ふと思った。

ドラマチックな情景を。


「…泣いてるの?」


例えば、そんな、シチュエーションがあったとします。
電話で。

見えない、その受話器の先にいる、彼女(彼でもいいですけど)の、
見えない、だけれども、
もやっとした雰囲気で、伝わる、
その湿っぽさ。
悲しみ。切なさ。

色で描くのならば、
黒っぽい、
暗闇の中の、相手の感情を探るような…

自分にだけは感じ取れる、
彼(彼女でもいいですけど)にだけは感じ取ってもらえる、
不思議な空気感の、コミュニケーション。


そんなシチュエーションは…
skypeの到来とともに、恋人たちの間からなくなってしまうのではないだろうかー!


「待ち合わせ」の神秘(?)が、
ポケベルやピッチやはたまた携帯電話の登場によって、
情景から消え去ったように。

恋人じゃなくたって、いいんです。

例えば、故郷の親であったり。
昔の友だち。

ストレートに、
相手の顔が見えちゃう。

自分の顔を見られている感覚も、
何だか居心地が悪い。

何も、見てはならぬものではないが、
見られたくないときもあれば、
見たくないときだって、あるのである。

顔をみれば感情がわかるとして、
そんなことで、
分かって欲しくないときも、
分かりっこないときも、
あるのである。

だからわたしは、
skypeが苦手なのだ…

その、シンプルすぎる構造が。

だから、我が儘を言って、
なんならカメラoffにして、使ってみたり。

電話のドキドキと、
声のみという通信手段によって保たれる自分のプライベートを、
その、相手との間につくられる空間で、
いくらにも膨らむ、思考を、
とっておきたいと考えるわたしは、
ただの我が儘か、
ただのものぐさか、
ただの…なんだろ。

懐古主義では、ないのですよ。
ただ、人との、距離の取り方の問題かもしれません。
そして、わたしがどの部分でわたしであるかという問題なのだと思われます。
試験期間も終盤に近づき、
レポートの下書きプリントアウトしようと、
久しぶりに(おいっ)図書館に行って、
人の多さに驚く。

難破船さながらに、地べたにまで人が広がっている。

本の山が重なり合う中に、
ノートパソコンが、
人の頭が、
人の足が、(テーブルに足乗っけてるわけだね)
Sainsburyのオレンジ色の袋が、(食べ物持ち込み禁止だろー!)
女性はキャミソール一枚にターバン巻いて、よもや風呂上がりの様子、
男子は…
というか、裸足率高し。
裸足で、みんなその辺をうろうろしている。
お家じゃないぞー!
勉強しているのかと思いきや、
壁によりかかり「落ちて」いる人もちらほら。
踊り場では、とりあえずデートの時間が取れないカップルが熱烈抱擁中。

学生という種族の、限界値を垣間みているような…

ひどい状況ですガーン

活気があるといえば、活気があるしね。

そして、我も頑張らねばと引き締まるような・・・

でも、どうも人が多いのが苦手で、
やっぱり部屋でひとり、になりがち。

確かに、
周りに仲間がいる方が、刺激もあったり、するのだけれど。

使い分けでしょうかねー。

明日はお昼頃から…出かけてみようかな。

刻々と… 計画遅延中ショック!


$Rollingcatの越境レポート。
ロンドンにいると、
人は本当に食べるために生きていると実感する機会が多い。

いや、もしくは、
自分が、そういう人間の基本に目がいくのに、
十分に有り余る時間を持っているからかもしれない。

おしゃれとか、エステとか、メイクとか、そういう見栄的な部分ではなくって、
食べるということ。

どんなにぼろぼろの服を着ている学生も、
子だくさんのファミリーも、老夫婦も、
Sainsburyからの帰り道は、
みんな両手に、食糧でぱんぱんの袋を抱えて、
えっせえっせと歩いているし、
週末に開催されるあちこちのマーケットでは、
処狭しと並んだ屋台に、
処狭しと並ぶ人びと。

太っていても痩せていても、
みんな、
食べている。

「エンゲル係数」なんてメジャーがあるけれど、
あれって、
絶対、高いと思う。
ここらへんの人たち。

食べることに、お金を惜しまないというか。

飲むことも、かもしれないけれど。

もちろんこれはわたしのイメージなので、
統計とか取ったら、どうなのかなって思うけど。

お腹が空くから、
食べ物が必要だから、
働かなきゃなんなくて、
働くから、
お金がもらえて、
食べ物が買える。

で、
またお腹が空く。

あ、これ、大野くん…じゃなかった、怪物くん第2話ストーリーべーっだ!うぷぷドキドキ


だから、
働く場所を確保する、
或いは、
確保してあげる、
ということは、
貨幣が存在する今日において、
存在の基本的条件であり、
そして、
基本的に達成されるべき、
最重要課題なのであって、
失業率が高い社会というのは、
人権侵害している社会ってことに、
なるのだなー、
と、
現在「働かざる者」のわたしは、
社会の仕組みがまたひとつ、
実感をもって理解されるのでありました。