かもしれないです。

ロンドンの陰鬱なお天気は、
まさに「土の中」。
わたし、土の中の種!

ブランクはブランクではない、うむ。