6月14日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

世界献血者デー(World Blood Donor Day)。 
ABO式血液型を発見したオーストリア=ハンガリー帝国生まれのユダヤ人の病理学者・血清学者、カール・ラントシュタイナーの誕生日、1868(慶応4)年6月14日を記念して、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)、世界献血団体連盟(FIBDO)、国際輸血学会(ISBT)が2004(平成16)年に制定した。世界保健デー(World Health Day) や世界結核デー(World TB Day)、世界マラリアデー(World Malaria Day)、世界禁煙デー(World No-Tabacco Day)等と共に、世界保健機関(WHO)により執行される、公的なグローバル・ヘルス運動8つの内の1つである。毎年、6月14日に世界中の国々で行なわれている。この行事は、安全な血液や血液製剤(ヒトの血液を原料として製造される医薬品)の為の需要の認識を高め、自発的な血液の救命的な提供を献血者に感謝することにある。世界献血者デー(World Blood Donor Day)を行なうことは、カール・ラントシュタイナーの誕生日を記念することと同時に、国家レベルや地球レベルで行なうために、全ての献血者に偉大な機会をもたらしている。輸血と血液製剤は、毎年何百万もの命を救う手助けをしている。生命の脅威に晒されている患者が、長く高いクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)と共に生きられるようにし、支援は、医療処置や外科手術の複合体である。母性と周産期(妊娠、出産、産後の期間)ケアにおける、極めて重要な生命維持の役割もある。安全で十分な血液と血液製剤の確保は、分娩中や出生後の深刻な出血による死亡率や障害を減らす手助けができる。多くの国で、安全な血液が十分供給されておらず、品質と安全も守る一方で、血液事業は重要な血液を得る難題に直面している。十分な供給は、有志の報酬のない献血者による日常的な献血を通じて、確実なものにできるに過ぎない。世界保健機関(WHO)の目標は、全ての国が2020(令和2)年迄に、有志の無報酬の献血者からの血液提供で全てを賄うことである。2014(平成26)年、73ヶ国が依然、家族や有償の献血者に大きく依存している状況の中で、60ヶ国は約99%から100%の有志で、無報酬の献血者を基本とした全国的な血液供給を行なっている。ABO式血液型は、最も初期に発見された血液型分類である。A、B、O、ABの4型に分類するもので、血液の種類を表わす型ではない。 赤血球の表面には、250種以上の表面抗原があるが、A/B型抗原はその代表的な抗原である。赤血球の表面にA抗原があるとA型、B抗原があるとB型、AとB、両方の抗原があるとAB型、両抗原が無いとO型とする。 逆に、血漿中には、各抗原に反応する抗体があり、通常、A型の血漿中には抗B抗体があり、B型の血漿中には抗A抗体があり、AB型の血漿中には抗A抗体も抗B抗体のどちらもなく、O型の血漿には抗A抗体と抗B抗体両方が存在する。1900(明治33)年にカール・ラントシュタイナーが発見し、翌年の1901(明治34)年11月14日に論文発表した。カール・ラントシュタイナーは、まず自身の血液型をA型と名付け、残りの血液型をそれぞれB型、C型と名付けた。1902(明治35)年にカール・ラントシュタイナーの弟子、アルフレッド・フォン・デカステロとアドリアノ・シュテュルリによって、第4の型が追加発表された。さらに、1910(明治43)年に、第4の型にはAB型という名称が与えられ、C型の名称はO型に変更された。なお、C型をO型に変更した理由は、数字の「0」(ゼロ)ではなく、ドイツ語の「ohne」(「 - ない」等の意味)の頭文字である可能性が指摘されている。カール・ラントシュタイナーは、ABO式血液型を発見した功績により、1930(昭和5)年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。日本人のABO式血液型の分布は大まかに、A型が40%、B型が20%、O型が30%、AB型が10%である。ABO式血液型の分布は、母集団(地域や人種)によって差が大きく、例えば、アメリカ大陸の先住民族であるインディアン、及びインディオは、特にO型比率が高く、部族によっては100%を記録していた。また、世界的には、A型はヨーロッパ、B型はアジア、O型はアフリカに高い分布を示している。血液型と病気の関連性については、1980年代には持て囃されていたが、人間(ヒト)のもつ全ての遺伝子の情報、ヒトゲノムの全ての塩基配列(核酸[生物の細胞内に存在し、たんぱく質生合成、及び生物の遺伝現象に関与している重要な物質で、DNAと略されるデオキシリボ核酸と、RNAと略されるリボ核酸の2種がある]の分子内での、4種ある塩基の並ぶ順序で、遺伝情報の発現はこれによる)を解析するための国際的計画、ヒトゲノム計画が終りつつあった2000(平成12)年、イギリスの総合科学雑誌『Nature』(世界で特に権威のある学術雑誌の1つと評価されており、主要な読者は世界中の研究者である)に総説が掲載され、その内容は「胃腸管に関する幾つかの形質に弱い相関が確認できるが、血液型と疾患の相関については、再現性よく示されたものは無い」というものであった。その後の研究では、健康面(ストレス抵抗性や病気のリスク)へ影響がある、という報告は存在している。
開発支援ツールの日。 
コンピュータのシステム開発の時に使われる開発支援ツールの普及を目的に、開発支援ツール普及委員会、及び、東京都葛飾区新小岩に所在する、コンピュータソフト関連メーカーの株式会社【A HotDocument】(ア ホットドキュメント)が、2007(平成19)年に制定した。ドキュメント(ソフトウェア[情報システムを構成する要素で、プログラムのこと、或いは、物理的な要素であるハードウェアを除いた無形の要素全ての総称であり、ソフトウェアは、多くの場合、コンピュータプログラムと同じ意味で用いられる]の仕様書、開発の過程を記録した文書、使用方法の説明書等の総称)自動生成ツールで、VBやC#、Java等、多くのプログラム言語から最高品質のドキュメントを自動生成する【A HotDocument】は、世界中で使われている開発支援ツールの1つとなっている。記念日の日付は、その発売開始日となる、1996(平成8)年6月14日に由来する。ドキュメント自動生成ツール【A HotDocument】の企画、開発、販売を中心に活動することを目的として設立された企業、株式会社【A HotDocument】は、複雑化するシステム開発現場において、少しでも作業の効率化ができる開発支援ツールを作りたい、と強く願っている。開発支援ツールとは、情報システムの開発の一部を自働化、効率化して、開発者の負荷を軽減するためのソフトウェアのことである。要件定義や、設計、開発、テストというシステム開発の流れ(開発プロセス)に沿って、設計ツールやプログラミング支援ツール、テスト支援ツール等、さまざまな開発支援ツールがある。また、CASE(Computer Aided Software Engineering)ツールと呼ばれる統合的な開発支援ツールもあり、開発プロセスの複数の段階に跨って開発を効率化できる。