5月7日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

世界エイズ孤児デー(World AIDS Orphans Day)。 
2002(平成14)年、国際連合子ども特別総会が開催されたアメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市で、エイズ孤児問題への意識を高めることを目的として宣言された。エイズ孤児は、両親のいずれか、若しくは両方を後天性免疫不全症候群(エイズ[AIDS]、ヒト免疫不全ウイルス[HIV]が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症)によって失った子ども(孤児)、及び、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染、或いはヒト免疫不全ウイルス(HIV)患者の孤児である。地球全体のヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者・後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数の内の約3分の2以上は、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ)に居住する。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染する者の多くは、性的に活発な年齢の者で、つまりは、一家の大黒柱となる年齢層の人々である。後天性免疫不全症候群(AIDS)により両親を失った子どもは、祖父母や親戚等に預けられるが、自活することが精一杯で、余裕が無い年配者等は、苦しい生活を強いられることになり、貧困の原因となる。エイズ孤児の為の団体があれば良いが、そうでない場合には、捨て子、ストリートチルドレン(都市の路頭で生活している子ども)等にもなる可能性がある。特に、アフリカ等で、多くの子ども達が政府の援助に依存して生活している。貧困線(統計上、生活に必要な物を購入できる、最低限の収入を表わす指標で、それ以下の収入では、一家の生活が支えられないことを意味する)以下の貧困層は、孤児の約75%を占める。一方、両親を持つ子どもの約73%が貧困層とされている。アフリカのエイズ孤児を支える国際的非営利、非政府組織(NGO)「PLAS(プラス)」では、この複雑で手の行き届きにくいエイズ孤児問題の解決に向けて活動している。「生計向上支援事業」と「ライフプランニング支援事業」を柱として、現地のパートナー団体と共に、地域と人に根差したプロジェクトを展開し、エイズ孤児が自らの未来を前向きに切開ける社会の実現を目指している。
ココナッツの日。
東京都新宿区西新宿に本社を置く、果実のプロとして知られ、さまざまな清涼飲料水を製造販売する企業、キリン・トロピカーナ株式会社(日本のビール事業の草分け的企業である酒造会社、麒麟麦酒株式会社のグループ会社で、アメリカ合衆国東南部、フロリダ州にある飲料メーカー、トロピカーナプロダクツ社との合弁会社である)が制定。海外では定番のココナッツウォーターを中心に、ココナッツの普及、促進が目的。日付は、5月7日の「5」と「7」で、「ココ(5)ナッ(7)ツ」の語呂合わせから。トロピカーナは、トロピカーナプロダクツ社が生産しているジュースのブランドで、キリン・トロピカーナ株式会社がライセンス生産を行なっている。トロピカーナのココナッツウォーターは、研究に研究を重ねて、日本人の味覚に合うオリジナルレシピになっている。果汁16%で、人口甘味料は不使用で、クセのないやさしい甘みであり、果実のミネラルを補給することができる。ココナッツは、高い栄養価と豊富なミネラル分で近年注目を集めているヤシ科植物の中では最も有名で、最も利用価値が高いココヤシの果実である。単に椰子の実ともいう。未熟果は、こりこりした固形胚乳を生食する他、液状胚乳をココナッツジュースとして飲用する。成熟果の胚乳を削り取って乾燥させたものはコプラと呼ばれ、ヤシ油の原料として重要である。洋菓子の材料とされるココナッツは、コプラを細かくおろしたもので、甘味を付けて使用することもある。生の成熟果の胚乳や、コプラを水に浸して浸出液を揉み出したものは、ココナッツミルクと呼ばれ、白色で脂肪分を多く含み、熱帯各地で様々な料理の素材として重要な位置を占めている。ココナッツが成熟するにつれ、ココナッツジュースは徐々に、ココナッツの果肉と空気に置換わる。若いココナッツの果肉は少なく、柔らかく殆どゲル状である。ココナッツジュースは熱帯地方、特に東南アジア、ハワイ等の太平洋諸島、中央アメリカのカリブ海地域等で人気の飲み物であり、生や缶入り、瓶入りで販売されている。脂肪は含まれておらず、100g当たり約16.7キロ・カロリーと低カロリーである。体液とほぼ等張の塩化ナトリウムの水溶液(食塩水)である生理食塩水が入手できない発展途上国では、ココナッツジュースが静脈点滴に用いられることもある。ココナッツミルクは、多くの熱帯料理で使用されるごく普通の材料であり、特に、東南アジア(タイ、マレーシア、スリランカ等)や太平洋南部のポリネシアでは、頻繁に使われる。一般的には、缶入りのものや冷凍したものが売られている。冷凍品の方が風味が保たれる期間が比較的長く、ココナッツの独特の風味は、カレーやその他香辛料の利いた料理と大抵の場合相性がよいため、料理に用いる場合には鮮度に注意を要する。一度開封したココナッツミルクの缶は、袋に詰替えて冷凍保存し、早めに使い切ると良い。開けたまま室温で放置するとすぐに傷み、酸味が出る。東南アジアに位置し、インドシナ半島中央部とマレー半島北部を占めるタイの現地では、多くの家庭が、裏庭等でココナッツを栽培しており、自宅で(サルに採らせた)ココナッツの固形胚乳を専用の道具で削り、それに水を合わせて絞ることを3回繰返す。1回目のココナッツミルクはかなり濃厚で、2回目(いわば「二番絞り」)は程々に淡泊で、3回目はさらに薄い。料理を煮込む時等は、まずは2回目に絞ったココナッツミルクを使い、料理を仕上げる時に、1回目に絞った濃厚なココナッツミルクを適量加えることで濃度を調整する。ココナッツミルクは、殆どのいわゆるタイ風カレーの材料に使われる。カレーソースを作る時は、まず始めにココナッツミルクを強火で加熱して、油分を分離させる。ここにカレーペーストと一緒に、調味料・肉・野菜・添え物等を加える。 鶏をココナッツミルクで煮込んだスープ、トムカーガイもあり、スパイスと酸味の効いたスープとなっている。
ブラックモンブランの日。
佐賀県小城市小城町池の上に本社を置く、アイスクリームやチョコレート菓子等を製造販売する食品会社、竹下製菓株式会社が制定。2019(令和元)年に発売50周年となる、竹下製菓株式会社の看板商品、「ブラックモンブラン」。拘りのバニラアイスに、チョコレートとザクザク食感のクランチがコーティングされた、九州で大人気のこのアイスクリームを、全国に広めることが目的。日付は、「ブラックモンブラン」が初めて発売された1969(昭和44)年5月7日から。竹下製菓株式会社は、九州と中国地方の一部で商品展開を行ない、各種スーパーやコンビニエンスストアで、「ブラックモンブラン」等の商品を販売している。洋菓子風の高級感をもった主力商品の「ブラックモンブラン」は、東京都内のスーパーマーケットチェーン「サミット」、関西地方のコンビニエンスストア「セブンイレブン」等でも販売されている。
木原昇・トランペットソロの日。
トランペット愛好家の木原昇が制定。木原昇は、京都橘高等学校吹奏楽部の演奏を見て感動。特に、トランペットのソロが気に入り、一度も吹いたことがなかったトランペットを手に入れて、79歳からトランペット教室に通う。琵琶湖に向かって『琵琶湖周航の歌』をソロで演奏することを目標に努力を重ねている。2023(令和5)年に80歳の傘寿を迎える5月7日の誕生日を記念日として、自身の健康のバロメータであり、長生きのしるしとなるトランペットソロを広めることが目的。京都橘中学校・高等学校は、京都市伏見区桃山町伊賀にある私立中高一貫校で、京都橘高等学校の吹奏楽部は1961(昭和36)年の創立以来、「元気いっぱい、笑顔いっぱい、夢いっぱい」をテーマに、音楽を通じて1人ひとりが輝き、皆に愛されるバンドを目指している。全国トップクラスの吹奏楽部との交流も重ね、レベルアップを図ると共に、吹奏楽の輪を広げている。京都橘高等学校吹奏楽部の創設者は、吹奏楽指導者・指揮者の平松久司で、正確な奏法と多彩な音楽表現指導を通じて、日本屈指の高校マーチングバンドを作り上げた。
健吉忌。
文芸評論家、山本健吉の1988(昭和63)年の忌日。山本健吉は、日本の古典詩歌に詳しく、古典作品と現代文学との関係の究明に力を注いだ。また、長く文芸時評も務め、現代文学に関する著作も多い。安岡章太郎や吉行淳之介、遠藤周作等を代表的な作家とする、「第三の新人」という用語を最初に用いた人物でもある。「第三の新人」とは、1953(昭和28)年の山本健吉の評論「第三の新人」をきっかけに、当時純文学を書いていた安岡章太郎、吉行淳之介らの同世代の作家を総称して呼ぶようになったものである。1953(昭和28)年から1955(昭和30)年頃にかけて文壇に登場した新人作家を、第一次戦後派作家、第二次戦後派作家に続く世代として、山本健吉が命名したもので、第一次・第二次戦後派が、本格的なヨーロッパ風長編小説を指向したことに対し、第二次世界大戦前の日本において主流であった、私小説・短編小説への回帰を図ったところに特色がある。評論家が付けたレッテルであり、個々の作風にも一貫した厳密な定義がある訳ではなかったが、概して私小説的な作品が多く、非政治的で小さく纏まった傾向が、しばしば非難の対象になったこともある。しかし、後に第二次世界大戦後文学史上の用語として定着した。