6月24日 記念日 その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

西暦(グレゴリオ暦)AD2024年 令和6年 平成36年  
昭和99年 大正113年 明治157年 皇紀2684年 干支 甲辰(きのえ たつ)
第4月曜日 旧暦  5月19日、大安(己未)、月齢 17.6 
グレゴリオ暦で年始から176日目、年末まであと190日。
誕生花 バーベナ。

空飛ぶ円盤記念日・UFOの日。
1947(昭和22)年6月24日、アメリカの実業家ケネス・アーノルドが、アメリカ合衆国西北部、ワシントン州にあるレーニア山(標高4,392m)付近の高度約2,900m上空を自家用飛行機で飛行中に、レーニア山付近の上空を、北から南へ向けて高速で飛行する9個の奇妙な物体を目撃した。物体は、鎖のように一直線に繋がっていた。ケネス・アーノルドは、最初ジェット機を目撃したのかと思ったが、物体に尾部は見当たらず、平たい形状で、翼があり、ジェットエンジンの音等も聞こえなかった、と証言した。地元アメリカのマスコミは、その物体を「空飛ぶ円盤(Flying Saucer)」と名付けて大々的に報道し、その後、同様の目撃談が相次いで報告された。この事件を受け、アメリカ連邦捜査局(FBI)長官のジョン・エドガー・フーヴァーは、直後の6月30日に「UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)」の目撃例を調査するプロジェクトを発足させた。ケネス・アーノルドは記者会見で、飛行物体を「水面を跳ねるコーヒー皿のような飛び方をしていた」と証言した。しかし、そのことが「コーヒー皿のような物体であった」と誤って伝えられ、「空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)」という言葉ができた。ケネス・アーノルドが見た飛行物体の形状は、円盤型ではなかったが、飛び方を説明するために使用した「Saucer」という言葉が、報道により「空飛ぶ円盤」と誤変換された。そして、この事件以降に、円盤型のUFOの目撃例が多くなったとされる。事態を重く見たアメリカ空軍は調査に乗出したが、正体は掴めなかった。結局、1969(昭和44)年に、未確認飛行物体(UFO)は「車のサーチライトの誤認」や「目の錯覚の類」との調査報告を出した。「未確認飛行物体(UFO)」という用語は、本来航空・軍事用語であり、当局で把握できていない航空機や観測気球、他国からのミサイル等、様々なものを指す。進路を見失った飛行機、他国のスパイ機、仮想敵国の先制攻撃、さらにはミサイルの可能性があり、事故のみならず国家の安全を脅かす可能性すらあるためにスクランブル(緊急発進)の対象となる。空軍等の航空交通管制においては、レーダーに捕捉された正体不明の飛行物体に対しては、それが何であるか確認できるまで、警戒態勢を取る緊急の必要があるため(特に、レーダー電波を明確に反射する金属製の物は、ミサイルかも知れず危険な可能性がある)、「何かがこちらに向かって飛んでくる」という注意を喚起するために「未確認飛行物体(UFO)接近」と表現する。しかし、一般雑誌やテレビ番組では、異星人が乗る飛行物体という意味で使われる場合が多々ある。とりわけ、超常現象を扱う一部のテレビ番組、雑誌、Web等では、空飛ぶ円盤、地球外文明の宇宙人(エイリアン)が搭乗する宇宙船(エイリアン・クラフト)の意味で「UFO」が用いられているケースが多い。未来から来た人間のタイムマシンという憶測もある。未確認飛行物体(UFO)を超常現象として捉える考えは、フィクションの題材として用いられており、多数の映画、小説、テレビ番組等が製作、出版、放映されて、興行的成功を収めている。日本領空周辺には、防空識別圏(各国が防空上の必要性から、領空とは別に設定した空域)が設定されており、未確認飛行物体の領空侵犯(国家がその領空に対して有する権利を侵犯する行為)に対し、自衛隊は対領空侵犯措置を取る。航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させ、海上自衛隊のイージス艦には、対空戦闘用意が下令される。これが『未確認飛行物体(UFO)』に対する日本国の正式な対応である。日本国政府は、2007(7平成19)年12月18日に閣議決定された答弁書において、「地球外から飛来してきたと思われる」飛行物体について「存在を確認していない」「研究も飛来した場合の対策も行なっていない」としている。なお、この答弁書については、当時内閣官房長官であった町村信孝が、同日行なわれた定例記者会見において「政府答弁は政府答弁であり、私は個人的には、こういうものは絶対いると思っております」と笑顔で答えたため、多くのマスコミで報道された。また、当時防衛大臣であった石破茂は、同年9月27日に放送された日本テレビ系列の単発特番枠『モクスペ』「UFO vs 世界の科学者100人」のインタビューで、UFOが領空侵犯したらどうすべきか役人と議論した、と語っており、核兵器の使用を在日米軍に要請するかの議論が必要としている。1970年代後半には、日本でUFOブームと呼ばれる現象が起きた。当時、「社会現象」とまで言われる人気を誇っていたデュオのアイドル、ピンク・レディーの楽曲『UFO』を始め、「UFO」を題材にした多くの派生作品が作られ、これも社会現象として、「UFO」が流行になった。1978(昭和53)年に、世界各地で発生するUFO遭遇事件と、最後に果たされる人類と宇宙人のコンタクトを描いたアメリカの長編映画『未知との遭遇』が日本公開されると、そのブームは頂点に達した。同時代となる1976(昭和51)年5月に、インスタントラーメンを中心とした食品加工会社の日清食品は、「日清焼そばU.F.O.」と命名した即席カップ焼きそばを発売し、現在まで販売し続けている超ロングセラーとなった。容器の形を空飛ぶ円盤に見立てると共に、「UFO」を「うまい(U)、太い(F)、大きい(O)」のイニシャルに掛けている。なお、パッケージには、小さく「UNIDENTIFIED FLYING OBJECT」と書かれてある。代表的な円いパッケージのサイズは、直径が18.0cm、高さが約4.8cmである。因みに、ピンク・レディーは、1977(昭和52)年から1978(昭和53)年にかけて、この「日清焼そばU.F.O.」 のテレビCMに出演しており、その出演CMでは、ピンク・レディーのヒット曲『UFO』を模したCMソングを歌っている。また、 軽快な曲から心に沁みるバラードまで歌い上げ、絶妙な言葉遊びや高い音楽性等で人気を博し、ミリオンセラー作品も多数リリースしているロックバンド、サザンオールスターズや、1980(昭和55)年のデビュー当時から現在に至るまで、第一線で活躍し続けている、関東お笑い界を代表するタレントの1組であるとんねるず等も、過去に「日清焼そばU.F.O.」 のテレビCMに出演している。アメリカのニュース専門のテレビチャンネル、CNNによると、「海軍パイロットが未確認飛行物体(UFO)を目撃したと思われる場合、正式な手順に従って報告を」アメリカ海軍はこの程、そうした説明不可能な現象に遭遇した場合を想定して、正式な報告手順を定めていることを明らかにしたという。アメリカ海軍は各部隊に通知を出し、報告の手順について具体的に説明する予定としている。尤も、アメリカ海軍当局者がCNNに語ったところによると、アメリカ海軍は宇宙人がアメリカ合衆国の領空を飛行していると信じている訳ではないという。アメリカ海軍の声明では、「ここ数年で、無許可、或いは未確認の飛行物体が、軍の管制圏や指定空域に侵入したという報告が多数ある」と述べ、「そうした侵入は、安全保障上のリスクであると同時に、海軍と空軍の両方の安全を脅かす。安全と安全保障上の懸念から、海軍と空軍はそうした報告を真剣に受止め、それぞれの報告について調査する」と説明した。新しい指針では、報告の手順を標準化し、軍が詳しい検証のために利用する、レーダー等のデータの保存について規定する。別のアメリカ軍高官はCNNに対し、最近の目撃情報の中には、高度な機密扱いの軍の航空プログラムもあったと語った。この目撃情報は一般の注目を集めたことから、アメリカ海軍の情報担当高官がアメリカ合衆国議会や航空関係者に説明を行なったという。