7月1日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

名神高速道路全通記念日。
1965(昭和40)年7月1日、愛知県小牧市から兵庫県西宮市までの名神高速道路が、日本で初めての本格的な高速道路として全線開通した。名神高速道路は、愛知県小牧市の小牧ICを起点とし、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府を経由し、兵庫県西宮市の西宮ICへ至る、高速道路(高速自動車国道)である。東名高速道路・新東名高速道路・中央自動車道・新名神高速道路・東名阪自動車道・名阪国道・西名阪自動車道と共に、東京・名古屋・大阪を結ぶ日本の大動脈の1つである。路線は、ほぼ中山道に沿って建設されている。名神高速道路の栗東IC - 尼崎IC間 (71.7km) は、1963(昭和38)年7月16日に日本初の都市間高速道路として開通した区間である。開通当初は、高速道路自体が観光名所となっていたため、路肩で弁当を食べ疾走する車を眺めたり、記念撮影したりする等、今となっては長閑なエピソードも残されている。また、当時の自動車の性能が高速連続走行に耐えられなかったことや、ドライバーが高速走行に不慣れであったため、オーバーヒートや燃料切れで故障する車が続出していた。高速道路網として、続く東京 - 名古屋間については、東海道ルートで第一東海自動車道(東名高速道路)が中央自動車道よりも先行して建設され、1969(昭和44)年5月の東名高速全線開通によって、東京 - 西宮間が高速自動車国道で直結された。新幹線開業の前年に当たる1963(昭和38)年7月16日の名神高速道路の一部、栗東IC - 尼崎IC間(71.7km)の開通は、日本の高速道路開通の歴史の中で、最初となる高速道路の誕生であった。自動車が道路を時速100kmで疾走する状況は、当時の世間を沸かせる一大ニュースとなり、前日の7月15日には、名神高速道路開通記念として、額面10円の切手が発行された。その後、名神高速道路の小牧IC - 西宮ICの全線が完成したことで、これまで名古屋 - 阪神地域間の移動に自動車で約5時間から約6時間を要した時間が、約2時間程で結ばれることになった。
函館港開港記念日。
1859(安政6)年7月1日(新暦での日付)、函館港が横浜港・長崎港と共に日本初の貿易港として開港されたことを記念。この日には、開港を記念して港まつりが開催されていたが、例年天候不順に悩まされるため、1941(昭和16)年以降は8月開催となった。その後も、開港記念日だけは7月1日に行なわれてきたが、1989(平成元)年に式典を取止め、この年以降は、8月1日に開催する港まつりの開会式として祝うようになった。2009(平成21)年に開港150周年を迎えた函館港は、北海道函館市に位置している港湾で、北海道南西部にある渡島半島南端に位置し、津軽海峡に面した岬によって形成された良港で、海水深く湾入して巴状をなしているため、古くは「巴港」と言われた。函館港の整備は、1801(享和元)年から江戸幕府や、江戸時代後期の廻船業者・海商、高田屋嘉兵衛等により、埋立が行なわれたのが始まりとされており、以後、北海道と本州を結ぶ交通の要衝、北洋漁業の基地港として発展してきたが、社会情勢の変化により、道南の流通拠点港、地域の特性を活かした水産・海洋に関する学術・研究拠点、観光都市として、ウォーターフロント(過密化する都市の新たな開発区域としての港湾、臨海部)整備を進めている。なお、1869(明治2)年に明治政府は、蝦夷地(北海道南西部の渡島半島周辺を除く、現在の北海道に相当)を直轄化して開拓使(北方開拓のために1869[明治2]年から1882[明治15]年まで置かれた官庁)の所管とし、箱館を「函館」と改称し、箱館港も「函館港」と改称した。  
壱岐焼酎の日。
1995(平成7)年7月1日、大蔵省(現在の財務省と、内閣府の外局[特殊な事務、独立性の強い事務を行なうための組織で、独任制の庁]、金融庁の前身)の外局、国税庁(現在は財務省の外局)によって、壱岐焼酎が地理的表示の産地に指定された。その10周年となる2005(平成17)年に、長崎県壱岐市郷ノ浦町東触に所在する、島内7つの蔵元で構成されている協同組合、壱岐酒造協同組合が制定した日。壱岐焼酎の美味しさをアピールしていく。地理的表示とは、ある商品の品質や評価が、その地理的原産地に由来する場合に、その商品の原産地を特定する表示である。壱岐島は、かつて肥前国平戸藩の領地で、島内で生産された米は、年貢として納めなければならなかったが、大麦については、年貢の対象となっていなかったため、食用だけでなく、余裕がある時には、焼酎の原料としても使っていた。島内各地で自家用に醸造されていたものが、現在の壱岐焼酎の原型となっている。現在、島内には7つの蔵元があり、それぞれ島独自の製法を守りつつ醸造している。壱岐焼酎は、1995(平成7)年に沖縄県の琉球泡盛や熊本県球磨郡・熊本県人吉市の球磨焼酎と共に、地理的表示が認められた。壱岐焼酎の地理的表示の要件は、米麹と大麦の比率と、壱岐島内の地下水を使って醸造されたものとなっている。壱岐焼酎は、長崎県壱岐市において醸造される麦焼酎の総称で、米麹と大麦を1:2の割合で仕込み、もろみを熟成させた後、蒸留して醸造される。麦の香りと米麹を使用することによる、天然の甘味が特長である。    
ナビの日。
福岡県北九州市戸畑区中原新町に本社を置く、住宅地図メーカー最大手、ゼンリンゼンリンの連結子会社で、詳細な地図データを基にした様々なコンテンツサービスを提供する企業、株式会社ゼンリンデータコム(本社所在地は、東京都港区芝浦)が制定。快適で安全なドライブには、最新版の地図データを適用したカーナビや、スマホのナビが欠かせないことから、正確に案内をするナビの重要性について改めて認識してもらうことが目的。日付は、長距離ドライブの機会が増える夏休みやお盆休み前で、語呂も良いことから7月1日に。株式会社ゼンリンデータコムでは、スマートフォンやPC向けサービスとして「いつもNAVI」を提供している。カーナビゲーションとは、電子的に自動車の走行時に現在位置や目的地への経路案内を行なう機能であり、また、「カーナビゲーション・システム」と呼ばれる電子機器のことである。略して「カーナビ」と呼ばれることが多い。「ナビ」と略されることもあり、ナビという言葉自体が、カーナビゲーションを表わすようになってきている。カーナビは、狭義には車載の固定式機器だけを指すが、広義にはカーナビから発展した携帯型ナビゲーション装置等も含まれる。カーナビは、自車の位置を知ることと、自車の位置を基に目的地への道案内をするのが主な機能である。通常はこれらを表示画面上の地図上の表示で行う。道案内は音声による指示を併用することが多い。自車位置を知る仕組みとしては、人工衛星により地球上の現在位置を測定するためのシステム、全地球測位システム(GPS)からの位置情報が基本であるが、全地球測位システム(GPS)だけでは誤差があること、トンネル等では全地球測位システム(GPS)からの電波が受信できないことから、カーナビ内の加速度センサ(物体の加速度を計測する小型の機器)とジャイロ(物体の角度[姿勢]や角速度、或いは角加速度を検出する計測器)、タイヤの回転に伴なう車速信号等の情報による自立航法と併用することが多い。経路案内は、詳細な道路情報を含んだ地図データを内蔵することにより、運転者に対して、目的地までの進むべき道を示す。内蔵の地図は、多くがカラー化された液晶ディスプレイ上に表示され、加えて、合成音声による進路の案内が行なえる。製品によっては、渋滞情報や空き駐車場情報の提供や、目標物の擬似立体表示等の付加的機能が備わっているものもある。