朝から大阪で立ち会いの仕事。

帰社途中、デパ地下を通る。

平日のデパートが、
こんなにも賑わっているものだと、
驚く。

羨ましい?
生活の、時間の余裕。

でも改めて見回すと、
おじいさんやおばあさん、
つまりは、「余生」組が大多数なわけで、
わたしはまだまだ、
追い付かないし、
今のところ、やはり追い付きたくはない、かな。

荒波で弱りきった思考回路の中で、
ぼんやり、考えながら。

人波を掻き分けて、
昼ごはん用のおにぎりを買いながら、
過ぎ行くたくさんのおばあさんの中に、
田舎のおばあちゃんを思い出す。

少し曲がった背中と、
日除けの帽子。

ちょっとおめかしのブラウスで、
頬に手を当てながら、
あれがいいかしら、
これがいいかしら、
なんて、
自分は食べもしないくせに、
大量のお惣菜を、
わくわく買い込んで。

待っててくれてるんだよね。

もう一年、会っていないです。

夏は暑くて、
でも、それが適温になって、
田舎を、おばあちゃんを、
恋しく想います。

いま、会いにいきます。
孫版。

お休みまであと少し。
がんばるか。
広島に原爆が落ちた日。

わたしは、
打ち合わせの合間に、
ランチの合間に、
パソコンに向かう合間に、
今日が8月6日である、
という事実を、ふと思いだし、
その瞬間にすがりつこうとして、
ふっ、と、逃してしまって。

逃したしっぽは、
人類の過ちの、
記憶の欠片が、
離れていく、
離してしまった、
わたし。

ビジネスが、なんだ?
売上が、なんだっていうんだろう?

悲しい命の失われ方が、
再び繰り返されないことへの、
努力は、どこへいった?

ここに、
あるかな。

あるんだろう。

もう一度、つかむのだ。

この、夏の日に。
あなたの第一印象が、
かなり「マブしい人」になる。

…とは、SoftBankのミラー携帯広告。

バブルな雰囲気もしなくないけど、
確かに、
さっと携帯を取り出したときの、
ほほう、
ふーん…、
えっ…、
わお!
は、存在しますよね。

それが、人格まで規定するか…、
しそうな気も、します。

わたしは、このところ、バータイプかスライドタイプと決めていて、
色も渋い色が好み。

ところが先日、修理に出す必要が生じ、
渡された代替機は、
パカパカタイプの、
ピンクシルバー!

駄々捏ねましたが、
他がなく。

2週間、
携帯を人前で出すのを恥ずかしく感じるくらい、
自分が自分じゃないような、
奇妙な感覚に襲われました。

しかも、一日に何度も、使うもの。

アイデンティティーの喪失を、
一日に何度も確認するということ!

不思議だけど、
やっぱりもう、
ただのマシーン以上の意味を、
やつらは持ってるって、ことでしょう。

…ファッションじゃん?

と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、
着替えないからね。

命綱だしね。