6月13日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

はやぶさの日(続き)。
2018(平成30)年6月27日、小惑星 「リュウグウ(162173)」の上空20kmの位置に到着した『はやぶさ2』は、同2018(平成30)年の9月21日、着陸用小型ローバー2台を地表に向けて投下し、いずれも着地に成功すると共に、少なくとも1台が小惑星 「リュウグウ(162173)」地表をジャンプして、移動したことも確認された。着地後、着陸用小型ローバーは、投下直後の『はやぶさ2』や、ジャンプ中に撮影した小惑星 「リュウグウ(162173)」地表の写真を、上空200kmの『はやぶさ2』に送信した。小惑星上で探査機が、着陸・移動・写真撮影に成功したのは、いずれも世界初となる。そして、2019(平成31)年2月22日には、『はやぶさ2』は、小惑星 「リュウグウ(162173)」への1回目の着陸に成功した。さらに、小惑星 「リュウグウ(162173)」到着後から約1年半に亘って滞在し、地表への着陸や、生命の元となる有機物が含まれていると見られる小惑星内部の砂の採取に挑み、2019(令和元)年11月13日には、帰還運用が開始され、小惑星 「リュウグウ(162173)」からの離脱開始を確認した。そして、『はやぶさ2』は、2020(令和2)年12月6日に地球へ帰還し、サンプルリターンに成功した。『はやぶさ2』本体は地球を離れ、別の小惑星へ向かう拡張ミッションに移行した。
FMの日。
「F」がアルファベットの6番目、「M」が13番目であることに由来する。これは、情報を搬送波(情報[信号]を搬送する[送る]ための波[波動])の周波数(1秒間に繰返す波の数)の変化で伝達する変調方式(情報を記録・伝送する際、情報、及び記録・伝送媒体の性質に応じて、情報を最適な電気信号に変換する操作の方式)である「周波数変調(FM)」の起こりとは無関係で、制定年も不明となっている。ラジオには、AM放送とFM放送がある。発振機で発振したままの電波は、一様な正弦波(周期的変化を示す波動)である。何も情報が乗っておらず、受信しても「電波が有る/無い」しか分からない。発振機で発振したままの正弦波の「振幅」、つまり電圧の強さを、音声等により変化させて情報を載せる方法を「振幅変調」という。これが「AM」である。電波に音声を乗せる方法としては、最も古くに開発され、現在では、中波や短波の放送、航空無線等に使われている。発振機で発振したままの正弦波の周波数を、音声等により変化させて情報を載せる方法を周波数変調といい、これが「FM」である。AM方式より電波の幅が広く必要で、ラジオの回路も複雑になってしまうが、音質が良いために、音楽等を放送するのに適している。AM放送では、アナウンスを主眼に考えられており、20Hz~7.5kHz位までの周波数の音声を電波に乗せるのに対して、FM放では、音楽まで考慮し、20Hz~15kHz位までの周波数の音声を電波に乗せている。このため、FM放送の方が高音域まで聞こえる。また、ノイズは振幅の成分で混入してくるものが多いので、FM放送の方がノイズに強い方式となる。AM放送は、 526.5kHz~1606.5kHzの中波の電波を使用して行なわれ、「中波放送」とも呼ばれる。それより高い周波数の短波でも、AM方式の電波を使用した放送が行なわれており、「短波放送」と呼ばれる。AM放送は、FM放送やテレビ放送がまだ無い頃、電波を使った最初の放送として始まった。そのため、報道、娯楽、音楽、教育等、放送で行なうもの全てが含まれた総合的な内容となっている。中波帯の電波は、夜間には電離層(地球を取巻く大気の上層部にある、電波を反射する性質を持つ層)で良く反射されるようになり、遠方まで届くようになる。FM放送は、76~90MHzのVHF(超短波)の電波で行なわれている(1MHz = 1,000kHz)。VHF帯の電波は、殆ど電離層では反射されないため、送信所から見通せる範囲内への放送が主になり、1つの都道府県内に放送を行なう「県域局」という放送局が多くなっている。音質が良いことと、ノイズに強いことを利して、音楽番組が多くなっているのも、FM放送の特徴である。 
無意味の日。 
「無意味(む[6]い[1]み[3])」の語呂合わせ。意味とは、言葉(単語・用語等)が持っている概念のこと、ある行動や発言が持つ必要性、若しくは、それが行なわれた理由のこと、ある物(物体やシステム等)が存在する必要性や理由のこと、等の概念である。無意味とは、意味のないこと、或いは、価値なく、つまらないことや、また、そのさまをいう。英語の「ナンセンス(nonsense)」と同義で、あまり意味を持たない、或いは、間違った相手の考えを否定するような時に使用される。
いいみょうがの日。
古くから薬味として珍重されてきた「みょうが」。その全国1位の産地である、高知県の園芸農業の生産者や関係者で構成され、生産者の経営安定と向上を基に、生鮮園芸品の消費地への安定供給を行なう高知県園芸農業協同組合連合会(高知市仁井田字新港に所在)が制定。1年を通じて栽培が盛んな「高知県産のみょうが」を、より広くPRすることが目的。日付は、6月は「みょうが」の旬の時期で、生産量が増えることと、13日を「1」と「3」で「いい(1)み(3)ょうが」と読む語呂合わせから。「みょうが」は、ショウガ科ショウガ属の多年草で、食用として利用される。東アジア(温帯)が原産で、日本の山野に自生しているものもあるが、人間が生活していたと考えられる場所以外では見られないことや、野生種がなく、5倍体(倍数性とは、生物の生存に必要な最小限の染色体の1組[ゲノム、生殖細胞に含まれる染色体、若しくは遺伝子全体]を何セット持つかを示す概念で、基本数 x = 11、2n = 5x = 55)であること等から、大陸から持込まれて栽培されてきたと考えられる。花穂、及び若芽の茎が食用とされる。通常、「花みょうが」や「みょうが」と呼ばれるものが花穂で、内部には開花前の蕾が3個から12個程度存在する。そのため、この部分を「花蕾」と呼ぶ場合もある。一方、若芽を軟白し、弱光で薄紅色に着色させたものを「みょうがたけ」と呼ぶ。独特の香りが好まれ、また、特有の紅色が目を楽しませる。これにより、香辛菜として蕎麦・素麺・冷奴等の薬味として利用される。その他、天ぷらや酢の物、味噌汁の具等、独立した食材としても用いられる。夏が旬の野菜である。 農家では、山椒やミツバ等と並び、果樹園・裏庭・屋敷林の木陰に、薬味として、育てておく代表的な植物である。俗に、「食べると物忘れがひどくなる」と言われているが、学術的な根拠はなく、栄養学的にそのような成分は含まれていない。逆に、近年では、香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっている。無機成分では窒素とカリウムが多く含まれ、食物繊維(粗繊維)が多い。名前の由来としては、大陸から主に香辛料として使われるショウガと共に持込まれた際、香りの強い方を「兄香(せのか)」、弱い方を「妹香(めのか)」と呼んだことから、これが後に「ショウガ」「ミョウガ」に転訛した、との説が有力である。東京都文京区に、茗荷谷という地名があるが、これは、江戸時代に早稲田(江戸牛込村字早稲田、現在の東京都新宿区の広域地名)からこの辺りまで広がる茗荷畑を見下ろす谷であったことに由来する。領地のために命を張った戦国武士等は、戦闘で命が残る「冥加」(神仏からの加護)にかけて、「茗荷」の紋を好んで使用した。その事例として、「影茗荷」「鍋島茗荷」等があり、一般的に広まっている家紋として、十大家紋の1つに挙げられている。また、みょうがの煮汁は、しもやけ(身体の一部が冷えたために、膨れて硬くなったり、その部分が痒くなったり、熱くなるような感覚を覚える現象)治療の民間療法に用いられた。