6月2日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

横浜カレー記念日。 
「横浜港の開港と共に、カレーも日本に入って来た」との説に基づき、横濱カレーミュージアムが制定した。横濱カレーミュージアムは、横浜市中区伊勢佐木町に所在した、全国の個性的なカレー店を一堂に集結させるという、新横浜ラーメン博物館(神奈川県横浜市港北区新横浜にあるラーメンに関するフードテーマパークで、1994[平成6]年に開館)を後追いするようなコンセプト(全体を貫く基本的な概念)で開館したフードテーマパークで、2001(平成13)年1月26日にオープンしたが、2007(平成19)年3月31日に閉館している。飲食店の他にも、カレーに関連する展示物があり、香辛料のサンプルや、エスビー食品やハウス食品、大塚食品等が使っていたホーロー看板等が館内に散りばめられていた。カレー粉・カレールウ・レトルトカレー等の古いテレビCMを見せる展示室もあった。カレーは日本では、明治時代に当時インド亜大陸の殆どを統治していたイギリスから、イギリス料理として伝わった。それを元に改良されたカレーライス(ライスカレーとも)は、「ヨーロッパ系の日本の料理の代表」を超え「国民食」と呼ばれており、故に、日本でカレーと言えば、カレーライスを指す場合が多い。インドのカレーよりとろみが強くなっているのは、イギリス海軍のメニューに採用された時、船の揺れに対応するためであったという説がある。明治時代最初期の1873(明治6)年には、早くも日本陸軍の将校生徒を養成する陸軍幼年学校において、土曜日の昼食に「ライスカレー」が導入されている。後の1908(明治41)年、イギリス海軍を模範とする日本海軍で、イギリス式のカレーが採用された。また、同時期の1910(明治43)年には、日本陸軍でも陸軍将兵全般が日常の軍隊生活で食す「兵食」として「カレー、ライス(カレー汁掛飯)」として採用され、徴兵制度の存在によって、除隊した兵士達が軍隊生活で慣れ親しんだカレーライスを、郷里の家庭等で作ったことも、カレーライスが広まる大きな要素の1つであった。日本海軍では、土曜日の昼食はカレーライスと決められていた。これは海上自衛隊にも引継がれ、週休2日制の導入前は土曜日の昼、週休2日制が導入されて以降は金曜日の昼に出されており、交代勤務となる長期航海中に、曜日の感覚を取戻すため、とも言われている。週休2日制の導入以前は、土曜日が午前中だけの半日勤務(いわゆる半ドン)であったため、給養員も午後には業務を終えての上陸・外出等に対応するため、土曜日の昼食には、調理の準備や後片付けの時間が短縮できるメニューとして、カレーライスが選ばれていた。準備や後片付けが簡単な料理の中からカレーライスが選ばれた理由も、旧海軍時代から栄養バランスの良い料理として、カレーライスが定着していたから、とされる。旧日本軍(陸海軍)から全国に広まったカレーの味は、辛さを抑えた薄味のものが一般的で、塩分や辛味は、ウスターソース等を加えることで、各自の好みに調整するスタイルであったが、1980年代に激辛ブームが起こったことで、日本のカレーの味は大きく変わったという。海上自衛隊では、毎週金曜日の昼に全ての部署でカレーライスを食べ、行事の際に来賓に振舞ったり、防衛省公式サイト等を通じて、一般へのレシピ公開を行なったり、かつて軍港のあった町の名前を冠した「海軍カレー」が、レトルト食品や缶詰製品を発売している。海上自衛隊で食されているものは「海上自衛隊カレー」と纏めて呼ばれる。現在は、各艦艇・部署毎に、先任者から独自の秘伝レシピが伝えられているため、作られるカレーライスは艦艇・部署毎に異なり、単一の味・レシピは存在しない。「XXXスーパーカレー」(XXXは艦艇番号等)というような呼び方をする。護衛艦は大型冷凍貯蔵設備を有し、食材は一般の洋食店と同等の鮮度が維持されている。陸上自衛隊でも、各部隊毎に独自のレシピによるカレーライスがあり、主に地域の特性を生かした材料等を活用しており、その代表としては、第2師団(師団司令部を北海道旭川市の旭川駐屯地に置き、北海道道北の防衛警備、災害派遣を任務とする他、民生協力、及び国際貢献活動を行なっている)の「北鎮(大雪)カレー」等が存在する。また、催事等では、一般の見学者に振舞われている。第二次世界大戦後、アメリカ空軍に倣いながらも、旧陸海軍航空部隊(陸軍航空部隊・海軍航空部隊)の元将兵らによって創設された航空自衛隊にも同様のカレーライスがあり、基地の食堂毎にアレンジしたカレーがある。なお、1982(昭和57)年、全国学校栄養士協議会が学校給食開始35周年を記念して、1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決め、この日、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことに因んで、カレーを製造する事業者の全国団体である全日本カレー工業協同組合が制定した「カレーの日」は、1月22日とされている。 
オムレツの日。
東京都中央区日本橋室町に事務局を置き、環境にやさしい業務用鶏卵商品の研究・開発を行なっている、鶏卵関連の業界団体、日本シュリンク包装卵協会(JSA)が制定。栄養バランスが優れた卵で愛情を包み込んだ料理、オムレツを通して、家族愛と健康を育む日、としている。。日付は、6月2日の「6」と「2」で、「オム(06)レツ(02)」と読む語呂合わせから。なお、シュリンクとは「縮む」という意味で、主に物流業では、商品を密封や汚れ防止等の目的で、透明フィルムで覆うことを意味する。フィルムは加熱することで、縮んで密封加工ができる。シュリンク包装卵は、日本シュリンク包装卵協会が設定した、各種の管理基準をクリアした農場で生産された卵を、同じく日本シュリンク包装卵協会が設定した管理基準をクリアしたグレーディング・パッキング・センター(GPC)で、洗卵・選別・包装した商品である。オムレツは、卵を割って溶き、塩・胡椒等で味付けをし、バターや油をひいたフライパンで手早く焼いた、代表的な卵料理である。多くは、木の葉型で中央が丸く盛上がった形をしている。食材も作り方も非常に単純で、家庭でも簡単に、かつ短時間で作ることができる。このため、特に朝食のメニューとして親しまれ、世界中どこの国でも普遍的に作られている。ただ、オムレツは焼け具合等、仕上がりの状態を均一にするのに、多少の熟練を必要とする料理であるため、主に外食チェーン店向けの業務用オムレツも市販されており、業務用のレアオムレツも市販されている。作りたてを食べるのが美味であり、また具の好みもあるので、高級ホテルの朝食では、シェフが客の好みに合わせて焼いてくれるサービスをする例も少なくない。具材を何も入れずに卵液に味付けしただけのものは、プレーンオムレツと呼ばれる。ここからさまざまな具を加えたり、各種ソースや餡をかけるもの等、非常に多くの派生形がある。オムレツの中に、ハム、ひき肉、チーズ、玉ねぎ等、野菜やミックスベジタブル(混合された野菜を用いた冷凍食品)を入れて焼いたり、混ぜて焼いたりすることもある。なお、日本国外の「omelette」、又は「omelet」と日本のオムレツは、概念が多少違い、日本国外では、溶き卵を加熱して固める料理全般を指す。そのため、日本の卵焼きや中華料理のかに玉(中華風のオムレツである芙蓉蛋)等、日本でオムレツとは別料理と見做される料理も、国外では「omelette」である。同様の卵料理で、成形されていないものは、スクランブルエッグと呼ばれる。鶏卵に食塩やコショウ等の調味料を加え、かき混ぜながら炒めた料理、スクランブルエッグは、最初に卵を撹拌しながら、牛乳、クリーム、或いは豆乳と混ぜ、食用油かバター・マーガリンを溶かしたフライパンで炒める。因みに、卵を強く加熱し、バラバラとした粒状に調理した料理は、「炒り卵」であり、「そぼろ」(溶き卵等を、そのまま、或いは調味して、汁気がなくなり、ぱらぱらになるまで炒った食品)の1つとなる。
日本重症筋無力症の日。
京都市上京区丸太町通黒門東入藁屋町に事務局を置く、厚生労働省より難病指定を受けている重症筋無力症(Myasthenia Gravis、略称:MG)の患者・家族で組織する全国組織、一般社団法人全国筋無力症友の会が制定。患者の多くは、眼瞼下垂、複視等の眼症状、四肢・頸筋の筋力低下、構音障害、嚥下障害、呼吸障害等の疾患による身体的な負担と共に、周囲の人に理解してもらえない、就労や社会参加の機会の損失等、社会的な負担にも苦しんでいる。記念日を通じて、重症筋無力症についての理解を社会に広げることが目的。日付は、ヨーロッパで制定された「欧州重症筋無力症の日」と同じ6月2日としたもの。