7月30日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

国際フレンドシップ・デー/国際友情デー(International Day of Friendship)。
2011(平成23)年7月の国際連合総会で制定された国際デーの1つ。国や文化を超えた友情が、世界平和を促進することを想起する日である。国際連合はこの国際デーを通して、政府や国際機関、市民社会グループが、相互理解や和解に向けた対話を促進するための取組みやイベントを実施することを奨励している。世界は貧困や暴力、人権侵害等、多くの課題に直面しており、これらは世界の人々の平和や安全、社会的調和を損なうものである。これらの問題に対する根本的な原因の対処が必要であり、それが人間の連帯という共通の精神、つまり、最も単純なものは友情である。友情を通じて絆を積み重ね、強い信頼関係を築くことにより、永続的な安定を実現するための変化や、より良い世界への情熱や団結を生み出すことができ、全ての人々の安全や安心に貢献することになる。「Friendship Day」は、世界中の様々な国で実施されており、日付も国により異なる。最初の「World Friendship Day」は、1958(昭和33)年7月30日、南アメリカ大陸の中央南部に位置する内陸国、パラグアイで提案され、この日7月30日が国際デーの日付として選ばれた。
梅干の日。 
7月30日は土用干しの梅干が終り、新物の梅干が食べられることから、日本有数の梅干の産地、和歌山日高郡南部川村(現:和歌山日高郡みなべ町)に所在する、梅干や梅製品のメーカー、株式会社東農園(本社と工場は、和歌山県日高郡みなべ町東本庄に所在する)が制定。梅干は、健康に良いため、古くから「難が去る」と言われ、7月30日の「7」と「30」で、「難が去る(なん[7]がさ[3]る[0]」の語呂合わせにもなっている。また、この日の卯の刻(午前6時から午前8時まで)に、その年の恵方に向かって食べると気が高まり精気が漲る、とされる。梅干とは、ウメの果実を塩漬けした後に日干しにしたものである。日本では、おにぎりや弁当等に使われる食品である。なお、塩漬けのみで、日干しを行なっていないものは梅漬けという。近年市販されている梅干しは、減塩調味を施したものが多く、これらは、商品のラベルに「調味梅干」と記載されている。これは、白干しのものを水に漬け、塩分を減少させ味付けをしたものである。減塩梅干や調味梅干は、塩分が少なくなることで保存性が下がるため、賞味期間が短く設定されることが多い。調味梅干の種類としては、シソ(赤じそ)の葉と共に漬けて赤く染め風味を付けた「しそ梅」、昆布と共に漬けて味を付けた「昆布梅」、鰹節を加えて調味した「鰹梅」、蜂蜜を加えて甘くした「はちみつ梅」等がある。なお、梅干しがシソで赤く着色されるようになったのは、江戸時代になってからとされる。全ての梅干しに共通した特徴として、酸味が非常に強いことが挙げられる。この酸味は、レモン等の柑橘類に多く含まれるクエン酸、調味梅干の場合は、それに加えて漬け原材料の酸味料に由来する。梅干しは、健康食品としても知られる。梅は中国が原産である。本来梅干は、梅酢を作った後の副産物であり、利用法としては、これを黒焼きにして、腹痛の治癒・虫下し・解熱・腸内の消毒の効用を目的に、食用よりもむしろ、漢方薬として用いた。また、クエン酸を主成分とする梅酢は、器具や人体の傷口の消毒の他、金属の鍍金やはんだ付け、青銅器・鉄器の酸化皮膜処理のためにも用いられた。現在の奈良市にある東大寺の大仏に、金を鍍金(金属の表面を他の金属の薄膜で覆うこと)する際にも使われたという。梅酢は、青酸(シアン化水素)が登場する昭和中期まで大量に使われていた。平安時代には、第62代天皇、村上天皇が、梅干と昆布茶で病を治したという言伝えが残っている。また、平安時代の碩学(修めた学問の広く深い人物)で、貴族・学者の菅原道真が、「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」(1006[寛弘3]年頃に編纂された勅撰和歌集[天皇や上皇の命により編集された歌集]『拾遺和歌集』への初出の表記で、後世に「春な忘れそ」とも書かれるようになった)と、梅を詠んだ短歌はよく知られる。戦国時代になると、梅干は保存食としてだけではなく、傷の消毒や戦場での食中毒、伝染病の予防になくてはならないものとなった(陣中食)。合戦中の休息に梅干を見ることで、唾液分泌を促進させ、息切れ、つまり、脱水症状を防ぐ目的にも使われた。梅干は戦略物資の1つとなり、武将達は梅の植林を奨励した。これは、現在でも、梅の名所や梅干の産地として残っている。江戸時代になると、現在の梅干の作り方とほぼ同じ作り方が、本草(中国で発達した医薬に関する学問)書『本朝食鑑』に現れる。醤油が関東に広がるのは江戸中期以降であり、それまでは、梅干を日本酒で煮詰めた「煎り酒」が、「垂れ味噌」と共に、調味料として広く使われていた。また、正月、節分、大晦日等に、縁起担ぎとして。昆布や梅干にお茶を注いだ「福茶」を飲む習慣が庶民に広がった。長期の保存が利くため、前線の兵士は梅干を携行糧食として好んで携行し、故郷を偲ぶ味として兵士らに愛された。昭和期中頃までは、白飯の真ん中に梅干を乗せただけの弁当を、日の丸(日章旗)に見立てて、その名が付いた日の丸弁当は、弁当の定番であった。現在では、各家庭で梅干しが漬けられることは少なくなり、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で手軽に手に入れるようになった。
生サーモンの日。
東京都中央区築地に本社を置く、サケ・マス類を中心にさまざまな魚の養殖、加工、販売等を手掛ける企業、株式会社モウイジャパン(ノルウェー西部、ベルゲンに本社を置く、世界最大のサーモン養殖加工会社、モウイ社の日本法人)が制定。株式会社モウイジャパンの「モウイ・サーモン」は、最高品種とされるノルウェー産アトランティックサーモンのブランド魚。一度も冷凍されることなく、生のまま空輸で日本に届けられるこの絶品サーモンの美味しさを、より多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、7月30日の「7」と「30」で、「生(なま[7])サーモン(30)」の語呂合わせから。モウイ社は、世界22ヶ国に販売拠点を有し、70ヶ国以上にサーモンを中心とする魚介類食品を提供している。株式会社モウイジャパンは、1995(平成7)年にマリンハーベストジャパン株式会社として設立され、本社に合わせる形で、2019(令和元)年5月に現在の社名となった。2010年代以降、大阪市に支店、千葉県成田市と大阪府泉佐野市に工場を開設し、事業の拡大を行なっている。
消費生活協同組合の日。
一般市民が集まって生活レベルの向上を目的に各種事業を行なう協同組合、消費生活協同組合(生活協同組合、生協コープ[CO・OP])を組合員とする連合会、日本生活協同組合連合会(日本生協連、日生協)が制定。日付は、1948(昭和23)年7月30日に「消費生活協同組合法(生協法、昭和23年7月30日法律第200号)」が公布されたことから。日本生活協同組合連合会(日本生協連、日生協)が1951(昭和26)年3月20日に創立し、2021(令和3)年に70周年を迎えたことを記念したもので、記念日を通して、日本生活協同組合連合会(日本生協連、日生協)の認知度をさらに高めることが目的。生活協同組合(生協)は、数ある協同組合の1つで、消費者1人ひとりが資金(出資金)を出し合って組合員となり、協同で運営・利用する組織で、平和と生活レベルの向上を目的とする。「CO・OP」は「cooperative(協同の)」の略で、協同組合全体を指す呼称であり、世界的には、消費者が組合員となる生協よりは、生産者や労働者が組合員となる農業協同組合(農協)や漁業協同組合(漁協)、労働者協同組合(労協)の方が、組織数や構成員数が多い。国際協同組合同盟(ICA;International Co-operative Alliance)が協同組合の世界的な同盟組織である。日本では、「生協法」に基づいて生活協同組合(生協)が設立され、食料品を中心とした購買事業と共済事業を主として展開する。また、生活協同組合(生協)のプライベートブランドとして多くの商品が開発され、販売されている。それ以外にも、医療・介護サービス、住宅の分譲、冠婚葬祭まで、生活協同組合(生協)の事業は非常に多岐に亘る。一般的に、組合員が運営し、組合員自身が利用するという形態上、利益の追求よりも、消費者の立場に立った運営が行なわれている。大規模スーパーマーケットと比較して、必ずしも価格が安い訳ではないが、消費者側の視点を持って販売されているという、安全安心感を打出している。言わば、消費者の消費者による消費者のための組合である。実店舗を有する場合、表面上は組合員以外も販売されている商品を購入することができる場合が多く、企業体のスーパーマーケットと変わらない。但し、組合員は、値引きサービスを受けられる等、優遇される。