パリ五輪が始まりましたね。
約一週間経ちましたが、皆さん如何でしょう。
良い感じに睡眠量落ちてますか?
フランスのゴールデンタイムが日本の深夜なので
どうしても睡眠時間を削って視聴しなければならない。
そんなリスキーな選択を、日本のオリンピアン達はそれ以上の形で返してくれる。
否、日本だけでない。
世界のそれぞれが「アツい」ものを与えてくれる。
今回だけとはいわないが、「メダル濃厚」と期待された選手が
早々に敗退してしまったりというのが多々あり
印象的なのが阿部詩選手の初戦だ。
試合展開では有利に運んでいたように見え、このまま勝つのかなと思っていた一瞬
逆転の一本を獲られてしまう。
畳の上で放心状態の詩選手は舞台を降りた瞬間大号泣。
このシーンは色々物議を醸しているが
パリのこの日に向けて、「絶対に金」という目標のもと
血のにじむ鍛錬を積み重ねてきたであろうし
それが必ず辛くなる時も、周りの期待みたいなのが
時には背中を押したこともあるだろうし、無理やり続けさせたこともあるだろう。
色んなものを背負った状態で、試合の4分間を行うわけだ。
そもそも「勝たなきゃいけない」ってだけで相当なプレッシャーでしょうし
そのなかで如何に冷静にいれるか
限りなく100%に近いパフォーマンスが出来るか。
個人競技は特にそういった「足枷」を常につけてやっているわけだ。
足枷はときにはグンと重くなることもあるだろうし
ときには翼のごとく飛べそうなぐらい軽くなることもあるだろう。
足枷はつまり「今までの自分」
「今」と言う瞬間にどう影響するのか。
そのコントロールをしていくのは自分であって
こんなことを常にしながら試合するって、相当な精神力が必要ですよ。
色々余計なことを考えながら圧勝した猪熊柔なんてのはマンガですよ。。。まぁ好きやけど。。。汗
実力では金メダルが濃厚であっても、それでも負けることがあるというのは
自分との闘いに負けたことに等しいと考える。
油断とか慢心とかそういうことでなく、もっと深かったり
もっと浅かったりするところでの思いが入り込んでしまったのかも。
詩選手だけでなく、ランキング上位の選手が格下に負けるシーンは
今季だけでも沢山拝見した。
勝者の裏には必ず敗者がいるということ。
選手の涙も沢山あった。
皆同じぐらいの思いで、この勝負に賭けてるわけだ。
そして「勝負に絶対はない」からこそ観てて白熱するってもんだ。
なのに「絶対金!」とか「絶対メダル!」とかって少し矛盾してるような気も。
己を奮い立たせる手段としてそういう言葉があるのかな。
「自分との闘いであります。その結果として金メダルがあるなら最高です。」
みたいな男前なコメントしてくれる選手いないかな。。。
あと「メダルカウンター」みたいなやつ。。。
あれ要らんな。。。。
超個人的な意見だが、メダリスト以外をないがしろにしてる。
兎に角、色んな思いに向かって一生懸命な選手を
これからも応援していきたい。
オリンピックって本当に好っきゃわ。
こりゃ来週もオリンピック話題やな。。。。
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