6月9日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

まがたまの日。
古くから健康を守り、魔除けとなり、幸運を招くとされる勾玉(まがたま)。その出雲型勾玉を、皇室や出雲大社に献上している、島根県松江市嫁島町に本社を置く企業、株式会社めのやが制定。日付は、数字の「6」と「9」の形がまがたまの形と似ていることから、この2つの数字を組合わせた6月9日と9月6日を「まがたまの日」とした。株式会社めのやは、パワーストーン、天然石のオリジナルアクセサリーショップ「アナヒータストーンズ」を全国に展開している。勾玉(曲玉とも表記される)は、先史・古代の日本における装身具の1つである。祭祀にも用いられたと言われるが、詳細は分からない。語の初出は記紀(奈良時代に編纂された日本の神話や古代の歴史を伝えている重要な歴史書、日本最古の歴史書『古事記』と、日本に伝存する最古の正史『日本書紀』との総称)で、日本最古の歴史書『古事記』には「曲玉」、日本に伝存する最古の正史『日本書紀』には「勾玉」の表記が見られる。語源は、「曲っている玉」から来ているという説が有力である。多くは、Cの字形、又はコの字形に湾曲した、玉から尾が出たような形をしている。丸く膨らんだ一端に穴を開けて紐を通し、首飾りとした。孔のある一端を頭、湾曲部の内側を腹、外側を背と呼ぶ。その形状は、元が動物の牙であったとする説や、母親の胎内にいる初期の胎児の形を表わすとする説等がある。皇室に伝わる三種の神器(歴代天皇が継承してきた三種の宝物)の1つに、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)が数えられる。その形態は、大きな勾玉とも、長い緒に繋いだ勾玉ともされる。日本本土では、現在まで神社等でお守りとして販売されているが、沖縄ではノロ(祝女)の祭具として使用され、現代もその伝統が受継がれている。    
我が家のカギを見直すロックの日。 
東京都千代田区神田神保町に事務局を置く、防犯の要である錠の取扱い業者の団体、日本ロックセキュリティ協同組合(JL)が2001(平成3)年に制定した日。年に一度は、各人が家のカギを見直して防犯意識を高めてもらいたい、との願いが込められている。日付は、6月9日の「6」と「9」で、「錠 = ロ(6)ック(9)」の語呂合わせから。この日には、警察と連携して、各地で防犯イベント等を行ない、防犯の重要性を訴えている。錠、又は錠前は、扉等に取付けて締める機械的、又は電子的道具である。財産を守ることは、昔から世界中の人々の関心事であった。物を隠したり、常に監視したりする以上に最もよくなされた対策は、道具を使ってそれらを守ることであった。鍵のある最初の錠前として、ピン錠(ピンロック)がある。扉の穴からぶら下がったロープに錠前が通されている。穴の開いた木製の円筒状のものが鍵となる。その際、円筒の長さが重要な意味を持ち、鍵を挿し込んだ時に、中のボルトが正しい長さだけ押される。施錠する際は、ロープを引っ張って円筒の鍵を引抜き、同時にボルトを引いて締める。このような錠前を、今も使っている地域もある。ピン錠への初期の改良は、ピンの数を増やすことであった。さらに、ピンの方向を変えてロープを使わなくとも、鍵だけで開錠する力をかけられるようにした。それによって、現代のピンタンブラー錠(長さの違うピンを並べて仕掛けるタイプの錠)の原理が確立された。日本では、江戸時代に仕事が激減した刀鍛冶によって、錠前の高付加価値化が行なわれ、和錠と呼ばれる豪華な装飾と(当時の日本では)高機能な防犯性を備えた独特な錠前が作り出された。これは、開錠の仕組みその物は当時の一般的な板バネ式であるが、複数の鍵を使わないと開かない物(1つの、若しくは複数ある鍵穴に形状の違う複数の鍵を手順通りに差込む)や、鍵穴を複雑なからくり(日本における古い時代の機械的仕組み)で隠した物、そのからくりを解くと音が出る仕掛けになっている物等、趣向を凝らした作りになっている。その後、今も見掛けるウォード錠(錠の内部にウォードと呼ばれる障害が設けられており、正規の鍵は、その障害に当たらずに回転できるような形状になっているもの)が開発された。このウォード錠の鍵のデザインが、現代の鍵の元になっている。高いセキュリティが要求される場合は、錠前がある場所を隠したり、偽の錠前を設置して、盗賊に時間を浪費させる等の対策を施した。
サイバー防災の日。
東京都新宿区新宿に本社を置く、「コミュニティ型の会員制のサービス」の「LINE」(スマートフォン等の高機能端末やタブレット端末[板状の器具をタブレットと称するが、高性能で様々に利用できるタブレット形態の携帯情報端末]、パソコンで利用できるアプリケーションで、利用者が相互に本アプリケーションをインストールしておけば、通信キャリアや端末を問わずに、複数人のグループ通話を含む音声通話やチャット[英語での「雑談」のことで、コンピュータネットワーク上のデータ通信回線を利用したリアルタイムコミュニケーション]が可能である)等、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)等を提供し、インターネット関連事業・ウェブサービス事業を手掛ける企業、LINE株式会社が制定。デジタルデバイスが普及した現代、家の鍵を掛けるのと同じように、スマートフォンやパソコン、各種のインターネットサービスにおいても、利用者のサイバー(インターネットが形成する情報空間)防災意識を高めて、安全安心な利用を実現してもらうのが目的。日付は、6月9日の「6」と「9」を、セキュリティの鍵を掛けるとの意味で、「ロ(6)ック(9)」と読む語呂合わせから。記念日を制定した背景には、スマートフォンを筆頭に、デジタルデバイス(コンピュータに接続して使うあらゆるハードウェア[装置])が普及した昨今、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)アカウント(ユーザーが、ネットワークやコンピュータ、サイト等にログインするための権利)の乗っ取りやハッキング(システムやネットワークに、通常ではない方法でアクセスすること)、サービスの不正利用等、インターネット上のトラブルが増加しているという事実がある。LINE株式会社では、この日を中心に、サイバーセキュリティ(コンピュータへの不正侵入、データの改竄や破壊、情報漏洩、コンピューターウイルスの感染等がなされないよう、コンピュータやコンピュータネットワークの安全を確保すること)啓発のための施策として、「セキュリティリテラシー実態調査」や「サイバー防災訓練」等の実施を行なっている。なお、LINE株式会社は、東京都千代田区紀尾井町に本社を置く大手インターネット企業、LINEヤフー株式会社のグループ海外事業統括会社、Z中間グローバル株式会社(本社所在地は、東京都新宿区四谷)となった後、事業をLINEヤフー株式会社へ継承している。
ロックアイスの日。
千葉県八千代市村上に本社を置く、ロックアイスを中心とした氷製品・冷凍食品等を取扱う企業、小久保製氷冷蔵株式会社が制定。日付は、6月9日の「6」と「9」で、「ロ(6)ック(9)」と読む語呂合わせから。自社を代表する商品「ロックアイス」の美味しさ・多様な使い方を、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。「ロックアイス」とは、小久保製氷冷蔵株式会社が製造する「かち割り氷」のことで、氷の形状や独自の製法は、小久保製氷冷蔵株式会社が氷雪業界に先駆けて開発及び生産開始してきた。「ロックアイス」は、見た目にも一目瞭然の、透明度の高い良質な氷で、固有商品名であると同時に、小久保製氷冷蔵株式会社が保有する登録商標でもある。ハワイのスーパーで、氷が袋に詰められて売られていることをヒントに、1973(昭和48)年10月に誕生した。現在、ロックアイスは、小久保製氷冷蔵株式会社のトップブランド商品として、全国のコンビニエンスストアやスーパーマーケットの他、酒店等でも購入できる。
ザ・ロックアップの日。
東京都新宿区西新宿に本社を置き、居酒屋「北の家族」や、テーマレストラン「ザ・ロックアップ」等を運営する企業、株式会社パートナーズダイニングが制定。牢屋をイメージした、監獄個室の異次元空間で味わう創作料理が人気の監獄レストラン「ザ・ロックアップ」の魅力、楽しさを、より多くの人に伝えることが目的。日付は、6月9日の「6」と「9」で、「ザ・ロ(6)ック(9)アップ」と読む語呂合わせから。監獄個室の異次元空間で味わう、ドキドキ&ワクワク暗黒の創作料理&カクテルを堪能でき、毎夜、モンスターが徘徊するアトラクションが繰広げられるテーマレストラン「ザ・ロックアップ」は、東京都新宿区歌舞伎町、大阪市北区堂山町、愛知県名古屋市中村区名駅南、北海道札幌市中央区南3条西、埼玉県さいたま市大宮区宮町に5つの店舗を構えていたが、2022(令和4)年7月31日に全て閉店した。「ザ・ロックアップ」では、「ザ・ロックアップの日」を記念して、この日を中心に、音楽を愛する人に向けた「ロックフェス」が開催され、火山のようなボルケーノローストビーフの値引き等のサービスも実施されていた。