いつもありがとうございます。アドバンスト・ロルファー™のユキです。
★ 妊娠期が産後の状況を、産後の状況が未来をつくる★
先日、しばらく前にロルフィング®︎10シリーズを受けていたクライアントが、マタニティーロルフィングを受けにいらっしゃいました。
もう8ヶ月。まだまだ元気に働いていて、身体もかなり動かしているし、初期から酷いつわりもなく元気だったようで、体調も良さそう。
が、しかし、なかなか大きくなってきたお腹に引っ張られてしまい、姿勢や歩き方が気になっていらっしゃったようです。
たしかに、カウンターバランスで体重が後ろにかかり始めて、ザ・妊婦さんな上半身を反らせた姿勢にうっすらなりかけ。
背中もだいぶ頑張っていたので、背中をゆるめたり、産後酷使する肩周りを調整したり、
特に体幹エリアは赤ちゃんとお母さんの陣取り合戦が始まるので、ぎゅっと詰まっている箇所をゆるめて、お互いが動きやすいように。
お腹に赤ちゃんがやってくると、多くの場合、大きくなるにつれ、上体を後ろに反らせて、背骨で赤ちゃんを支えようとしてしまいがち。
ですが、妊娠中にこれをやると、もれなく腰痛がやってくるのはもちろん、産後もその姿勢を継続させてしまいやすいのです。
そして、今や抱っこ紐がよく使われる時代。
これまた、うまく装着しないと、妊娠中ののけ反り姿勢がさらに加速
産後は身体もまだやわらかく、強度が足りなかったりするので、この時期におかしな使い方をしてしまうと、ほんとぉぉぉぉに大変です。
逆に!
妊娠中も身体のバランスに意識を向けておくと、
産後も感覚が取り戻しやすく、
そして産後の身体が良くも悪くも変わりやすい時期に、身体の使い方を意識してあげることで、
身体は、妊娠前より良い状態(バランス、ライン、姿勢など)にだってなり得るのです!!!
産後は身体を変えるのには絶好のタイミング!
(特に1人目!)
元の身体に戻れない…と嘆かずに、
(そもそも、身体は過去の状態には戻れないし)
元の状態よりも良くしちゃうぞー!という意気込みで。
もちろん、子育ては大変です。
特に初産だと何もわからないし。
それに、出産の状況や産後の赤ちゃんの状態が大変で、そんなことよりも大切なことがある時も、もちろんあると思います。
けど、もし、少しでも自分の身体に意識を向けられる時がやってきたら、
自分の身体を諦めることなく、
ほーんの少し意識を向けてあげるだけでもいいので、ぜひやってみてください
そして、この意識は妊娠前でも、妊娠中でも、いつからでも意識ができ、意識する期間が長くなればなるほど、意識できない時がやってきても、無意識で意識しやすくなりますよ。(ややこしい)
☆意識することリスト☆(その時できるやつで)
・座る時は左右対称。お姉さん座りしない。左右対称だけど、おばあちゃん座りも要注意!
→大丈夫な環境であれば、あぐらで、そうでなければ正座とか。正座から片膝立てたポジションもおすすめ。(この時片側の坐骨が浮かないようにね!)
・授乳は自分からいくのではなく、赤ちゃんからきてもらう!そのためにクッションなど諦めずに利用しよう!
・おむつを変える時、首長く!上半身が丸まってしまいがちだけど、身体を前に倒すときは股関節から。上半身は一枚板のように。
・服の縫い目がある、身体の横側。このラインの前側は前側グループ、後ろ側は後ろ側グループ。前側はくるぶしより前に、後ろ側はくるぶしより後ろにのって立っているイメージ
→基本、抱っこしてる時も、ここを崩さないイメージで!
・椅子に座るとき、膝は組んでもいいけど、坐骨の両側にしっかり体重のせよう
・立っている時、片足に乗ってることに気づいたら、反対にも乗っておく。最終的には両方のるところで。
・ベビーカーは肩甲骨から押す!(買い物のカートも同様です)
・しゃがむ時は、上半身はまっすぐのまま、膝を曲げて、忍者ニンニンのように。
今思いつくのは、こんなところです。
おすすめでーす!
★ロルフィングの動きの見方、アプローチ、科学を指導や動きに取り入れよう!形ではなく、動きが生み出される時点ですでに変化している指導力へ!
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