7月7日 記念日 その9 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

竹・たけのこの日。
京都市中京区西ノ京樋ノ口町に所在する業界団体、全日本竹産業連合会が1986(昭和61)年に制定。日本缶詰協会等の産物関係者の話合いの席上で、「かぐや姫が竹の中から生まれた日は7月7日ではないか」という話になり、この日に決定された。たけのこ(竹の子、筍)は、イネ科タケ亜科タケの若芽を指し、日本や中国等で食材として利用されており、夏の季語となっている。竹の地下茎(根茎)は節ごとに根と芽を備え、主に3年目から4年目の芽が温帯では春先に、熱帯では夏に伸長を始める。その速さは次第に増し、地表に顔を出す頃は日に数cm程度であったものが、10日目頃には数十cmから時には1mを超える等、ツル性を除く被子植物の内、最も成長が速いとされる。たけのこにうっかり帽子を掛けたまま1日経つと取ることができなくなっている場合がある、とも言われる。この様に昼夜を問わず伸びるのが非常に速いことから、一種の民間語源として、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」から来ている、等と言われることもある。ただ、2ヶ月から3ヶ月程度でその成長は止まる。やがて若竹となって皮を落とすが、高さや太さはそれ以上変化せず硬化が進み、成竹となって10年程度生きる。春先、地面から芽の出かけているものをたけのことして食用にする。その後、数m程度に成長したものの穂先部分も、刈取って食用とするが、これは穂先タケノコと呼ばれる。たけのこは、切断直後よりえぐみが急激に増加する。掘り採ってから時間が経つ程固くなると共にえぐみが強くなるので、極力早い内に調理や下ごしらえを行なう。冷蔵すると遅らせることはできるが、早い程よい。たけのこの加工品としては、水煮の缶詰等にされる他、メンマ(たけのこを乳酸発酵させた加工食品)等にも加工される。栄養成分は、たんぱく質に富む。カリウムや食物繊維の他、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE等を含む。食物繊維は、コマツナやキャベツと同じ程度とされる。日本では古来、竹林がある各地域で食用とされてきた。現代の日本では、収穫作業が「竹の子掘り」と称して、季節の観光行事としても親しまれている。高級品の産地としては、山城国乙訓(現在の京都府向日市・京都府長岡京市・京都府乙訓郡大山崎町)が有名である。乙訓産は、竹林をふかふかの土壌にして、日当たりも調整する。こうして柔らかく、えぐみを抑えて、香りが良くなるようたけのこを育てている。
笹かまの日。
宮城県仙台市青葉区中央に所在する、宮城県の蒲鉾店で構成される宮城県蒲鉾組合連合会と、東京都中央区銀座に本社を置く、水産練り製品を製造・販売をする業界最大手企業、株式会社紀文食品が共同で制定。笹かま(笹かまぼこ)の全国的な普及推進から、練り製品市場の活性化を図ることが目的。日付は、七夕に「笹の節句」という呼び名があることから。笹竹は、「神迎え」や「寄付いた災厄を水に流す役目」があり、正月の門松や注連飾りと同様、神様が降立つ目印として立てられた、と言われている。七夕の日に「笹かま」を食べ、夜空を見上げながら願いを唱え、家族団らんの時間を過ごしてほしい、という願いが込められている。笹かまぼこの製法は、笹形の木枠、或いは鉄製枠にすり身を入れておおよそを成型し、贈答品等ではその後、手で細かな成形をする工程を入れて、竹串に刺して焼いて作られる。明治初期に仙台でヒラメの大漁が続いた際、保存するためすり身にして蒲鉾を作りさらに焼いたが、その時に笹の葉の形にしたことが始まりとされる。それ以後、仙台の魚屋では、自家製の笹かまぼこを売るようになったという。当初は「木の葉かまぼこ」「手のひらかまぼこ」「平かまぼこ」「ベロかまぼこ」等と呼ばれていたが、現在の宮城県仙台市青葉区一番町の地に、1935(昭和10)年に創業した阿部蒲鉾において、旧陸奥国仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹に因み、「笹かまぼこ」と呼ぶようになってから、旧陸奥国仙台藩地域で次第に名称が統一されていった。なお、阿部蒲鉾との違いを出すため、現在も「手のひらかまぼこ」の商品名を用いる企業もある。支店経済都市(全国規模で展開する企業の支社・支店・地域子会社が集中する都市)である宮城県仙台市の仙台駅で、土産品としての地位を確立したため、全国的には「仙台市の特産品」との認識もあるが、名称の由来からも「旧仙台藩地域の特産品」であり、特定第3種漁港(全国的重要漁港)を擁する気仙沼市・石巻市・塩竈市を始め、宮城県は高政や鐘崎等、笹かまぼこを主力とする水産物加工会社が軒を連ねており、蒲鉾の消費量・生産量共に日本一となっている。 
糸魚川・七夕は笹ずしの日。
新潟県糸魚川市寺町に所在する、一般社団法人糸魚川青年会議所が制定。糸魚川には、代々伝えられてきたさまざまな郷土料理があり「笹ずし」もその1つ。糸魚川の伝統文化である「笹ずし」を、地域が一体となって発信していくことが目的で、「糸魚川笹ずしグランプリ」等も開催している。日付は、7月7日の七夕が、「笹の節句」とも言われていることから。「笹ずし」は、クマザサの葉の上に、ひと口大にした寿司飯を盛り、具材や薬味を乗せた寿司で、新潟県、並びに北信地方(長野県の北部)の郷土料理でもある。具材は、ワラビ・タケノコ・水もどしした干しゼンマイ等の山菜の他、クルミ・ニンジン・ヒジキ・油揚げ等を使う。薬味として、紅しょうがをあしらうことが多い。具材は、地域・家庭によって異なり、サケのそぼろや錦糸卵等を乗せる地域もある等、郷土色を感じさせるものとなっている。また、押し寿司にしたり、寿司飯に具材を混ぜ込む場合もある。
ギフトの日。
東京都台東区寿に所在する業界団体、全日本ギフト用品協会が、1987(昭和62)年に社団法人化されたことを記念して制定した。この日が選ばれたのは、7月7日には牽牛と織女が天の川で年に一度出会う日ということから。なお、公益法人として設立された全日本ギフト用品協会は、2014(平成26)年には、一般社団法人に移行している。一般社団法人全日本ギフト用品協会の目的は、贈答文化とラッピングの知識と技術の伝承・普及啓蒙を通じて、ギフトによる社会貢献を目指すもの、とされている。事業内容は、ギフト・ラッピング資格認定事業、ラッピング技能者資格認定事業、ペーパークイリスト®資格認定事業、フラワーラッピング資格認定事業、ギフト・プライバシーマーク認定事業、カタログ認定番号制度事業、等となっている。
ラブ・スターズ・デー。
東京の銀座と有楽町のデパート7店が、1988(昭和63)年に七夕の日を「ラブ・スターズ・デー」と命名して共同宣伝をした。
サマー・ラバーズ・デー。
東京新宿地区のデパートがギフト商戦のPRのために、「ギフトの日」を意中の人にプレゼントする日として制定。
ムーニーちゃんのお誕生日。
東京都港区三田に本社を置く、紙おむつの人気ブランド「ムーニー」を製造、販売する、衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャーム株式会社が制定。小さな女の子のナナちゃんの誕生日に、ママが作ってくれたクマのぬいぐるみ「ムーニーちゃん」。赤ちゃんの気持ちを大好きなママに伝える役目を持っている「ムーニーちゃん」のことを、多くのママと赤ちゃんに知ってもらうことが目的。日付は、ナナちゃんの誕生日が7月7日なので、「ムーニーちゃん」も同じ7月7日に。「ムーニーちゃん」は、赤ちゃんの一番のお友達。特技は、赤ちゃんをあやすこと、歌、ダンス、ふわふわと空を飛べる、赤ちゃんの気持ちが分かる、世界中の言葉が話せること。性格は、いつも明るく元気で、赤ちゃんとママに喜んでもらおうと一生懸命な頑張り屋さんで、いつも忙しいママの代わりに、赤ちゃんのそばにいて、一緒に遊びながら見守っている。 
ナツコイの日。
愛知県名古屋市中区栄でマッチングエージェント(結婚相談所)事業等を展開する企業、株式会社エクスマリーが制定。株式会社エクスマリーは、婚活総合サービス企業として少子対策事業や、結婚に至るまでの婚活市場を活性化させる仕組みづくりを行なっており、夏のレジャーが盛上がるこの季節に、出会いや恋愛(夏の恋 = ナツコイ)のきっかけの日を作ることが目的。日付の7月7日は、七夕の物語が恋愛への期待を感じさせる日であること、「7」という数字がラッキーセブン等、好印象を与え、覚え易いことから。株式会社エクスマリーでは、この日を夏の出会いや恋愛のスタートの日として、婚活を活性化させるプロモーションの開始日としている。