本日はお仕事で、「オーディション」なるものに立ち会う機会があり、
例えば、
会社の採用面接を少し手伝ったことはあるけれど、
じっくり時間をかけて話を聞いて、人柄を知って、
というわけでもなく、
一瞬の、
彼ら彼女らの、笑顔、とか、
表情、とか、
動き、とか、
そういう、表現のされ方。

こういう機会を与える、親とか周囲の人とか、の、存在。

そして、
そういう表現を、どんぴしゃりで求めている、制作サイドにいる、わたしたち。

ほんの10分、15分の出会いで、
ちょちょちょっと、
ピックアップしたり、されたり、
波に乗ったり、
運に乗ったり、
乗って行ったり、どこかで降りたり。

人生って、
やっぱり、
自分以外の人たちの要素で、
すすすっと運ばれていて、
それはギフトのようであり、
トラップのようであり、
でもこうやって、
築かれて行くんだなぁなんて、
すごく客観的で機械的で無機質な、
出会いの場で、
思ったりした。

ちょっと質が違っていたとしても、
わたし自身も遠からずそうやって、
親とか周りの人とか、によって、
今ここにいて、
息してるんだなーって。
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このところ週末は引きこもりの作業が多く、
今朝は2週間ぶりに、
軽くジョギング。

最初は重たい体が、
一山越えると、
うきうき軽くなるから不思議。

はて、
ちょこまか山側を、
道しるべもなく走っていると、
可愛らしいパン屋さんを発見。

香ばしい、
幸福の、匂い。

食パンと、クロワッサンを買って、
うきうき坂道を勢い駆けおりていたら、
どこからともなく、
教会の鐘の音が。

青空と。
色づいた木々。

…ここはパリかと。

映画『7月24日通りのクリスマス』、
じゃないけど、
恐らくこの街を、
今フランスに見立てている、
妄想癖。

しばしの、
安泰を。

帰ってきたら、
スープを作って、
パリの小部屋で、
温まろう。
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男女問わず、
サラリーマンは、
ビールと餃子と、ラーメンをすすり、
カップルのデザートは、
流行りのアイスクリーム。
女子大生は、
夜もカフェで、パンを食べる。

東京の風景。

出張で来る、東京の街は、新鮮。

ひとの食べているものも、
会話も、
今、経済のど真ん中なんだなぁとか、
つまり時代のど真ん中なんだなぁとか、
思って眺めると、
ストーリーが浮き上がってきて、
…と、同時に、若干の虚しさと、
でも、「今」を愛しんでいる、
共犯的な、甘えと。

帰る場所、
に、
背を向けて帰る、
出張の帰り道。

新幹線のおともは、
ビールと、
ポテトチップが、
定番のよう。

東京じゃない風景に、
向けて、出発。