6月22日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

かにの日。
大阪市中央区西心斎橋に本社を置く、かに料理店「かに道楽」を運営する企業、株式会社かに道楽が1990(平成2)年に制定。日付は、一般的な星座占いでかに座の初日であることと、50音表で「か」の文字が6番目、「に」の文字が22番目であることから。かに料理のおいしさを広めることが目的。この日には、食事券等のプレゼントが行なわれている。「かに道楽」は、関西・関東・浜松・岡山・広島・松山の各地域にあるかに料理の専門店で、各店舗の目印は、店頭に掲げられた巨大な動くかに看板である。1962(昭和37)年に設置された、大阪市中央区道頓堀にある道頓堀本店の巨大かに看板は、大阪で人気の観光スポットとなっている道頓堀では、菓子・食品・乳製品・健康食品等を製造・販売する総合食品メーカー、江崎グリコが設置している「巨大グリコの看板(道頓堀グリコサイン)」や、フグ料理専門店「づぼらや」の名物看板、巨大なトラフグのちょうちん(「づぼらや」は、2020年[令和2]年に閉店)等と共に、派手好きな大阪を代表するものとなっている。現在3代目となる横約8m、縦約4mに及ぶ、この巨大かに看板には、「動くカニの看板を作ったものの、お金が足りなくなり、アルバイトの人が自転車のペダルをこいでカニを動かしている」という荒唐無稽な都市伝説まであるという。かには、世界中の海に様々な種類が生息し、一部は沿岸域の陸上や淡水域にも生息する。成体の大きさは数mmしかないものから、脚の両端まで3mを超すタカアシガニまで変化に富む。箱形に纏まった頭胸部に5対の歩脚(胸脚)があり、この内の最も前端の1対が鉗脚(かんきゃく、一般的に「はさみ」と呼ばれるもの)となる。触角は2対あるが、どちらもごく短い。腹部は筋肉が発達せず、頭胸部の腹面に折畳まれる。但し、それぞれ例外もある。なお、食用の「かに」として、タラバガニやヤシガニ等も知られるが、これらは正確には、一般的なかにの分類である短尾下目ではなく、ヤドカリ(巻貝の貝殻に体を収め、貝殻を背負って生活する甲殻類)と同じ異尾下目に分類される。よく見ると、歩脚が3対6本しかないように見えるが、これは第5歩脚が甲羅内の鰓室(鰓[エラ]がある空間)に折畳まれているためである。大部分が頭胸部からなる体は、背面全体が堅いキチン質(生物の外骨格に存在する、外界から身を守るバリアーとなっている物質)の頭胸甲(甲羅)で覆われる。頭胸甲の前縁から一対の柄の付いた複眼が突出し、通常は、すぐ外側の溝(眼窩)に倒して収納できる。多くのかにが「横歩き」をし、腹部はアサヒガニ等一部の分類群を除いて、頭胸甲の下側に折畳まれる。その形状から、俗に「ふんどし」とも呼ばれる。呼吸は頭胸甲の両側にある鰓で行なう為、生存には水が不可欠である。陸上生活にある程度適応したアカテガニやオカガニ類等も、たまに水分補給をする必要がある。水揚げしたかにが「泡を吹く」のは、限られた水を繰返し使っている内に、水分の蒸発や鰓の粘膜成分が混じる等が原因で、粘着性が出て泡となったものである。但し、陸生種は長時間の乾燥に耐え得るので、泡を吹くことは少ない。また、水中に居るかには泡を吹かない。茹でると殻が赤くなるのは、甲羅の中で通常たんぱく質と結び付いているアスタキサンチンという色素が、加熱によりたんぱく質と分離するからである。多くの種類が食用に漁獲され、料理法はしゃぶしゃぶ、刺身、焼き物、カニ汁、鍋料理等、多種多様である。蒸したり茹でたりして殻を割って食べることもあるし、身を解してサラダ、チャーハン等の具材にもする。かにの殻を割るための道具としてクラブクラッカーがある他、かにを食べるための専用の道具として、カニスプーンやカニフォークがある。殻をむく手間を省くため、脚はむき身や半むき身(ハーフポーション)の状態で供されることもある。かにの流通形態には、生の他、冷凍品(まるごとのもの、脚、爪等部位を分けたもの等)、缶詰等がある。また、雑炊の素等、他の食材と組合わせて、乾燥した身を入れているものや、かにの茹で汁を基にしたダシ、濃縮スープ等も販売されている。なお、一般に、かには高級食材なので、代用品として魚肉で作るかに蒲鉾(色や形・食感をかにの身に似せたかまぼこ[魚肉練り製品])もある。かにと言えば横歩きが有名なので、横に進むものに「かに」の名が付けられる場合がある。江戸時代以降の日本では、横方向に進むオランダ語や英語のアルファベット文章のことを「蟹文字」と称していた。また、第一脚のいわゆる「はさみ」が目を引く特徴であることから、日本の童謡である『あわて床屋』では、かには鋏を持って床屋をやっていたり、エレベーターや列車等に設置されている自動ドアは、ドアに指を挟まぬよう警告するステッカーが貼られていることがあるが、そのステッカーの絵が、人の手がかにに挟まれている絵であったりもする。
DHAの日。
水産事業、食品事業等を手掛け、ドコサヘキサエン酸(DHA)等の水産機能性油脂の研究開発も行なう水産加工会社、株式会社マルハニチロ食品(現在は、東京都江東区豊洲に本社を置く大手食品会社、マルハニチロ株式会社の一部門)が制定。ドコサヘキサエン酸(DHA)は、イワシやサバ、アジ等の青魚の魚油に多く含まれ、体内で合成できないα-リノレン酸を原料として生合成される必須脂肪酸(体内で他の脂肪酸から合成できないために、摂取する必要がある脂肪酸[脂質の構成成分]の総称)で、中性脂肪やコレステロールの低下、学習効果等が認められ、魚に多く含まれていることから、マルハニチロ食品の調達力と共に高度な技術が、食品や製薬、化粧品等に活用されている。日付は、ドコサヘキサエン酸(DHA)が、6つのシス型(結び付きが同じ向きになっているタイプ)の二重結合(2個の原子が、互いに2つの原子価によって結合しているもの)を含む、22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称であることから。炭素を含む化合物、有機化合物の基(原子団)の1つであるカルボキシル基(化学式:COOH)を分子内にもつ化合物は、カルボン酸と言われる。日本人は、昔から魚類を食べることによってドコサヘキサエン酸(DHA)を多く摂取していたが、近年は減少傾向にある。これを補うために、5つのシス型二重結合をもつ20炭素のカルボン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)と共に、サプリメント(栄養補助食品とも呼ばれる、ビタミンやミネラル、アミノ酸等、栄養摂取を補助することや、ハーブ等の成分による薬効が目的である食品)等が数多く販売されている。エイコサペンタエン酸(EPA)は、ドコサヘキサエン酸(DHA)と同じく青魚の魚油に多く含まれ、α-リノレン酸を原料とする必須脂肪酸で、血液や血管の健康維持に重要で、血液サラサラ効果が期待できる。マルハニチロ株式会社は、1880(明治13)年創業の遠洋漁業・捕鯨・水産加工大手企業、マルハ株式会社(旧社名は大洋漁業株式会社)と、1906(明治39)年創業の北洋漁業・水産加工大手企業、株式会社ニチロ(旧社名は日魯漁業株式会社)を起源とする企業で、2007(平成19)年に両社が経営統合し、2008(平成20)年の事業再編を経て、2014(平成26)年4月1日の合併により誕生した企業である。マルハニチロ株式会社が発売している魚肉ソーセージ(フィッシュソーセージとも呼ばれる、魚肉、及び鯨肉の原材料に占める重量の割合が50%以上の、魚肉のすり身をケーシングに入れ加熱した、ソーセージに似た加工食品)、「DHA入りリサーラ」は、1本当たりドコサヘキサエン酸(DHA)850mgを含み、業界初となる特定保健用食品のソーセージである。 
グラスタワーの日。
イベント事業等を手掛ける「Tower Crafts」を運営するシャンパンタワー職人、小泉智が制定。シャンパングラスを何段も重ね、そこにシャンパン等を上から注ぎ入れ、パーティー等を華やかに演出するグラスタワー。その第一人者で、さまざまなグラスタワーを創作してきた小泉智の目標は、日本中の結婚式やパーティー等で、グラスタワーイベントを行ない、グラスタワーの認知度を向上させること。日付は、ジューンブライドである6月と、22日を「夫婦」と読む語呂合わせで、ウェディングシーズンに最適であることから。感謝と幸せの象徴であるグラスタワーには、日本古来の結婚式で行なわれる「水合わせの儀」と同じ意味合いがある、とも言われている。シャンパン用のグラスには、クープとフルートがある。クープはボウルの部分が浅い、脚付きのグラス。フルートは細長いグラスで、スマートで泡立ちがよく見える。グラスタワー、又はシャンパンタワーには、主にクープが用いられ、グラスをピラミッド状に積上げてタワーを作る。