6月10日 記念日 その8 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

露点計の日。
神奈川県川崎市高津区二子に本社を置く、気体中の水分管理事業を手掛ける企業、株式会社テクネ計測が制定。株式会社テクネ計測は、露点計を始めとした各種計測器の製造や販売、メンテナンス等を行なっており、海外の酸素計や湿度計等の日本総代理店として、その販売も行なっている。社名の「テクネ」とは、英語の「テクニック」の語源となったギリシャ語の「テクネ」から、創業者により考案されたものである。露点計とは、気体中の水分量を計測する機器のことで、産業界では露点計測をすることで製品の品質が向上し、歩留まりが改善され、製造効率が上がる等、より環境にやさしいモノづくりに貢献している。記念日を通して、露点計測による様々なメリットや、露点計に関する基礎知識、正しい使い方、校正の重要性を広めることが目的。日付は、6月10日の「6」と「10」で、「露点(ろ[6]てん[10、ten])」と読む語呂合わせから。
こどもの目の日。
東京都千代田区神田猿楽町に事務所を置く、公益財団法人日本眼科学会と公益社団法人日本眼科医会、及び、関連諸団体が力を合わせ、視覚の重要性、それを支える眼科医療の先進性や社会貢献性等について、広く国民に啓発活動を行なうことを目的に設立された日本眼科啓発会議が制定。子ども達の視力の成長を見守り、生涯に亘り目の健康を維持増進する基礎を培うこと、デジタル機器に触れる子ども達の近視の発症や進行を予防すること、そして、それらに関わる健全な視力を保つための知識と行動を、多くの人に啓発することが目的。日付は、生まれたばかりの乳児も、6歳くらいまでには視力1.0に成長する一方、1.0に成長していない「弱視」の発見・治療や、低年齢化する近視の発症の予防にとって、「6歳。視力1.0」は大切な節目との考えから、「6」と「10」を日付にした6月10日としたもの。
ヘルスケアオープンイノベーションデー。
イノベーションを追求し、医療の発展に貢献することを目指すヘルスケアカンパニー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(アメリカ合衆国東部、ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、製薬、医療機器、その他のヘルスケア関連製品を取扱う多国籍企業)日本法人グループ(本社所在地は、東京都千代田区西神田)が制定。ヘルスケアイノベーションを生み出すためには、企業や研究機関等、業界を超えたコラボレーションが重要、との考えの下、記念日を通してイノベーション(サービスやビジネスモデル等に、新しい価値を生み出す変革)への投資意思を明確にすると共に、さまざまなパートナーを募っていくという、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループの姿勢を示すことが目的。日付は、ヘルスケアイノベーションで人々が健康でいられる時間を1日でも長くなるように、という願いを込め、「時の記念日」である6月10日としたもの。また、健康寿命延伸に寄与するアイデアを募るコンテスト(クイックファイアーチャレンジ)の日本における初の受賞者発表の日が、2023(令和5)年6月10日であることもその由来。
BLACK無糖の日。
兵庫県神戸市中央区港島中町に本社を置く、缶コーヒーを中心とした飲料の製造・販売等を手掛ける企業、UCC上島珈琲株式会社が制定。日付は、6月10日の「6」と「10」で、「無糖(む[6]とう[10、十])」と読む語呂合わせから。「UCC BLACK無糖」は、日本で初めての缶入り無糖コーヒーで、1994(平成6)年の発売以来、多くのファンに愛され続けてきた。缶入りブラックコーヒーのパイオニアとして、自社を代表する商品の1つである「BLACK無糖」ブランドを、より多くの人に知ってもらい、コーヒー本来の味を存分に楽しめる、無糖コーヒーの素晴らしさを伝えることが目的。2024(令和6)年、「UCC BLACK無糖」は発売30周年を迎えた。1969(昭和44)年に世界初のミルク入り缶コーヒー、「UCCコーヒーミルク入り」を発売したことでも知られる、UCC上島珈琲株式会社の呼称「UCC」は、社名の英語表記「Ueshima Coffee Co.,Ltd.」の頭文字に由来している。コーヒー専業メーカーとしてのプライドをかけ、本当においしい珈琲を缶コーヒーとして表現した商品が「UCC BLACK無糖」である。コーヒー本来の味わいを楽しんでもらうために、BLACK無糖はレギュラーコーヒー100%に拘っている。
ReBorn60の日。
東京都新宿区四谷に所在する協同組合、日本写真館協会に事務局を置き、還暦世代となる60代の人々を応援する企業・団体・個人を会員とする「ReBorn60をすすめる会」が制定。日付は、還暦の「60」を「六十(ろくじゅう)」と読んで6月10日としたもの。昔、長寿のお祝いであった還暦の60歳は、今ではまだ若く健康で、家庭でも社会でも一線で活躍する人が多い。一方、60代は勤務先の定年や再雇用等、第二の人生のスタートとも言われる。人生の大きな節目となる60代の人々に、社会全体で「ReBorn(リボーン = 生まれ変わった)」、まさに「第二の人生のスタートに乾杯!」とエールを贈ることが目的。還暦は、滅多にない長寿として、鎌倉時代からお祝いされていた、と言われる。その意味は、60年生きて、干支(えと)が生まれた年に戻る( = 還)数え年61(現在の満年齢60)のことである。日本写真館協会では、これまで「60代の肖像を残そう!」として「ReBorn60」運動に取組んできた。この運動をさらに社会に浸透させ、60代の人々の第二の人生の出発を応援する活動として、この記念日の制定を行なった。
火薬類危害予防週間。
6月10日から6月16日まで。火薬類業界の保安活動を促進し、火薬類による災害・事故を防止し、公共の安全を確保することを目的として、経済産業省が毎年度実施するもので、この期間中に、各地の実情に即した行事を行ない、火薬類の危害予防意識の高揚を図る。危害予防週間を周知するためのポスターを作成し、これら各機関等に配布する。各機関等においては、実施要領に基づき、各地の実情に即した行事を行ない、立入検査等を実施し、「火薬類取締法昭和25年5月4日法律第149号)」に基づき、火薬類の製造、販売、貯蔵、運搬、消費、その他の取扱いについて、法令遵守を徹底するよう指導し、火薬類の危害予防意識の高揚及び保安活動の促進を図る。また、例年、各産業保安監督部や都道府県において、保安講習会、保安功労者に対する表彰等が実施される。
源信忌、惠心忌。
平安時代中期の天台宗の僧侶、源信の1017(寛仁元)年の忌日(旧暦)。現在の滋賀県大津市にある比叡山横川の恵心院に住んだため、惠心僧都とも呼ばれる。源信は、浄土教(阿弥陀仏の極楽浄土に往生し成仏することを説く教え)の観点より、多くの仏教の経典や論書等から、極楽往生に関する重要な文章を集めた仏教書『往生要集』を著して、後の浄土教成立の基礎を築いた。死後に極楽往生するには、一心に仏を想い念仏の行をあげる以外に方法はないと説き、また、この書物で説かれた厭離穢土、欣求浄土の精神は貴族・庶民らにも普及し、後の文学思想にも大きな影響を与えた。なお、厭離穢土とは、この娑婆世界を「穢れた国土」(穢国)として、それを厭い離れるという意味であり、欣求浄土とは、阿弥陀如来の極楽世界は清浄な国土であるから、そこへの往生を切望するという意味である。 
薄桜忌。
大正・昭和・平成にかけて活躍した作家・随筆家、宇野千代の1996(平成8)年の忌日。「薄桜忌」の名称は、岐阜県本巣郡根尾村(現在は、岐阜県本巣市の一部)にある、樹齢1,500年以上のエドヒガンザクラの古木「薄墨桜(淡墨桜)」を、宇野千代がこよなく愛したことに由来する。1975(昭和50)年に長編小説『薄墨の桜』が刊行された他、生前に薄墨桜の保護を訴え、活動していた。この日には、墓参や寺院での法要、生家での偲ぶ会等が行なわれる。宇野千代は多才で知られ、編集者、着物デザイナー、実業家の顔も持った。晩年に到るまで旺盛な活動を続けた、女性実業家の先駆者でもある。作家の尾崎士郎や梶井基次郎、画家の東郷青児や北原武夫等、多くの著名人との恋愛・結婚遍歴を持ち、その波乱に富んだ生涯は、さまざまな作品の中で描かれている。