5月17日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1962年 - 大日本製薬(現在の大手製薬会社、住友ファーマの前身の1つ)が、前年11月に奇形児出産の恐れがあると指摘されるも、製造を続けていた抗多発性骨髄腫薬『サリドマイド』の出荷を停止する。
1969年 - ベネラ計画: ソビエト連邦の探査機「ベネラ6号」が太陽系第二惑星、金星に到達。前日に金星に到達した「ベネラ5号」と「ベネラ6号」は、大気圏観測用の探査機として打上げられたものの、探査機は、地面に到達する前に大気の圧力により破壊されている。これらの探査機は、大気圏に突入する前にペイロード(積載物)の半分近くを放棄するように設計されており、「ベネラ5号」と「ベネラ6号」は破壊されるまでの間、それぞれ53分間と51分間のデータを記録し送信する。
1972年 - 宮城県仙台市内を走行していた仙台市営バスの車内で、座席下に仕掛けられた爆発物が爆発。乗客33名が重軽傷を負う。
1973年 - ウォーターゲート事件: 上院ウォーターゲート特別委員会の公聴会を開始。事件は、1972年の大統領選挙戦の最中、当時のリチャード・ニクソン共和党政権の野党であった民主党本部が所在する、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.のウォーターゲート・ビルに、何者かが盗聴器を仕掛けようと侵入し、警備員に発見されて、警察に逮捕されたことから始まる。やがて、犯人グループがニクソン大統領再選委員会(リチャード・ニクソンが、アメリカ合衆国大統領への再選を目指して、ホワイトハウス外に作った資金集めのための非公式組織)の関係者であることが分かり、当初、リチャード・ニクソンとホワイトハウスのスタッフは、「侵入事件と政権とは無関係」との立場を取ったが、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.の日刊紙、『ワシントン・ポスト』等の取材から、次第に政権内部が、この盗聴に深く関与していることが露見する。さらに、事件発覚時、捜査妨害ともみ消しにホワイトハウスが直接関わり、しかも、大統領執務室での会話を録音したテープが存在することが、上院ウォーターゲート特別委員会で判明する。このテープ提出の拒絶や、事件を調査するために設けられた特別検察官を解任する(そのため、司法長官と次官が抗議辞任)等、明らかな司法妨害が政権より行なわれる。こうした不正なリチャード・ニクソン政権の動きに世論が猛反発し、やがて、議会の大統領弾劾の動きに抗し切れなくなり、アメリカ合衆国史上初めて、大統領が辞任に追込まれ、約2年2ヶ月に及んだ政治の混乱は終息する。
1978年 - 中央アメリカ中部に位置するエルサルバドルで、日本とエルサルバドルの合弁企業インシンカの社長であった松本不二雄が、全国抵抗武装軍(FARN)と名乗る組織により誘拐され、同年10月に遺体で発見される(日本時間5月18日)。
1978年 - 海上自衛隊の対潜飛行艇PS-1が、高知県高岡郡梼原町の山中に墜落し、13名が死亡する。
1983年 - 中東に位置するレバノンとイスラエル、そしてアメリカが、レバノンからのイスラエル軍の撤兵協定に調印。
1985年 - 「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律(男女雇用機会均等法、昭和47年7月1日法律第113号)」が成立。元々は、1972年に「勤労婦人福祉法(昭和47年7月1日法律第113号)」として制定・施行されたもので、1986年4月1日に施行された「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を促進するための労働省関係法律の整備等に関する法律(昭和60年6月1日法律第45号)」によって改正され、名称を現行のものに改めている。
1987年 - 1980年から1988年にかけて、西アジア・中東に位置するイランとイラクとの間で行なわれたイラン・イラク戦争の期間中、ペルシャ湾に展開していたアメリカ海軍のオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート(巡洋艦と駆逐艦の中間の大きさの艦)『スターク』に、イラク軍機が発射したミサイルが命中し、37名の死者を出す。イラク軍機は、『スターク』をタンカーと誤認して攻撃したものとされている。この事件は、オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートの抗堪性の高さと、アメリカ海軍の練度の高さを証明したと同時に、システムの弱さを露呈した事件でもある。イラン・イラク戦争当時、アメリカはイラクを支援しており、イラク軍からの攻撃は想定していなかったという。
1990年 - 世界保健機関(WHO)で、国際障害疾病分類から同性愛を削除することが決議される。
1992年 - 暗黒の5月事件。東南アジアに位置するタイ王国で、スチンダー・クラープラユーン将軍の首相就任に反発した国民が抗議デモを行なう。軍が武力で鎮圧し、300名以上の死者が出る。タイ王国国王ラーマ9世は武力衝突を憂慮し、スチンダー・クラープラユーン将軍と、民主化運動の指導者チャムロン・シームアンを王宮に呼び、事態の沈静化を指示する。これを受けて、スチンダー・クラープラユーン将軍は首相を辞任し、この前年、外交官の出身で、首相に任命されていたが、一旦は退陣していたアナン・パンヤーラチュンが首相に復帰し、文民政権の樹立に繋がっている。
1994年 - アフリカ大陸南東部に位置するマラウイで、建国以来初の複数政党制による総選挙を実施。
1995年 - ジャック・シラクがフランス共和国(第五共和政)第22代大統領に就任。
1995年 - 中国の西南部を占める区域自治区、チベットで、当時6歳のゲンドゥン・チューキ・ニマが、中国政府によって拉致される。ガンデンポタン(現在の中央チベット行政府、通称はチベット亡命政府)認定のパンチェン・ラマ(ダライ・ラマ[チベット仏教ゲルク派の高位のラマ{僧侶の敬称}]に次ぐ高位のラマへの称号)11世となったゲンドゥン・チューキ・ニマは、チベット亡命政府の転生者認定を承認しない中国当局に連行され、その安否に関しては、確実な情報が出ていない。
1997年 - 第一次コンゴ戦争: コンゴ・ザイール解放民主勢力連合(AFDL)のローラン・カビラが、勝利宣言をして大統領に就任し、国名をザイールからコンゴ民主共和国(中部アフリカに位置する国)に変更する。
2004年 - アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州で、同性結婚が法的に認められる。
2007年 - ロシア正教会(1054年に分裂したキリスト教の三大分流の1つ、東方正教会の最大勢力会派)と在外ロシア正教会の和解が成立。在外ロシア正教会は、1917年から1922年にかけて、旧ロシア帝国領で争われたロシア内戦中に、白衛軍(白軍、革命側の赤軍に対する反革命側の軍隊の総称)統治下で、最高教会管理局を運営した、主教を中心としたメンバーにより、1921年に組織された教会組織である。以来、ロシア正教会モスクワ総主教庁と関係を絶ち、ソビエト連邦外で活動していたが、ソビエト連邦崩壊後の2007年に、ロシア正教会と和解し、モスクワ総主教庁の庇護の下、準自治教会としての地位が与えられている。
2007年 - 京義線・東海線鉄道、及び道路の連結事業: 韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の間で、56年振りに分断された南北鉄道で鉄道の試運転が行なわれる。
2007年 - 愛知長久手町立てこもり発砲事件。愛知県愛知郡長久手町(現:愛知県長久手市)で、男性が元妻を人質に取って民家に立籠もる。警察の警備部に編成されている特殊部隊、特殊急襲部隊(SAT)隊員の巡査部長が犯人の銃撃を受けて殉職し、史上初めて特殊急襲部隊(SAT)隊員の死亡者が出る。
2008年 - 埼玉スタジアム2002で開催された日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)対ガンバ大阪戦で、試合終了後に両クラブサポーター間の乱闘に端を発しての暴動事件が発生する。
2015年 - 大阪都構想の是非を問う住民投票が行なわれ、反対多数で否決される。提唱者であった橋下徹大阪市長は政治家引退を表明。
2015年 - 川崎市簡易宿泊所火災。神奈川県川崎市川崎区で、簡易宿所(宿泊する場所を多数人で共用する構造、及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のもの)の玄関から出火、隣接する簡易宿所に燃え移り、2棟共に全焼する。11名が死亡し、17名が重軽傷を負う。 
2019年 - 台湾の立法院(日本の国会に相当する最高立法機関)が、同性婚を合法化する法案を可決し、アジアでは初めて、同性婚が法的に認められる。