5月26日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1932年 - 退役海軍大将で、元海軍大臣(1945年11月30日に廃止された、日本帝国海軍の軍政[軍事組織を管理運営するための行政活動]機関、海軍省の長)の斎藤実が第30代内閣総理大臣に就任し、斎藤内閣が発足する。斎藤実は英語に堪能で、条約派(1930年の列強海軍の補助艦[巡洋艦以下の補助艦艇]保有量の制限を主な目的とした条約「ロンドン海軍軍縮条約」締結に対して、条約締結に賛成の立場であった海軍省側の派閥)に属する国際派の海軍軍人であり、粘り強い性格、強靭な体力、本音を明かさぬ慎重さが評価されていたという。斎藤内閣は、国内の安定に努めた一方、現在の中国東北部に存在し、中華民国からの独立を宣言した満州国を承認し、その後、国際連盟総会で日本側の主張が却下されると、1933年3月27日、国際連盟脱退を日本政府として表明している。
1933年 - 文部大臣(現在の文部科学省の前身の1つで、教育、文化、学術等を担当していた文部省の長)鳩山一郎が、京都大学法学部教授滝川幸辰を、自由主義思想を理由に強制免官し、教授団と学生による抵抗運動に発展する(滝川事件)。
1937年 - 「不世出の横綱」「相撲の神様」等と呼ばれ、相撲の記録が残る1757年以降で最長であり、現在まで最多連勝記録となっている69連勝の記録を継続中であった双葉山定次が、第35代横綱に昇進する。第二次世界大戦前の日本で国民的人気を得た双葉山定次は、新横綱で迎えた1938年1月場所でも13戦全勝で優勝し、続く5月場所も13戦全勝とし、5場所連続での全勝優勝を果たす。1939年1月場所では、初日から3日目まで連勝を重ねたが、4日目に西前頭3枚目の安藝ノ海節男に敗れ、双葉山定次の連勝は69で止まる。
1940年 - 第二次世界大戦: ダンケルクの戦いが始まる。
1941年 - 日本初の国産オートジャイロ(回転翼機に分類される航空機の一種)「カ号観測機」が初飛行。「カ号観測機」は、日本陸軍が開発した観測機で、「オ号観測機」とも称する。砲兵の弾着観測や、対潜哨戒に使用され、日本で実戦配備されたものとしては唯一のオートジャイロである。
1942年 - 日本文学報国会が設立される。日本文学報国会は、「国家の要請するところに従って、国策の周知徹底、宣伝普及に挺身し、以て国策の施行実践に協力する」ことを目的とした社団法人として発足。第二次世界大戦後は活動を停止し、母体であった日本文藝家協会(文芸を職業とする者の職能団体)に戻る。
1942年 - 第二次世界大戦: ビル・アケムの戦いが始まる。
1959年 - 西ドイツ(ドイツ連邦共和国)のミュンヘン(現在のドイツ南東部に所在)で開催された第55次国際オリンピック委員会(IOC)総会で、1964年のオリンピックの開催地が東京に決定する。
1960年 - 安保闘争: 安保改定阻止国民会議が全国で統一行動を起こし、国会周辺で約17万名を超す参加者があったとされる、請願デモが行なわれる。
1963年 - 第48代横綱大鵬幸喜が、大相撲史上初の6場所連続優勝を果たす。大鵬幸喜は、第二次世界大戦終戦直後の復興から、1954年12月から1973年11月までの約19年間の時期である高度経済成長期の相撲黄金時代を支え、第47代横綱となる柏戸剛と共に、1961年に揃って横綱に推挙され、「柏鵬(はくほう)時代」と言われる黄金時代を築く。後に第69代横綱となった白鵬翔の四股名は、この両横綱に由来する。1966年3月場所からは、再び6連覇を達成し、1968年9月場所2日目から1969年3月場所初日までの間には、双葉山定次(69連勝)に次ぐ45連勝を記録している。ウクライナ人の父親を持ち、母親が日本人の大鵬幸喜(イヴァーンというウクライナ語名も存在していたという)は引退後、大鵬部屋を創立し、関脇巨砲丈士や幕内嗣子鵬慶昌達を育成する。2013年1月19日、72歳で没し(享年73歳)、2月15日付で国民栄誉賞が授与されている。
1966年 - 南アメリカ北東部に位置するガイアナがイギリスから独立。
1969年 - 東名高速道路が全区間開通し、東京と兵庫県南東部にある西宮との間が高速道路で繋がる。
1969年 - 月を周回したアメリカの有人宇宙船「アポロ10号」が地球に帰還する。
1971年 - オーストリアと中華人民共和国が外交関係を樹立。
1972年 - アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンとソビエト連邦書記長レオニード・ブレジネフが、ソビエト連邦の首都モスクワで「第一次戦略兵器制限交渉」(SALT I) 、及び「弾道弾迎撃ミサイル制限条約」に調印。
1980年 - 奈良県高市郡明日香村(奈良県の中央部付近に位置する村で、中央集権律令国家の誕生の地であることから、飛鳥時代[592年から710年にかけての118年間で、国号が、「倭」から「日本」へと変えられたのは、この時代と考えられている]の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られ、「日本の心の故郷」とも紹介される)の史跡保存を目的として制定された「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法(明日香村特別措置法、昭和55年5月26日法律第60号)」が公布・施行される。
1983年 - 日本海中部地震。秋田県能代市西方沖を震源として逆断層型地震が発生。規模はマグニチュード(M)7.7、最大震度は震度5(強震)。当時日本海側で発生した最大級の地震であり、秋田県・青森県・山形県の日本海側で10mを超える津波による被害が出る。大津波警報は、地震発生から約15分後に発表されたが、実際には、それよりも早く、地震発生から7分頃後から、秋田・青森両県には高さ約5mから約6mの津波が来襲している。国内での死者は104名に上り、その内の100名が津波による犠牲者となる。
1986年 - 欧州共同体 (EC、2009年のリスボン条約発効で法人格が欧州連合[EU]に継承されて消滅) が、欧州旗(長方形の青地に、円環状に配置された12個の金色の星で構成される旗)をそのシンボルとして採用。
1990年 - 東京都板橋区にある第一化成工業の有機過酸化物工場で爆発事故が発生。8名の死者を出した他、18名が負傷する。
1991年 - ラウダ航空004便墜落事故。中国南部にある香港啓徳国際空港(1998年に閉港)からタイの首都バンコクにあるドンムアン空港を経由して、オーストリアの首都にあるウィーン国際空港に向かっていたラウダ航空(オーストリアの航空会社で、現在はオーストリア航空グループに所属)004便ボーイング767-300ER型機が、ドンムアン空港を離陸した直後、急激な失速により空中分解しながら、タイの首都バンコク北西約170Km地点の熱帯雨林に墜落。原因は、逆噴射装置の誤作動による操縦不能とされる。乗客213名、乗員10名の計223名が全員死亡する。
1991年 - 作家・政治家のズヴィアド・ガムサフルディアが、初代グルジア(現在のジョージア)大統領に選出される。
2003年 - 三陸南地震。宮城県気仙沼沖を震源として深発(スラブ[海洋プレート]内)地震が発生。規模はマグニチュード(M)7.1、最大震度は震度6弱(烈震)を記録し、北海道から近畿地方まで揺れを感じたが、震源の深さが約72kmと深く、津波は観測されていない。家屋の損壊は2,300棟以上に達するも、死亡者はなく、負傷者は重傷11名を含む104名。東日本旅客鉄道(JR東日本)の東北新幹線、水沢江刺駅と盛岡駅との間で、高架橋の橋脚23本が損傷し、復旧まで丸1日を要している。
2008年 - プロスキーヤー・登山家、三浦雄一郎が75歳7ヶ月(当時世界歴代2位)で、ネパールと中国に跨るヒマラヤ山脈にある世界最高峰の山、エベレストに登頂。
2011年 - 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の「世界の記憶(世界記憶遺産)」に、福岡県出身の炭鉱労働者で炭鉱記録画家、山本作兵衛作の「筑豊炭鉱画」(絵画と日記の計697点)が登録決定。日本で初めての登録となる。
2012年 - 登山家の竹内洋岳が、ネパール北部のヒマラヤ山脈にある世界第7位の高峰ダウラギリ(標高8,167m)に登頂。日本人として初めて(世界で29人目)ヒマラヤ山脈の8,000m級の山14峰を全て登頂する。竹内洋岳は現在、日本人唯一の8,000m峰全14座登頂者であり、8,000m峰11座への無酸素登頂も、日本人最多記録である。  
2019年 - 北海道道東地方で、5月としては異例の記録的酷暑となる。常呂郡佐呂間町で39.5℃、帯広市で38.8℃等、道東各地で5月の歴代最高気温を大きく上回り、全国で見ても、5月の歴代最高気温を大きく更新する。