6月23日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1281年 - 元寇: 弘安の役。1度目の文永の役(1274年)に続き、元軍が九州に再襲来。日本へ派遣された艦隊は、史上例をみない世界史上最大規模の艦隊であったが、日本側は防衛に成功し、元軍は撤退する。元軍は神風(暴風雨)で壊滅し、日本側が勝利したという言説が流布している。しかし、実際には、元側の史料等により、元軍は日本軍との戦闘で苦戦を強いられたため、軍議により撤退を決定した、とする説が有力である。文永の役後、鎌倉幕府は石築地の建設や、輪番制の異国警固番役の設置等、博多湾の防備を強化する。しかし、この戦いで日本側が物質的に得たものは無く、恩賞は御家人(将軍と主従関係にあった武士)達を不満にしたとされる。
1314年 - バノックバーンの戦い。スコットランド(イギリス北部)に侵攻したエドワード2世率いるイングランド王国(イギリス南部)軍が、スコットランド中部にあるスターリング近郊でロバート1世率いるスコットランド王国軍と戦って大敗する。
1565年 - マルタ包囲戦: オスマン帝国(現在のトルコ共和国の前身)が、マルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団、キリスト教の騎士団)が治める地中海のマルタ島へ行なった包囲戦で、オスマン帝国海軍の提督トゥルグト・レイスが戦死する。
1611年 - カナダ北東部を探検中のイングランドの航海士で探検家、ヘンリー・ハドソンの船で反乱が起き、ヘンリー・ハドソンとその息子、6名の部下が本船から下ろされて小船に置去りにされる。なお、以降の消息は不明となっている。
1683年 - イギリスのペンシルベニア植民地(現在のアメリカ合衆国北東部にあるペンシルベニア州)開拓者、ウィリアム・ペンが、ペンシルベニアのレナペ族(インディアンの部族)と友好協定を結ぶ。
1757年 - プラッシーの戦い。イギリスのイギリス東インド会社軍が、フランスのベンガル土侯連合軍を破る。これにより、インドのイギリス支配が決定する。
1758年 - 七年戦争: クレーフェルトの戦い。
1760年 - 七年戦争: ランデスフートの戦い。
1780年 - アメリカ独立戦争: スプリングフィールドの戦い。
1810年 - ドイツ出身の貿易業者、ジョン・ジェイコブ・アスターが太平洋毛皮会社を設立。ジョン・ジェイコブ・アスターはその後、五大湖(アメリカ合衆国、及びカナダの国境付近に連なる5つの湖の総称)やカナダに跨る毛皮貿易帝国を作り上げ、後にはアメリカ合衆国西部や太平洋岸まで拡大する。1848年に亡くなった時、ジョン・ジェイコブ・アスターはアメリカ合衆国で最も富裕な人物であり、少なくとも2,000万ドル相当(現在の価値では約10兆円以上)と見積もられる資産を遺している。
1812年 - ナポレオン戦争: ナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)がロシアに侵攻、1812年ロシア戦役が始まる。フランス軍を率いたナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)は一時期、ヨーロッパの大半を征服したが、ロシア遠征の敗北後は劣勢となって敗退を重ね、首都パリまで攻込まれ、ナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)は降服する。ロシアに侵攻した際のフランス帝国の大陸軍(19世紀初頭、ナポレオン・ボナパルト[ナポレオン1世]が作戦を実行するために、自らの勢力圏の国々から召集した多国籍軍の総称)は、ヨーロッパ史上最大の約691,500名に達したとされるが、敗北した際、当初の兵力から約2%未満にまで激減させている。
1860年 - アメリカ合衆国議会が、公文書の印刷を職務とする合衆国政府印刷局を設置。
1868年 - アメリカの新聞編集者、クリストファー・レイサム・ショールズがタイプライター(文書を作成するための補助として使われる機械)の特許を取得。
1885年 - 第3代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシルが、イギリス(グレートブリテン=アイルランド連合王国)の第44代首相に就任。
1887年 - カナダ初の国立公園、バンフ国立公園が設置される。バンフ国立公園はカナダ西部に位置し、「ロッキー山脈の公園に関する法」によって設立されている。公園の面積は6,641平方kmに及び(四国の面積の3分の1程度に相当する)、園内を通る道路の総延長は1,600kmを越えている。ここでは、温泉・景色・キャンプ・登山・山歩き・ゴルフ・乗馬・スキー等が楽しめ、山や湖の雄大で美しい景観が魅力となっている。
1894年 - 国際オリンピック委員会(IOC)が、ピエール・ド・クーベルタン男爵の先導によって、フランスの首都パリで設立される。
1907年 - 朝日新聞社が編集・発行する『朝日新聞』で作家、夏目漱石(当時は朝日新聞社の社員)の長編小説『虞美人草』が連載開始。『虞美人草』は、東京帝国大学(現在の東京大学の前身)講師等、一切の教職を辞して朝日新聞に入社し、職業的作家になる道を選んだ夏目漱石の最初の作品となる。夏目漱石は、一字一句にまで腐心して書いたというが、執筆途中に、神経衰弱や胃病に苦しめられる。1910年6月、胃潰瘍で入院した後、療養のため、静岡県の伊豆半島中央部に位置する修善寺に出掛け、転地療養する。しかし、約800gにも及ぶ大吐血を起こし、生死の間を彷徨う危篤状態に陥る。これが「修善寺の大患」と呼ばれる事件で、この時の一時的な「死」を体験したことは、その後の作品に影響を与えることとなる。
1909年 - スリ(他人の懐等から金品等を、気付かれないようにかすめ取る行為を行なう者)の大親分であった富田銀次郎(仕立屋銀次)が、東京府北豊島郡日暮里町(現在の東京都荒川区に所在)で逮捕される。富田銀次郎(仕立屋銀次)は、和服の仕立て職人であったが、内妻の父親がスリの親分であったことからその跡目を継ぐ。全盛期には、手下のスリを約250名抱え、弁護士も数名雇う程で、その贅沢な暮らし振りから、明治後期には日本一のスリ一味の大親分として知られていたという。
1915年 - 第一次世界大戦: 第一次イゾンツォの戦い。
1919年 - エストニア独立戦争: ヴェンデンの戦いが終結。エストニア軍がバルト連合公国(ロシア革命後に、今日の北ヨーロッパのバルト海東岸に南北に並ぶバルト三国のエストニア、ラトビアの地に、ドイツが主体となって構想された国家)軍に勝利(リトアニアの戦勝記念日)。
1925年 - 沙基事件。中国南部にある広州市の沙基で、五・三〇事件に刺激された反英デモが起こり、イギリス兵が発砲して多数の中国人が死傷する。
1931年 - アメリカの飛行家、ウィリー・ポストと航法士のハロルド・ガティが世界一周飛行に出発。7月1日に帰着し、8日間15時間51分の記録を樹立する。
1932年 - 冶金学者(金属工学者)の三島徳七が、MK鋼の特許を取得。MK鋼は、鉄とニッケル、アルミニウムを主成分とする磁石で、MKという名は「Mishima-Kizumi」の頭文字(養家の三島家と、生家の喜住家)に由来する。合金を鋳造した後摂氏600度以上で焼き戻すことで作られる。1917年の開発当時、それまでの3倍の保磁力を有する世界最強の永久磁石鋼として脚光を浴びたKS鋼よりも安価で硬く、かつKS鋼の2倍の保磁力を持つ。MK鋼は、形状や大きさを変化させても強い磁力を維持することができるため、U型磁石、棒磁石、ゴム磁石(弾磁石)、丸磁石、玉磁石等、多様な形のものがある。温度変化や振動に対しても安定した磁力を発生させることができ、この特性を利用して、エレクトロニクスや航空、自動車等の産業で広く用いられている。