10月8日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

そばの日。 
新そばの時季を迎えるのが10月であり、10月8日の「10」と「8」で、「10 = 十」は「そ」、「8 = 八」は「ば」と読めることから、この日を「そばの日」に制定したのは、東京都千代田区神田神保町に事務局を置く、約2,500店が加盟している東京都生活衛生同業組合の1つ、東京都麺類生活衛生同業組合。美味しいそばを、もっと多くの人に味わってもらうことが目的。そばは、穀物のソバの実を原料とする蕎麦粉を用いて加工した、日本の麺類の一種、及び、それを用いた料理である。今日、単に「蕎麦」と呼ぶ場合、通常は蕎麦切り(そばきり)を指す。中華そば等と区別して日本蕎麦とも呼ばれる。歴史は古く、寿司や天ぷらと並ぶ代表的な日本料理である。この蕎麦の調味として作られる「つゆ(蕎麦汁)」は、地域によって色・濃さ・味等に明らかな違いがあり、その成分も各地によって好みが分かれる。そばを供する場合には皿(竹簾が敷かれている専用の蕎麦皿等)やざる(ざるそば用)、蕎麦蒸籠等が用いられる。蕎麦つゆを供する場合には徳利(蕎麦徳利)と猪口(蕎麦猪口)が用いられることが多い。また、汁を張った丼にそばを入れて供するものもある。そばは、ビタミンB1を豊富に含み、脚気等のビタミンB1欠乏症の予防に効果がある。江戸中期から白米による江戸わずらい(脚気)が流行し始め、その頃から江戸でそばが流行した。 蕎麦粉(全層粉)の段階におけるたんぱく質含有量は、ダイズに比較すればそれ程多くはないものの、穀物としてバランスのよいアミノ酸組成を有している。但し、蕎麦粉に小麦粉を混ぜて麺を作ると、リシン(豆類や肉、魚に多く含まれる必須アミノ酸の1つ)が乏しい小麦粉のアミノ酸組成の影響を受けて蕎麦麺のアミノ酸スコアは低下することになる。そば(蕎麦粉)に含まれる特徴的な機能性成分として、ルチン(血流改善効果等があるとされる、ビタミンに似た働きがある物質)ことからが挙げられる。中華そば・焼きそば等のように、原義から離れて麺類を「そば」と通称することもある。このために、蕎麦粉を用いていないにも係わらず「そば」の名が定着している食品もある。こうした用法の場合は「蕎麦」の字は用いず、ひらがなで表記するのが通例である。生蕎麦(きそば)とは、現在では、二八蕎麦、十割蕎麦、五割蕎麦他の「蕎麦屋の蕎麦全般」を指す。蕎麦屋で生蕎麦の語が使われるのは、上等な蕎麦を生蕎麦と呼んでいた頃の名残である。元来は「そば粉だけで打ったそば・そば粉に少量のつなぎを加えただけのそば・小麦粉等の混ぜものが少ないそば」を意味するものであった。しかし、江戸時代中期以降、小麦粉を「つなぎ」として使用し始めたことにより、二八蕎麦(蕎麦粉8:小麦粉2で打ったそば)が一般大衆化したため、高級店が品質の良さを強調するキャッチフレーズとして「生蕎麦」を使うようになった。その後、幕末頃には「生蕎麦」の指す範囲は拡大し、二八蕎麦にも使われるようになった。現在では、蕎麦粉の割合が明らかに低いと思われる駅前の低価格立食い蕎麦店等でも、「きそば」のぼりは堂々と掲げられており、その意味は希薄化してしまっている。そのため、蕎麦粉だけの蕎麦を売りにしている蕎麦屋は、分かり易く表示するため、「十割蕎麦」や「生粉打ちそば」等という表現を用いるのが一般的である。 
入れ歯ケアの日(入れ歯デー)/入れ歯感謝デー・歯科技工の日。
東京都渋谷区代々木に本部を置く、日本の各都道府県に設立されている医師・歯科医師(保険医)の団体、保険医協会(保険医会)が加盟する全国組織、全国保険医団体連合会(医科・歯科一体の運動を行なっていることが特徴であるが、東京都、大阪府、京都府、福岡県の4都府県には、医科と歯科毎の保険医協会が設立されている)等が1992(平成4)年に制定。「保険でよい入れ歯を運動」の一環として設けた記念日で、10月8日の「10」と「8」を、「入れ歯(い[1]れ[0]ば[8、八])」と読んでこの日に。また、東京都新宿区市谷左内町に所在し、歯科技工士の任意加入団体で、現在は公益社団法人となっている日本歯科技工士会が2005(平成17)年に、会の創立50周年を記念して、入れ歯感謝デー・歯科技工の日を制定した。入れ歯(義歯)は、喪失した歯を補う為の人工臓器の総称である。義歯の歴史は、紀元前にまで遡ると言われている。7世紀に仏教と共に仏像用の蜜蝋(ミツバチ[働きバチ]の巣を構成する蝋を精製したもの)技術が日本に伝えられると、それを応用した木床義歯が発展し、平安時代には僧侶を中心に使われた。江戸時代に入ると、仏師に代わって専業の入歯師が現れ、庶民にも広く普及した。現在では、プラスチックや金、銀、チタン、セラミック、メタルボンドポーセレン(陶器)等の素材を使用している。入れ歯を安定させるための入れ歯安定剤(義歯安定剤)や、専用の入れ歯洗浄剤(義歯洗浄剤)が販売されている。入れ歯安定剤(義歯安定剤)維持安定の悪い義歯に対し用いる製剤で、粘着作用による義歯粘着剤と、密着性を向上させるホームリライナーがある。その必要性については議論が分かれる部分もあり、多くの歯科医師は適合のいい義歯を作成すれば必要がないと考えていたが、現在では、その利用が有効である、との報告が増えている。本来であれば、薬理作用が期待されていないため、義歯安定剤でなく、義歯安定材と呼ばれるべきであるが、安定剤という呼び名が一般的になっている。なお、1955(昭和30)年9月23日、社団法人日本歯科技工士会が創立されたことを記念し、国民保健を支える専門医療技術者としての歯科技工士をアピールすることを目的に、社団法人日本歯科技工士会が2005(平成17)年に制定した「歯科技工士記念日」は、9月23日とされている。
はらこめしの日。
宮城県亘理郡亘理町が制定。宮城県南部の太平洋沿岸、阿武隈川の河口に位置する、亘理町の荒浜地区が発祥の地とされる、「はらこめし」の美味しさを、全国の人に知ってもらうことが目的。「はらこめし」は、炊込まれた米飯の上に、脂ののった鮭の切り身と大粒のイクラ(はらこ)を贅沢に乗せた、宮城県を代表する郷土料理である。宮城県亘理郡亘理町に伝わる郷土料理としての「はらこ飯」は、鮭の煮汁で米飯を炊くため、米飯の色は茶色である。一方、宮城県気仙沼周辺、岩手県、新潟県の「はらこ飯」は、普通に白米を炊いたご飯を用いることが多いため、米飯の色は白色である。「はらこ飯」の名前の由来は、鮭の卵をいくら、筋の繋がっている卵を筋子と呼んでいるが、はらこ飯は鮭の腹に入っている子ども、「はらのこ」「はらこ」という語源からきているのではないか、と言われている。阿武隈川の河口付近にある亘理地方(亘理町荒浜)では、鮭の地引網漁が盛んで、大漁の時に漁師が振舞ったものが「はらこ飯」とされている。日付は、10月は阿武隈川に鮭が上ってくる鮭漁の解禁の月で、8日の「8」は、「はらこ」の「は(8、八)」であり、イクラの粒を縦に並べると、数字の「8」に形が似ていることから。10月上旬には「荒浜漁港水産まつり」が開かれ、「はらこめし」の販売を行なう。
焼おにぎりの日。
東京都中央区築地に本社を置く、冷凍食品やレトルト食品等の製造販売を手掛ける企業、株式会社ニチレイフーズが制定。運動会やピクニック等で、屋外で食事をする機会が増える10月に、手軽でおいしい焼おにぎりを、さらに多くの人に食べてもらうことが目的。日付は、米という字を分解する「十」と「八」になること、10月は新米の季節であること、10月8日の「10」と「8」で、「醤油の香ばしさがじゅ(10、十)わっと、パチパチ(8、八)とした歯触りの焼おにぎり」の語呂合わせ等から。焼おにぎりとは、白飯を握った後、焼き網やグリル等で焦げ目が付くまで焼き、醤油や味噌を塗って、さらに炙ったものである。調理には、焼おにぎりを焼くための専用の道具、焼おにぎり器が用いられることもある。焼おにぎりは、冷凍食品としても市販もされている。