7月27日 できごと その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

2001年 - 京成グループの鉄道事業者、舞浜リゾートラインが運営する、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾート(TDR)内を運行するモノレール路線「ディズニーリゾートライン」(路線距離5.0km)が開業。東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線舞浜駅と東京ディズニーリゾート(TDR)内の各施設を連絡して、入園客を輸送することが目的で、路線は単線で環状となっており、反時計回りに進む列車のみが運行されている。
2002年 - リヴィウ航空ショー墜落事故。東ヨーロッパに位置するウクライナ西部、リヴィウにあるスクヌィーリウ空軍基地(リヴィウ国際空港)で行なわれていた、ウクライナ空軍の航空ショーで、曲技飛行をしていたウクライナ空軍所属のスホーイSu-27UBフランカーが、整備不良と操縦ミスで駐機場に墜落し爆発炎上。85名が死亡、100名以上が負傷する。航空ショーによる事故としては、1988年にドイツのラムシュタイン基地で発生したフレッチェ・トリコローリの空中衝突事故(死者75名)を上回る世界最悪の大惨事となる。
2012年 - ロンドンオリンピック大会(第30回オリンピック競技大会)が開幕。8月12日まで。開催都市は、イギリスの首都ロンドン。この大会は日本にとって、ストックホルムオリンピック(第5回オリンピック競技大会)での近代オリンピック初参加から丁度100年を迎える大会である。また、ロンドンオリンピック自体は3回目(非開催の1944年大会も数えると4回目)の開催であるが、日本は1908年大会には選手を派遣せず、1948年大会は敗戦国で参加が認められなかったため、この2012年大会が初めてのロンドンオリンピック参加となる。総勢で 514名(293名の選手と221名の役員)からなる日本選手団は、金メダルが7個、銀メダルが14個、銅メダルが17個、計38個のメダルを獲得し、獲得メダル総数史上最多(38個)、銀メダル獲得数史上最多(14個)、銅メダル獲得数史上最多(17個)、史上初の開会式後の全日程でメダル獲得、という記録を残している。これまで最多であった2004年のアテネオリンピック(第28回オリンピック競技大会)の37個を上回る史上最多記録を更新した他、全日程でメダルを獲得したのは史上初で、出場した24競技の内、半数以上の13競技でメダルを獲得したのも史上最多となる。また、大会最終日に、レスリング男子フリースタイル66kg級で米満達弘が獲得した金メダルが、夏季五輪通算400個目(金メダルでは通算130個目)のメダルとなっている。なお、2021年に開催された2020年東京オリンピック(第32回オリンピック競技大会)でのメダル獲得数総合計は、史上最多となる58個を記録している。ロンドンオリンピックの開催期間は、イスラム教では断食の義務、ラマダーンを行なわなくてはならない時期であり、本来の力を出せないと、イスラム国家のオリンピック委員会から抗議の声が挙がっており、これについては、エジプトにおける宗教権威であるウラマー(イスラムにおける知識人のことで、日本語ではイスラム法学者と訳される場合が多い)が「ロンドンにいる以上は旅行者なので、ラマダンをしなくても良い」という見解を出したため、問題はひとまず沈静化したが、一部の敬虔な選手は、自主的に部分的、或いはラマダンを完璧に行なおうと努める。また、女子柔道において、ムスリム(イスラム教徒)の女性が頭や身体を覆う布、ヒジャブの着用を認めることを求める等、オリンピックの国際化が引起こした諸問題を象徴する騒動となっている。 
2011年 - 平成23年7月新潟・福島豪雨。7月27日から7月30日にかけて、記録的な大雨に見舞われた新潟県と福島県では、大きな被害が発生し、「平成23年7月新潟・福島豪雨」と命名される。日本海から東北地方南部にかけて停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となった影響で、新潟県から福島県西部の会津地方にかけて、レーダー解析で1時間に100mmを超えるような猛烈な雨が続き、記録的短時間大雨情報が相次いで発表される。期間総降水量は、アメダス(日本国内約1,300ヶ所の気象観測所で構成される気象庁の無人観測施設である「地域気象観測システム」の通称)観測地点で、所によって700mm以上、レーダーによる解析では、新潟県三条市と福島県南会津郡只見町で1,000mmを超えた地域もあったとされる。これは、この地域の7月の平均降水量の2倍以上に相当する。この大雨により、死者4名、行方不明者2名、負傷者13名、住家全壊74棟、床上浸水1,082棟等の被害となり、新潟県、福島県では、各地で堤防の決壊や、河川の氾濫による住家の浸水・農地の冠水が発生した他、土砂災害による住家や道路の被害も多数発生する。その他、停電、断水が発生し、交通機関にも大きな影響が出る。東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線では、会津川口駅と会津大塩駅間で橋桁が流出し、鉄橋が崩落した他、会津坂本駅と会津柳津駅と間で路盤が流出し、会津坂下駅と只見駅との間が、現在も不通となっている。また、その他に復旧まで、東日本旅客鉄道(JR東日本)の幹線路線である上越線は約半月、地方交通路線の飯山線は約1ヶ月半、幹線路線の磐越西線は約2ヶ月半掛かる被害を受けている。さらに、水力発電所が被害を受け、29ヶ所が停止し、福島第一原子力発電所事故による電力危機と相まって、電力需要が逼迫する事態ともなっている。7月29日、新潟県知事、福島県知事からの災害救助派遣要請を受けて自衛隊が出動し、福島県内では8月2日まで、新潟県内では8月3日まで活動を行なっている。政府は、8月19日の閣議で、「激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律(激甚災害法、昭和37年9月6日法律第150号)」に基づく激甚災害(地震や風雨等による著しい災害の内、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの)に指定する。新潟県では、災害直後の応急的な生活の救済等を定めた「災害救助法(昭和22年10月18日法律第118号)」が適用された県内15市町の内、三条市、十日町市、魚沼市、南魚沼市の4市と東蒲原郡阿賀町に、「被災者生活再建支援法(平成10年5月22日法律第66号)」を適用し、適用されなかった10市町で、自宅が全壊する等の被害を受けた世帯には、最大400万円を支給するとした県独自の支援策を発表している。 
2013年 - 東京三大花火大会の1つに数えられる隅田川花火大会が、雷雨の影響で史上初の中止となる。毎年100万近い人出が見込まれるこの大会は、桜橋下流から言問橋上流までの第1会場と、駒形橋下流から厩橋上流の第2会場合計で、2万発以上の花火が打上がり、同時に、花火コンクールが行なわれる。なお、3年に1回の割合で、7月に参議院議員選挙が行なわれるため、その年の開催日(土曜日)の翌日が選挙投票日に当たる場合、開催日が雨天や強風の場合の順延はなし(事実上中止)となる。2016年東京都知事選挙が実施された第39回大会も同様である。これは、投票所が花火大会会場内にあるため、安全上の理由によるものである。2011年(第34回大会)は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、都内の花火大会が次々と中止を決める中、東京都副知事猪瀬直樹が、8月27日に日程を変更して開催することを表明したが、第36回大会(2013年)は、雨天、及び強風により、大雨・洪水警報と雷注意報が発表され、開始30分足らずの19時40分に大会中止が発表され、途中打切りとなり、コンクールも競技不成立となったが、順延は行なわれていない。第20回大会(1997年)で雨天による延期という例があったが、完全に中止となったのは、2013年が初めてである。なお、翌年の第37回大会(2014年)は、雨は降らず、予定通り開催され無事に終了し、2017年(第40回、7月29日開催)は40周年を記念して、22,000発が打上げられている。2020年からは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、3年連続で開催中止となる。2023年に4年振りに開催され、過去最多となる約1,035,000名の観客が訪れている。