7月23日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

文月ふみの日。
毎月23日は「ふみの日」であるが、7月は「文月」と呼ばれることから、1979(昭和54)年に郵政省(現在は、総務省と、総務省所管の特殊会社、日本郵政グループ[JP]に再編)が「文月ふみの日」とした。それ以後、様々なイベントが行なわれるようになった。毎年7月23日には、キャンペーンの一環として「ふみの日」切手が発行されている。当初はキャンペーンであるため、在庫がある限り、普通切手よりも優先して発売されていた。また、デザインも公募が行なわれたり、カラーインクの鮮やかな色彩を活かした、妖精や花を中心とした独特の作風の絵本作家で、人気イラストレーターの永田萠や、児童文学の挿絵を多数担当し、細部のリアルな描き込みと、デフォルメされたデッサンとが融合した画風を特徴とする、人気イラストレーターの村上勉を起用したものがある。21世紀に入った頃から、変形切手で構成された切手や、シール式の切手等が発売されている。 23日を「ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせから、毎月23日は「ふみの日」とされている。主旨は「手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承する一助となるように」というもので、郵便物の利用促進を目的としている。  
最高気温記念日/日本歴代最高気温の日。
2018(平成30)年7月23日14時16分、埼玉県熊谷市で最高気温が41.1℃を記録した。それ以前の記録は、2013(平成25)年の41.0℃(高知県四万十市)、2007(平成19)年の40.9℃(岐阜県多治見市、埼玉県熊谷市)、1933年の40.8℃(山形県山形市)。気象庁は、緊急記者会見で「命の危険がある暑さ。1つの災害と認識している」と発表した。「災害級の暑さ」は、2018(平成30)年の「新語・流行語大賞」のトップ10に選出された。埼玉県熊谷市では、夏場の高温・猛暑に関する多くの最高記録が観測されている。2007(平成19)年にも、国内最高気温記録を更新していた埼玉県熊谷市は、国内で史上初めて、最高気温記録を2回更新した都市となった。このように、埼玉県熊谷市が高温となるのは、海風に乗り北上してくる、東京都心のヒートアイランド現象により暖められた熱風と、フェーン現象によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに、埼玉県熊谷市の上空付近で交差するため、と考えられており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある。なお、2020(令和2)年8月17日、静岡県浜松市でも、埼玉県熊谷市と同じく、41.1℃を観測した。
カシスの日。
2006(平成18)年、人々の健康に寄与するカシスへの関心を高めてもらおうと、東京都目黒区上目黒に事務局を置く業界団体、社団法人日本カシス協会(現在は、一般社団法人となっている)が制定。日付は、大暑となることが多い7月23日に。大暑の頃に収穫される果実のカシスは、温帯性の落葉低木、クロスグリの実である。果実は黒に近い濃紫色で、活性酸素類を消去作用をもつビタミンCや、視神経細胞の新陳代謝を活性化させたり、筋疲労を抑制し、運動による過酸化脂質の増加を抑制するとされるアントシアニン、末梢血流の改善作用があるというカシスポリフェノールが豊富。カシスは微かな苦味をもち、ゼリー、ジャム、アイスクリーム、リキュール等に利用される。イギリス、ヨーロッパ、イギリス連邦諸国では、カシスの風味を加えたり、干した果実を加えたクッキー等の菓子が多数存在する。しかし、同じブランドの製品でも北アメリカでは、この風味が取除かれていることが多く、代わりに利用し易いブドウ味が使用されている。また、クロスグリを使った飲み物は、様々なものが販売されているが、国によって呼び方が異なる。カシスの世界最大の産地は、中央ヨーロッパに位置するポーランドで、ポーランドは同時に、輸出高でも世界最大である。日本国内では、青森県が主な産地となっている。アメリカ合衆国では、19世紀まではクロスグリが広く栽培されていたが、1900年代にアジアからヨーロッパ経由で侵入し、抵抗性のないアメリカ大陸のマツ類に壊滅的被害を出し続けている、樹木に発生する感染症、五葉マツ類発疹さび病の原因菌の中間宿主になるということで クロスグリの栽培は禁止された。連邦政府によるクロスグリの栽培禁止令は1966(昭和41)年に廃止され、アメリカ合衆国北東部のバーモント州やニューヨーク州、コネティカット州、アメリカ合衆国北西部のオレゴン州等で、クロスグリ栽培が再び盛んになってきたが、現在でもアメリカ合衆国北東部のマサチューセッツ州や、メイン州、ニューハンプシャー州等の諸州では、クロスグリの栽培が禁止されている。アメリカ合衆国におけるクロスグリの認知度は低く、禁止令以前のレベルや欧州程は一般的にはなっていない。クロスグリの葉や茎は、「ネコの尿」を思わせる強烈な臭いがする。葉芽から、この臭いのする精油が得られ、香水等にアクセントとして使用されている。クレーム・ド・カシスは、カシスを原料とした、甘味の強い深紫色のリキュール(蒸留酒[スピリッツ]に果実やハーブ等の副材料を加えて、香味をスピリッツに移し、砂糖やシロップ、着色料等を添加し調製した混成酒で、そのまま飲むこともあるが、多くはカクテルの材料や菓子の風味付け等に使う)である。様々なカクテルに使われる他、そのまま(ストレート)でも楽しまれる。ヨーロッパでは、古来よりビタミンCを豊富に含むカシスの薬効が見出されており、他のリキュール同様、薬として飲用されていた。今のようなタイプのクレーム・ド・カシスは1841(天保12)年、ブルゴーニュ・ワインの産地として世界的に有名な、フランス東部のブルゴーニュ地方で登場し、それまで飲用されていたラタフィア・ド・カシス (「カシスの果実酒」)というカシスのリキュールにとって代わった。クレーム・ド・カシスは、フランスにおけるリキュール生産量の約25%、果実系リキュールに占める割合としては約40%を占める。カクテルの他にもクレーム・ド・カシスは、ババロアやシャーベット等のデザート作りに活躍する。また、主に赤ワインの風味を補う目的で、料理酒としても用いられる。 
鮮度保持の日。
名古屋市中区新栄に本社を置き、野菜の鮮度を長持ちさせる高鮮度保持フィルム「オーラパック」の製造・販売等を手掛ける包装資材メーカー、株式会社ベルグリーンワイズが制定した。食品の鮮度を保つことは、安全性や栄養価、味と香りの保持等、さまざまな利点があり、それをアピールすることが目的。日付は、生鮮品の鮮度が落ち易い、1年で最も暑い時期の「大暑」となることが多い7月23日に。この日を記念して、鮮度保持のラベルやPOPの無償プレゼント等を行なっている。「オーラパック」は、様々な青果物に対応した、汎用性の高い野菜鮮度保持袋である。青果物の約80%から約90%は水でできており、「オーラパック」は、独自の技術により、青果物内部の水分子に働き掛け、収穫後に停滞してしまう水分子を活性化させることで、青果物の新鮮さを長持ちさせることができる。価格は、一般的な包装用のフォルムの、およそ1.5倍から2倍程度とされる。株式会社ベルグリーンワイズは、青果物を育てる産地で、流通過程での市場で、販売時におけるスーパーで、包む袋を「新鮮さを守る特別な袋」に変えることで、食品廃棄量の低減に繋がると確信している。
ナッツミルクの日。
東京都中央区日本橋に本社を置く、ナッツミルクブランド「137ディグリーズ」等、様々な飲料のブランド・マネジメントを行なう企業、HARUNA株式会社が制定。日付は、7月23日の「7」と「23」で、「ナッ(7)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせから。記念日を通して、ナッツミルクをさらに多くの人に知ってもらうことが目的。ナッツミルクとは、アーモンドやピスタチオ、カシューナッツ、ウォールナッツ(クルミ)等のナッツ類や、穀物由来の植物性ミルクの総称である。主に原材料となる、ナッツと水から作られるため、名前に「ミルク」とあるが、牛乳は入っていない。ナッツミルクはヘルシーな飲み物で、牛乳と豆乳に次ぐ、「第3のミルク」として注目されている。ローカロリーでコレステロールゼロ、栄養価も高く、美容や健康の維持にも効果的とされる。HARUNA株式会社のブランド「137ディグリーズ(degrees)」という名称は、美味しさの秘密の温度「137℃」に由来する。新鮮なアメリカ合衆国西部、カリフォルニア州産のアーモンド等を使用し、創業者が自宅で作ったレシピを基に無添加で作られる。HARUNA株式会社の商品ラインナップとしては、アーモンドミルクやアーモンドミルクラテ、ピスタチオミルク、ウォールナッツミルク、ウォールナッツ抹茶ラテ等がある。