いつもありがとうございます。アドバンスト・ロルファー™のユキです。
★ストレッチで本当に機能は上がるのか?★
Facebookで友人がオーストラリアバレエに関するこんな記事をシェアしてくれました。
以下https://dancemagazine.com.au/2019/09/why-the-australian-ballet-dancers-quit-stretching/ より一部抜粋。簡単に訳。
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“「ストレッチ」や「柔軟」という言葉の使用をやめて、能力、強さ、力を最終域で最適化することを考えようとすることです。強化することで、明らかにより効果的かつ安全に可動域を拡大できることがわかりました。”
ここのバレエ団では、過去の怪我をリサーチした結果、受動的な40秒以上のストレッチをやめたり、バーの最後にカフレイズしたりしているそう。(カフレイズがたくさんできない人に怪我が多いことがわかったため)
“ストレッチや柔軟性という言葉を使うとき、それは、ダンサーが開脚してぐいぐいしているような受け身のストレッチを思わせます。でもそれははたして、機能的なんでしょうか?
ステージに上がったとき、受け身でいるポジションは一つもありません。
ダンサーは最適な可動域が必要で、動きの過大可動域の中で四肢を動かせる必要があります。それには、その言葉通り、アクティブにコントロールできている必要があり、それには強度、ストレングスが必要不可欠です。
ストレッチや柔軟という言葉を使うことをやめ、それよりも、自分の能力を最適化する、ということを考えるようにシフトしてきています。
ストレングスをつけることで、より効果的で安全で明確に可動域を広げられることがわかってきています。
ストレッチを1分以上ホールドすると、ストレッチされている筋肉に抑制(スイッチがオフになる)が生まれるということも明らかになっています。もしこれらの抑制された筋肉でダンスクラスやルーティーンをこなせば、そこの動きや反応が欠如し他の筋肉が代償します。もし筋肉が抑制された状態であれば、その筋肉は怪我をしやすい脆い状態であると言えるでしょう。
ウォームアップでは、
深部臀筋のような深部安定筋群を優しく活性させたり、
ボールやローラーでかたい筋肉群をゆるめたり、
大臀筋、内側腓腹筋、内転筋群のようなパワーにつながる鍵となる筋肉群をねらって、スイッチを入れたり、活性させるエクササイズをしたり、
時には心肺機能に働きかけることなどをすべきです。
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ここまで。
オーストラリアはノーシーボ効果はじめ、いろいろと新しい情報や知識を現実の環境に落とし込むのが早い印象。
情報や知識を、個人で知っているのも大切だけれど、こういったプロの団体が理解し取り入れるって大きい!
そんなわけで、ピラティスのマシーンなど負荷を使ったエクササイズをはじめ、トレーニング、はとても有効。
(やり方が大切なので、良い先生につきましょう)
ですが、あくまで、ここで紹介したのはバレエ団の話。
筋膜の粘性や塑性に働きかけるのに、陰ヨガのようなじっくり伸び合うのも大切だったりしますし、個々の体質も。
柔軟性と強度のバランスや、どう動く身体でいたいのか、が鍵なのかなと思います
こちらで紹介しているストレッチ、
基本的に、そのポジションを保って呼吸などをしながら10秒くらいキープしては弛める、の繰り返しをトータル90秒くらいするのをおすすめしてきていますが、これも良さそう♪
★ロルフィングの動きの見方、アプローチ、科学を指導や動きに取り入れよう!形ではなく、動きが生み出される時点ですでに変化している指導力へ!
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