6月23日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

国際連合パブリック・サービス・デー(国際連合公共サービスデー)
(United Nations Public Service Day)。 
2002(平成14)年の国際連合総会で制定された国際デーの1つ。国際連合加盟各国に対し、この日には、公共サービスが開発に果たす役割を周知するよう求めている。また、地域社会における公共サービスの価値と美徳を祝い、開発工程における公共サービスの貢献を強調し、公務員の仕事を認識し、若者が公共部門でのキャリアを追求するよう奨励する日である。この日には、アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市の国際連合本部において、公共サービスに関するパネルディスカッションが開催される。 公共サービスとは、通常は政府から市民に対して直接、公的セクター(官業、政府や地方公共団体が直営、若しくは特殊法人や独立行政法人を介した形で経営する事業体)、又は民間機関への出資を通して提供されるサービスを指す。この定義には、そのサービスが納税額に関わりなく、地域の選挙民全員に提供されるべきであるとの意義が含まれる。公共サービスの提供や公共投資である社会資本の整備は、国と地方自治体がそれぞれ分担して行なっている。そのために必要な資金は、国民からの税金や社会保険料で賄うのが原則である。政府は、集めた税金を、公共の利益のために使う。道路・公園・ダム等の社会資本の整備をしたり、警察・消防等の公共サービスを提供し治安を維持したり、生活保護・失業保険・公的年金等を提供して社会厚生を向上させたりしている。政府が公共サービスを供給するためには、その財源を確保するため徴税を行なう必要がある。国が提供するサービスの費用を負担するのは、国ではなく納税者である。但し、国のサービスの費用の負担者がそのサービスの受益者とは限らず、むしろサービスの受益者が費用を負担しないケースが多い。或いは、サービスの受益者が負担する場合でも、サービスに掛かる費用の一部だけであったりする。サービスの受益者がその費用を負担することを、受益者負担の原則という。基本的に受益者は、財・サービスの購入によって、その支払い額以上の便益(利益)を得る。公共財に対しては、その定義である非排除性(対価を支払わず財を消費しようとする行為を、実際に排除可能な性質がないもの)、或いは非競合性(消費者[利用者]達によるその財の消費が増えるにつれ、追加的な費用なしでは、次第に財の便益[質・量等]が保たれない性質がないもの)により、通常は市場の失敗が生じ、最適が実現不可とされ、従って受益者負担の適用前提条件外と考えられている。しかし、公共財の受益者に対しても、受益者負担を適用する考え方も存在し、ある特定の公共財の建設や改良を行なうことにより、特に、その利益を受けるもの(受益者)が原則として、その利益に見合った経費を負担することをいう。義務教育や一般道路、公衆衛生等、広く一般に行なわれる行政サービス、公共工事に対し、住民の能力に応じて負担する租税による負担とは異なるものである。なお、行政が受益者に負担を求める場合でも、租税と同様に法的な根拠が必要とされる。
国際寡婦デー(International Widows' Day)。
2010(平成22)年12月の国際連合総会で制定され、2011(平成23)年から実施されている。寡婦(widow)とは、夫と死別、又は離婚して、再婚しないでいる女性を意味する。別名には、寡(やもめ)、後家、未亡人等がある。この国際デーは、全ての年齢の、そして地域や文化を超えた寡婦の状況を、特別に認識することを目的としている。寡婦とその子どもへの虐待は、最も深刻な人権侵害の1つであり、今日の開発に対する障害の1つでもある。世界で何百万もの寡婦が、極度の貧困、追放、暴力、ホームレスな状態、不健康、法と慣習における差別に耐えている。広い範囲の国や宗教、民族において、寡婦は貧困状態となり、無教育や教育不足により、さらに悪化する場合も多い。教育と訓練がなければ、寡婦は自分自身やその家族を養うことができない。この国際デーは、寡婦の声や経験に注意を向け、寡婦が必要としている独自の支援を活性化させる。年金と社会保障、適切な仕事と平等な報酬、教育と訓練の機会を寡婦に提供する取組みが行なわれる。  
ドラベ症候群の日。
乳幼児期に発症する難治癲癇(てんかん)の「ドラベ症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん[SMEI])」。この難病の患者や家族で構成された、ドラベ症候群患者家族会が制定。ドラベ症候群の啓発活動、患者と家族のサポート、募金活動等をより多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、世界各国で設立されている同様の会が、6月23日を記念日としており、web等で同時に情報発信する機会となることから。ドラベ症候群とは、それまで健康であった乳児が、多くの場合は1歳までに、全身、或いは半身のけいれんで発症し、その後もけいれんを何度も繰返す病気である。けいれんは、発熱や入浴で誘発され易く、けいれんを止めるために病院で注射が必要になることも少なくない。1歳を過ぎると、その他の癲癇(てんかん)発作を合併することもあり、多くの場合、癲癇(てんかん)治療薬の効果は十分ではなく、次第に発達の伸びが鈍ってくる。
禿山の一夜(ロシア民話)。 
禿山の一夜は、「聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊チェルノボグ(スラヴ神話の死神)が現れ、手下の魔物や幽霊、精霊達と大騒ぎするが、夜明けと共に消え去っていく」というロシアの民話である。ロシアの作曲家、モデスト・ムソルグスキー作曲の管弦楽曲である交響詩『禿山の一夜』で名高い。その交響詩『禿山の一夜』は、1867(慶応3)年6月23日に完成している。なお、モデスト・ムソルグスキーによる『禿山の一夜』で登場する地霊チェルノボグは、作中では悪神としての性質は薄められているようである。 
男女共同参画週間。
「男女共同参画社会基本法(平成11年6月23日法律第78号)」の目的、及び基本理念に関する国民の理解を深めるために設けられた週間。2000(平成12)年12月26日に男女共同参画推進本部により、毎年6月23日から6月29日までの1週間と決定された。これは、「男女共同参画社会基本法」公布の日付、1999(平成11)年6月23日を起点とした1週間である。この週間に、地方公共団体、女性団体その他の関係団体の協力の下に、男女共同参画社会(男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動を参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会)の形成の促進を図る各種行事等を、全国的に実施することとされている。

ハピカジの日。
6月第4日曜日。家族みんなで楽しんで「ハッピーに家事(ハピカジ)をしましょう」と、大手住宅総合メーカーの大和ハウス工業株式会社を中核とする大和ハウスグループの1社で、東京都港区芝に本社を置き、一次取得者向けのファミリータイプのマンション開発を首都圏中心に展開する、マンション・一戸建を取扱う不動産デベロッパー(開発業者)、株式会社コスモスイニシアが提唱。梅雨で家事が億劫になり勝ちな6月に着目し、ボーナスやお中元シーズンで家のことを見直す機会だからこそ「ハピカジ」を、との考えから。6月の第4日曜日を 「ハピカジの日」 とした。株式会社コスモスイニシアは、家族みんなで楽しんで「ハッピーに家事(ハピカジ)をしよう」と提案している。ママ家事は「食事・洗濯・掃除」、パパ家事は「ごみだし・風呂掃除・窓拭き」を基本として、毎日の暮らしに欠かすことのできない家事を、ストレスなく楽しみながらでき、家族とのゆとりの時間が持てる「ハピカジ」を目指している。この日は、パパも子ども達も、忙しいママの家事を手伝って、早めに家事を終わらせ、ゆっくり家族で過ごす時間を作ろう、との趣旨でもある。
独歩忌。
新聞記者・作家・詩人・雑誌編集者、国木田独歩の1908(明治41)年の忌日。国木田独歩は、自然主義文学(19世紀末にフランスで提唱された文学理論[自然の事実を観察し、「真実」を描くために、あらゆる美化を否定するもの]に基づく作品に影響を受けた日本の20世紀前半の文学)の先駆とされる。また、現在も続いている婦人向け生活情報雑誌『婦人画報』(創刊当時は近事画報社による刊行で、現在は、メディア・コングロマリット[多様なマスメディアを傘下に収める巨大な複合企業・寡占企業]であるハースト・コーポレーションの日本子会社に当たる出版社、ハースト婦人画報社[近事画報社の後身]が刊行している)の創刊者であり、新聞や雑誌の編集者としての手腕も評価されている。筆名は独歩の他、孤島生、鏡面生、鉄斧生、九天生、田舎漢、独歩吟客、独歩生等がある。日本を代表する文豪の1人、夏目漱石は、国木田独歩の短編小説『巡査』を絶賛した他、主に短編小説を書き、多くの傑作を残した作家の芥川龍之介も、国木田独歩の作品を高く評価していた。武蔵野(現在の東京23区西部と立川以東の市部、埼玉県川越市以南の中南部、神奈川県川崎市北部の一部とされる)を主題とし、その風景美と詩趣を描き尽くした著名な随筆作品『武蔵野』や、短編小説の『牛肉と馬鈴薯』や『鎌倉夫人』等が代表作として挙げられる。