5月22日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

たまご料理の日。
埼玉県さいたま市浦和区北浦和に本拠を置き、全国の飲食店向けに「うまいもん認定」事業を行なっている団体、一般社団法人全日本うまいもん推進協議会が制定。料理の基本と言われるたまご料理を通して、食についての衛生と安全を啓蒙する機会を提供する日、としており、たまご料理の食文化の振興、という願いも込められている。日付は、5月の「05」で「たまご」、22日を「ニワトリ ニワトリ」と読む語呂合わせから。全日本うまいもん推進協議会では、飲食店の「うまいもん認定」を行ない、「うまいもん認定マーク」という認定証を発行している。全国の300店以上の飲食店が「うまいもん認定マーク」を取得している。また、飲食店経営に関する勉強会を開催しており、飲食店経営の支援も行なっている。ニワトリの卵である鶏卵は、生で、又は加熱した料理とされる。単に「卵」と呼ぶことが多い。鶏卵はその調理的性質によって、広く料理に使用される。その性質とは、熱凝固性、卵白の起泡性、卵黄の乳化性である。栄養価の高さから戦病者や病人、産婦によいとされている。たんぱく質の生体利用率は生卵で約51%、加熱された卵では約91%になる。つまり、加熱された卵のたんぱく質は、生卵のたんぱく質と比較して倍近い吸収率を持っている訳である。日本列島では、弥生時代(紀元前3世紀中頃位から3世紀中頃までに相当する時代)に家畜化されたニワトリが伝来する。しかし、鶏卵食への忌避感情が長く浸透していた。戦国時代には西日本へポルトガル人が来航し、鶏肉食と共にカステラやボーロ等、鶏卵を用いた南蛮菓子を伝え、一部に受容された他、江戸時代には西日本の一部で鶏卵が食された。なお、「卵」という漢字が数字の「6」と「9」に似て見えることと、盛夏の前に卵を食べて健康増進を図ってもらいたいとの願いから、6月9日が「たまごの日」とされ、卵の正しい知識の普及や消費を拡大する機会とすることを目的に、日本養鶏協会、日本卵業協会等、関係団体が合意して2010(平成22)年に制定した「いいたまごの日」は11月5日とされ、さらに、エッグ・アートのカリフォルニア・ファンシー・エッグが、生命が芽生える日として、春分の日を「卵の日」とし、他にも、毎月5日は「たまごの日」とされている。 
ほじょ犬の日。  
神奈川県横浜市港北区新横浜に本部を置く社会福祉法人、日本介助犬協会が制定。日付は、2002(平成14)年5月22日に「身体障害者補助犬法(平成14年5月29日法律第49号)」が成立したことから。法律の更なる認知度向上を図ることが目的。この日には、啓発のための記念イベントが開催されている。2004(平成16)年に東京都から認可され、全国介助犬協会として事業を開始し、2006(平成18)年には名称変更を変更して、現在の法人名となった社会福祉法人日本介助犬協会は、1人でも多くの肢体不自由者が自立と社会参加を果たせるように、良質な介助犬の育成、高度な知識と技術を有する介助犬訓練者の養成等を行なっており、愛知県長久手市福井に介助犬総合訓練センターがある。「シンシアの丘」という愛称をもつ介助犬総合訓練センターは、2009(平成21)年5月に誕生した、全国で初めての介助犬専門訓練施設で、介助犬を目指す犬達が快適に過ごせるような工夫はもちろん、「家庭」に近い雰囲気で障がい者も寛げるように、隅々にまで拘り、丁寧に設計されている。身体障害者補助犬は、アシスタントドッグ、又はサービスドッグとも呼ばれ、人を助ける犬、特に身体障害者補助犬法で規定された、視覚障害者の手助けをする盲導犬、聴覚障害者の手助けをする聴導犬、肢体不自由者の手助けをする介助犬の三種をいう。盲導犬は、視覚障害者を安全に快適に誘導する犬で、身体障害者補助犬の中で最も広く知られた存在である。日本語名の由来は「盲人誘導犬」から。聴導犬は、聴覚障害者の生活を安全で安心できるものにするために、生活で必要な音をタッチして教え、音源に導く犬である。聴導犬が初めてこの世に出るのは、盲導犬に遅れること約150年後である。1966(昭和41)年にアメリカで、1人の聴覚障害者が、自分が飼っていた犬を、生活の音に反応して自分に知らせることができるよう訓練をしてほしい、と懇願したところから始まったと言われている。聴導犬の役割は、火災報知機等の警報、玄関のブザーや電話等の呼出し音、目覚まし時計の音等を聞き分ける。音の種類によって飼い主への合図を変えることで、必要な情報を飼い主に正確に伝える。また、必要に応じてそれら音の発する方向へ誘導を行なう。特に、警報音では、眠っている飼い主を起こし、避難を促す等、命を守る働きをする。日本国内の聴導犬の実働数は、現在でもまだ少なく、盲導犬と比べても、まだまだ不足している状況である。介助犬は、身体障害者の為に生活のパートナーとなる犬である。日本ではまだ馴染みが薄いが、杖の代わりとなって起立を助けたり、手指の代わりとなって物を取ってきたり、ドアを開けたりする等、重要な補助が可能である。1970年代後半にアメリカで初めて誕生し、1995(平成7)年には、日本で訓練された介助犬が登場した。2003(平成15)年に「身体障害者補助犬法」が完全施行され、公共施設への介助犬同伴の受入れが義務化されている。以前のように身体障害者補助犬であっても犬を連れていれば、いかなる場所でも問答無用で追出されていたような時代と比較すると、改善はされているものの、21世紀以降になってもまだまだ厳しい実情がある。なお、2002(平成14)年、「身体障害者補助犬法(平成14年5月29日法律第49号)」が施行されたことにより、10月1日が「補助犬の日」とされる他、1989(平成元)年4月26日に国際盲導犬学校連盟(現:国際盲導犬連盟)が発足した(その年の4月最終水曜日であった)ことを記念して、1992(平成4)年より国際盲導犬学校連盟が制定した「国際盲導犬の日(International Guide Dog Day)」は、4月最終水曜日とされ、東京盲導犬協会(現在のアイメイト協会)が、1972(昭和47)年に盲人と盲導犬への理解を深めてもらおうと、目の愛護デーに合わせて制定した「アイメイト・デー」(アイメイトとは、アイメイト協会が使っている盲導犬の呼称)は10月10日とされている。  
うなぎの未来を考える日。
東京都台東区浅草に本社を置き、飲食業等を展開する企業、株式会社鮒忠が提唱する「うなぎの未来を考える日」普及推進委員会が制定。限りある天然資源であるうなぎを絶滅から守り、うなぎの生態と正しい食文化を広めて、後世に残すことが目的。日付は、2009(平成21)年5月22日、北西太平洋とフィリピン海の境界に位置するマリアナ諸島付近で、世界で初めて天然ニホンウナギの卵を採取することに成功し、うなぎの完全養殖化への道が開けたことから。生物の誕生から次世代への継続というサイクルを、全て人工飼育で実施することを完全養殖という。2010(平成22)年には、うなぎの完全養殖化に世界で初めて成功したと発表された。農林水産省の外局(特殊な事務、独立性の強い事務を行なうための組織)で、水産資源の適切な保存、及び管理、水産物の安定供給の確保、水産業の発展、並びに漁業者の福祉の増進を図ることを任務とする独任制の庁、水産庁は、完全養殖の商業化の目標年を2020(令和2)年としていたが、コスト面での課題が多く、まだ商業化ができていない。
抹茶新茶の日。
静岡県島田市本通に本社、静岡県藤枝市上青島に営業本部がある、契約茶園の栽培指導・運営等を手掛ける日本茶メーカー、丸七製茶株式会社が制定。丸七製茶株式会社の抹茶は被覆栽培で育てられ、収穫後に石臼等でゆっくりと微粉末にするために、5月下旬が旬となる。フレッシュな若葉の香りが豊かで、新緑の季節に合う風味の抹茶の新茶を、より多くの人に知ってもらい、新しい抹茶の魅力、楽しみ方を伝えていくことが目的。日付は、「茶」の字は草冠を「十」と「十」に見立て、その下を「八十八」とすると、合計で「百八」になることから、立春から数えてほぼ108日目となる5月22日としたもの。茶を摘採まで少なくとも20日以上被覆し、その生葉を蒸して揉まずに乾燥させた碾茶(てんちゃ)石臼や機械で挽いたものが抹茶で、石臼でゆっくり挽くことで摩擦熱が加わらず、茶葉の香りが損なわれることなく、美味しい抹茶ができる。その反面、丁寧にゆっくりと製造されているので、作られる量も限られる。1907(明治40)年に創業した丸七製茶株式会社は1988(昭和63)年、静岡で初めて抹茶を製造したとされる。