6月14日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

映倫発足の日。
1949(昭和24)年6月14日、映画倫理規定管理委員会(現:映画倫理委員会、略称:映倫)が発足したことから生まれた日。映画倫理委員会(映倫)は、主に映画作品内容を審査し、レイティング設定(番組規制基準)等を行なう自主規制組織である。映画館やレンタルビデオショップで見られる『R-15』等がレイティング設定で、日本の場合は、映画倫理委員会(映倫)が定めた3種類、『PG-12(12歳未満の鑑賞には成人保護者の同伴が適当)』『R-15(15歳未満の入場又は鑑賞禁止)』『R-18(18歳未満の入場又は鑑賞を禁止)』がある。レイティングは主に、アメリカの倫理基準を参考にした独自のものであり、申請者は、審査結果に異議がある場合は再審査を請求できる。規程では、質の批評は行なわないことになっているものの、基準には時代の流れが反映される。1990年代前半には、フランス映画『美しき諍い女』により性表現が、1990年代後半から2000年代は、中学生同士が殺し合うという内容の日本映画『バトル・ロワイアル』を始めとした暴力表現や、架空の歴史を辿った日本にある街を舞台に移民達を描いた日本映画『スワロウテイル』等の、反社会的表現が規制の対象になった。2008(平成20)年に出されたメイプルソープ事件(アメリカの写真家ロバート・メイプルソープの写真集を、日本の税関が「わいせつ図画」に当たると判断し、没収した行為の妥当性を巡り、没収処分を受けた出版社社長の男性と日本国政府が争った事件)の最高裁判所判決により、わいせつ基準が緩和され、それに伴ない、映画倫理委員会(映倫)の基準も緩和された。2009(平成21)年5月、「映倫の大改革」に伴ない、区分名称が変更された。「G」は、全ての年齢層が鑑賞可能な区分で、1998(平成10)年5月以前の一般指定、及び、1998(平成10)年5月から2009(平成21)年4月末までの、一般指定を改定したものに相当する。「PG12」は、12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当とされる区分のことで、1998(平成10)年5月から2009(平成21)年4月末まで導入されていた、「PG-12指定」を改訂したものに相当する。「R15+」は、15歳未満の入場・鑑賞を禁止する区分のことで、いわゆる15禁と呼称される。「R18+」は、18歳未満の入場・鑑賞を禁止する区分のことで、いわゆる18禁や成人映画と呼称される。「R18+」よりも過激な描写が収録されている映画は、映倫より審査適応区分外として扱われる。日本国内で制作・上映される映画作品の内容を審査し、パスしたものについては、映画本編(予告編含む)の題名、若しくは最後の右下(左下の場合あり)に「映倫マーク」(楕円形の中に「映倫」の文字と、審査番号が記されたもの)を表示することができる。表示された作品について、映画倫理委員会(映倫)は審査の責任を負う。審査をパスできなかった、或いは、受けていない作品が、映倫マークを使用することは許されない。映画倫理委員会委員の平均年齢が60歳以上、近年まで女性が委員に起用されなかったこと等、審査体制が時代にそぐわなくなっていることが度々指摘されている。また、基準の不透明さや、本来行なわれない筈の質の批評が行なわれていることも問題視されている。
手羽先記念日。 
愛知県名古屋市を中心に手羽先店チェーン「世界の山ちゃん」を展開する企業、株式会社エスワイフードが制定。日付は、1981(昭和56)年の「世界の山ちゃん」の創業記念日から。手羽先唐揚げは、鶏の手羽先をから揚げにした料理である。日本各地で食べられているが、特に、中京圏(愛知県名古屋市、及びその周辺地域)で多く食べられる。鶏の手羽先(羽先)をから揚げにしてタレを塗り、塩・胡椒・白ごま等を振掛けて仕上げる。パリパリとした食感とスパイスの効いた味が特徴で、酒肴として食べられる。中京圏で「手羽先」というと、鶏(肉)の部位ではなく、この料理のことを指す場合が多い。元々、ダシを取るためだけに使われていた手羽先をから揚げにしてタレを付け、メニューとして客に出してみたところ、その手軽さが受けたことから、メニューとして定着し始めたという。また、鶏肉を仕入れ忘れ、苦肉の策で手羽先を用いたことから、と紹介される場合もある。鶏の手羽は翼の部分で、以下の3つの名称がある。手羽先では、肉は殆ど無く、多くがゼラチン質と脂肪である。このため、主にから揚げ、煮込み、ダシに使用する。人間の肘から指先までの部分に該当する。手羽先から手羽中の部分を除いた先端部分は「手羽端」という。手羽中では、肉と共にゼラチン質部分が多い。肉を骨から一部離して裏返し、骨を手で持って食べ易くしたものを「チューリップ 」と呼び、から揚げにする。これを開いたものが手羽中開きで、手羽中開き、若しくは、手羽中を串に刺したものをイカダ串と呼ぶ。さらに、手羽中を二つ割にしたものをチキンリブ、又はチキンスペアリブとも呼ぶ。人間の肘と手首の間の部分に該当する。手羽元の別名「ウィングスティック」で、骨と肉と皮が程々にあるために正肉に近く、他の料理の具としたり、から揚げや煮物にも適する。人間の肘と肩の間の部分に該当する。手羽元を使用したチューリップも存在する。「うまい・安い・早い」居酒屋料理として、全国に進出著しい名古屋名物が「手羽先」である。昔は見向きもされなかった手羽先肉を活用した、実利と工夫が大好きな名古屋人ならではの名物と言える。唐揚げといっても衣はつけず、手羽先肉に軽く下味をつけて素揚げし、甘辛いタレと胡椒、ごまをかけるだけのシンプルさが身上となっている。作り方の特徴は「2度揚げ」にあり、最初は低温でじっくり揚げ、次に高温でさっと揚げるため、中はふっくら・外はカリッとした食感です。程よいスパイシーさが後をひくおいしさで、特に、ビールとは相性抜群と評判であり、手に取って豪快にバリバリと食べるのがよい。軟骨の部分までおいしく食べられる。また、デパ地下にもテイクアウト専門店が出店しており、土産品としても人気がある。手羽先の2大チェーン店としては、「世界の山ちゃん」と「風来坊」が挙げられる。今では各地に店舗があり、海外進出もしている。「名古屋に手羽先あり!」と全国に知らしめたのが、「世界の山ちゃん」とされる。創業は1981(昭和56)年で、愛知県名古屋市中区新栄に、小さな屋台のような店をオープンしたのが始まりである。今では、北海道から九州まで店舗があり、名古屋のピリ辛手羽先の人気を不動のものにした。「世界の山ちゃん」の手羽先は、手羽の先までが付いている形で、V字型をしている。皮にたっぷりと胡椒がまぶしてあって、この辛さが後を引く。特に、若い世代に人気があるという。名古屋の手羽先は、1963(昭和38)年に創業した「風来坊」が元祖と言われる。当時、手羽先と言えば、スープの材料位にしかならなかった。その手羽先を唐揚げにし、タレをつけることを、「風来坊」の現会長が思い付き、独特のスタイルを生み出した。「風来坊」は名古屋には固定ファンが多く、「風来坊の手羽先以外は食べない」という人も多いという。手羽先の先部分がなく、肉の部分のみが丸く揚げてあるのが「風来坊」の特徴となっている。上にゴマがたっぷりかかっているのが特徴で、この2点から、名古屋人の殆どが「山ちゃん」か「風来坊」かを見分ける、とされる。辛さの中に甘みがあり、食感も少し柔らかく、甘くてしっとりしているので、特に子ども等に人気がある。
へきなん赤しその日。
愛知県の旧碧海郡5市(刈谷市・安城市・高浜市・碧南市・知立市)を管轄する農業協同組合、あいち中央農業協同組合(JAあいち中央)の碧南しょうが・しそ部会が制定。愛知県の赤しその出荷量(生食)は全国第2位で、市町村別では、碧南市は県内第1位を誇る。記念日を通して、市場や消費者からの評価も高い碧南市の赤しその地名度を上げ、PR活動に役立てることが目的。日付は、赤しそは主に梅干しの色付けに使用され、その一番の需要期は6月の初め頃。これに14日を「いい紫蘇(し[1]そ[4])」と読む語呂合わせから6月14日としたもの。碧南市での赤しそは、昭和20年代から栽培されていたが、平成に入り、赤しその上部10㎝程度を茶刈り機で刈取り、洗浄、脱水し、300gの袋詰めで出荷するようになって、手間が掛からず梅干用や赤しそジュース等で利用され、中京地区のみならず、京阪神地区や関東地区等でも販売されるようになった。中国大陸が原産で、芳香性の一年生草本、しそは、食用にする葉の色により赤しそと、その変種の青しそがあり、大葉は青しその別名である。有機化合物のペリルアルデヒドに由来する、特有の香りと辛味を持った、和風ハーブの代表格とされ、赤や青や紫等を呈する水溶性の色素群、アントシアン系の赤橙色のシアニジンという色素成分を含むものが赤しそである。日本では、梅干しを作る際に、梅の成分であるクエン酸により、シアニジンが強く赤く発色することで、梅干しの発色や漬物の色付けに使う。葉を乾燥させたものは、七味唐辛子に配合されることもある他、ふりかけ等にも用いられる。