地球のゆかりんです。

7月28日(日)
鎌倉の「古民家ゆりいか」さんで行われた、映画「発酵する民」上映会に参加しました(^^)

ゆりいかさんは、江ノ電長谷駅から徒歩数分のところにあり、築100年ほどの古民家を、日本の伝統工法を用いる職人たちの協力で修繕された素敵なスペース。
オーガニックの熊本産畳が敷かれた和室は、ほっこりと落ち着きます。



映画のあらすじをご紹介します♫


〜発酵する民ホームページより〜

イントロダクション


人と微生物と星々が溶ける。
混沌と優しさの中へー。


海と山に囲まれた古都・鎌倉。2011年、このまちを「脱原発パレード」で歩いた女性たちが「イマジン盆踊り部」を結成した。彼女たちは、日々の生活の中で浮かび上がってくる思いを唄にして踊り始める。

お酒や味噌、パンづくりから生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが人びとをつなげ、「平和」の輪を描いてゆく。

この映画は、鎌倉や葉山での「生活」を描きながら、個性溢れるパン屋や酒蔵も取材。人間以外の存在にも耳をすます。微生物たちの「発酵」の世界や太陽系の惑星の動きが交差する。混沌と優しさの中で、何が見つかるだろうか。

監督は、野宿者や原発事故による被災者の取材を行う一方で、野外レイヴや美術館等で映像作品を発表してきた平野隆章。映画音楽には、テクノ・アンビエントシーンの総本山とも言われるドイツの「Kompakt」レーベルから作品をリリースするpass into silenceが参加。

東日本大震災・原発事故から12年。あの時に生まれたものは、今も確かに続いている。音楽やアート、ジャーナリズムなど異なるジャンルが映画の中に入り込んだ鎌倉発「発酵」ドキュメンタリー!



昨年の夏。

この会場の近くでもある、海沿いのレストラン「麻心」さんで、イベントを開催しました。麻心さんは、店内壁面に麻炭を施したり、HEMPオイルやヘンプシードを使った料理、ビールに至るまで「麻」に拘ったレストラン。



コロナ禍、イベントなど人が集まるスペースで、マスクを着用しなくてよいお店は数少なかったけど、逆に「マスクは健康被害のもと」と公言しているお店が共通していたのは、「発酵食」に拘っていたこと。


それともうひとつ。

なぜか店内に「地球暦」カレンダーがあった(^^)


宇宙系空間地図

https://heliostera.com/



地球暦」とは、暦師・杉山開知さんに考察された、地球上のあらゆる生き物に共通する天体暦。


太陽を中心に、太陽系を一兆分の一に縮小、その軌道を一枚の紙に落とし込み、毎日左周りに一つずつピンを動かす。

日付と共に、夏至や冬至など二十四節気もしるされている。


この地球上で、人間だけが独自の時間を刻んでいる


劇中での杉山さんの言葉




地球暦は、白紙に星の軌道が描かれているシンプルなデザインですが、それは使う人それぞれの営み、時間を時空間に描いてもらうことを大事にしているからだそうです。


その“余白”を自由に埋めていくことで、人の数ほどの地球暦が生まれます。



例えば、酒づくりの現場では米づくりから酒仕込みまでを地球暦に重ねたり、子育て中の方は我が子の成長を記録したりと用途はまさに無限。


わたしたちが通常見慣れているカレンダーとは異なり、季節の節目と流れ、1年の軌跡を感じることが出来ますね




「脱原発」パレードから、味噌やお酒、パン作りなどの「発酵」がコミュニティになるまで。

これって、なんの繋がりも無さそうで、深いところでものすごい変化が起きてたんだなあと想った。

3.11東日本大震災
そして福島原発事故のあと。

和多志は、なにかしなきゃと、こころがザワつき、でもなにが出来るのがわからなかった。

わたしが出来たことと言えば
赤い羽根の団体に募金をして
福島産の野菜を、優先して買った事くらい。

民を守るのは
民しかない

首都県の電力供給の為につくられた原発の事故。
住むところも追われ、事故のために風評被害にも遭い、突然平穏な日常を奪われた被災地の方々を思うと、ものが買えないとか、多少の不便など何でもないと思ったけど。

同時に、不自由ながらも、普段と変わらない生活をしている事に、申し訳無さを感じていた。



まさに、混沌とした社会
便利なシステムも機能しなくなると
とたんに不便さが際立つ


発酵とは
酸素の働きによって
有機物質に化学変化をもたらし
微生物の働きが
望ましい変化を起こすこと

腐敗とは
望ましくない変化をおこすこと


まさに紙一重の世界



あの時、この国、この星に住まう
者たちの上に降り注いだもの

怒り、悲しみ、恐怖、嘆き、痛み、迷い、蔑みが、やがてさまざまな時を経て、それぞれの処で発酵し、愛おしく慈しむ、「まるっとした」ものに変化していったように思う


そんな「見えない発酵」の元なるもの「あの時」をきっかけに氣づかされた


映画を見ながら
そんな事を感じました



実はこの上映会に参加する30分前。

長谷駅から会場にむかう途中に、時々立ち寄るパワーストーンショップがあって、時間に余裕があったせいもあり、なんとなく吸い寄せられて、店内に。

程なく、ひとりの男性がお店に入ってきて、ブレスレットの修理の依頼をされた。

聞くところに寄ると
この男性が修理を依頼したブレスレットに、何度も窮地を助けられたから、とても大切なものなんだと言う。



たまたま店内に居合わせたかたちになった和多志にも、シェアしてくださった彼のエピソードは、なんと東日本大震災の際の事だった。

あるシステムのデータが飛んでしまうと、社会システムが危機的状況になる事を避けるために、拠点を近畿地方に移すということになり、何人かの部下と共に現地入りをしていた時。

エレベーターに乗り込むその時に、ブレスレットが急にほどけて、彼と彼の部下みんなで、飛び散ったパワーストーンを拾い集めたという。

かなり広範囲に飛び散ったのに、一つ残らず回収できて、ホッとしたその時、その建物内でフロアーごと落下する大きな事故が発生していていたという。

彼のブレスレットの紐が切れなかったら、その事故に巻き込まれて、命もシステムも守れなかったというのです。



これから、3.11をきっかけにはじまった活動の映画を見に行こうというタイミングで、伺ったこのお話。

この男性も映画を撮られている方だということに、またビックリ!!

ここで出逢ったのも何かのご縁
8月31日(土)に主催する上映会の御案内を差し上げたら、「この日空いてるから行きますよー」と快諾✨

なんということでしょう(^^)!!

一見、なんの繋がりもなく思える一連の事象が、単なる偶然でもなく、みえないところで繋がって共鳴していて、ひかりを放っているように感じられ、一言では言い表せない安堵感に包まれた。

帰り道、駅に向かう道すがら
パワーストーンのお店に立ち寄り
店主にこの映画のチラシをお渡しした

店主が言った
「発酵ってこの字だったんだね(^^)
てっきり、発光だと思ってたよ」

さまざまなものが集まり
影響しあい、それぞれが光り輝く
ある意味、「発光」かもしれぬ。


劇中に登場する地元のお店やクリエイターの方々、発酵盆祭に参加するおひとりおひとりが、みんなそれぞれのバショで、輝いている。


古都鎌倉は、古き良きものと新しいものが同居し、それぞれがお互いのよさを醸し出している町だと思う。


和多志の大好きな鎌倉市場内のパン屋さん「パラダイス・アレイ」さんは、りんご由来の酵母を大切に繋げ育てて、やさしい味のパンを生み出している。



千葉の酒蔵「寺田本家」さんのホームページより〜

〜常に発酵し続ける蔵〜

見えない微生物の力を信じ、昔ながらの蔵に住み着く菌の力でお酒造りに取り組んでいると、 微生物が助けてくれた、と感じるときがあります。


 もちろん予想外のこともたくさんありますが、いずれは発酵してお酒が醸されます。 


きっと微生物の世界は善玉菌も悪玉菌もなく、それぞれが役割を果たして支え合っているのでしょう。 酵母菌や麹菌のみならず名前のない菌たちも大切なお酒造りの仲間たち。 それぞれが自分のできることを精一杯取り組んだときに、大きな発酵のうねりが始まります。




相模湾の海水から釜炊きで塩をつくる「塩炊きまつり」では、みんなで唄いながら踊りながら塩を煮詰める。


目には見えないけれど
微生物だけでなく
たくさんの存在に
時間や時空を超えて
伝わるものがあるんだろうね


↑発酵盆祭。8月5日開催
まるっと盆踊り、ご一緒しませんか?


家に帰ってきて、開いたYouTubeに
「タイマーズ」の放送禁止用語連発の「放送事故動画」が、おすすめで上がってきた(笑)

知ってる年代の人は
知ってる(当たり前かw)
物議を醸した有名な動画ですが
知らない方のために貼ります(^^)

書いてあるとおり
「不適切な放送禁止用語」が含まれるので、気分を害する方はスルーしてね

改めて「タイマーズ」
聴き入っちゃいました〜
名前からして
改めて素敵

忌野清志郎さんに似ている人ZERRY(笑)さんって、ウィキて説明されているケドw

彼が歌やパフォーマンスに乗せて
世に放ったものは大きい。

彼は本物のロッカーだったなあ…って、改めて思う。

歌詞のあちこちに
愛がある



争いの河

 大人たちが言い争ってる 
原発や 米や税金で争ってる 
大人たちが言い争ってる
 社会や文化 経済で争ってる 

 その間に目的を持った奴が 
ちゃくちゃくと準備をしてる 
(チャクチャクチャクチャクチャクチャク) 

 政治家はただ選挙で争ってる
 宗教の奴等は神様で争ってる
 科学者ときたら 特許で争ってる 
企業はひたすら 利益を争ってる

 その間に目的を持った奴が 
ちゃくちゃくと準備をしてる 
(チャクチャクチャクチャク チャクチャク)




………平野監督は、映画の感想の最後に、まさかタイマーズの歌詞を貼られようとは思ってないかもしれないけどw


この鎌倉を舞台に起きていることが、日本各地で発酵していることと、和多志は感じます。



「発酵する民」

秋以降、上映会を模索中。

御縁は繋がりますよー


●参加者募集中のイベントご案内●


とき/8月31日(土)

14時〜17時

ところ/波止場会館

横浜市中区海岸通1丁目1

参加費無料

【残席20名様】

※席の確約のため、事前に予約制とさせて頂いております。


ご観覧希望の方は、お早めにお申込下さいませ。


【お申込先】

yvka10241229@gmail.com

地球のゆかりん






大西つねきさん

お話会


とき/10月9日(水)

13時〜17時

ところ/ギフトシェアハウスhiraki神奈川県横浜市神奈川区松見町3


参加費/4000縁

※当日、現金でお支払い下さいませ


【お申込先】

yvka10241229@gmail.com

地球のゆかりん



最後まで読んでくれて

ありがとうございます〜

またね♫