5月5日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

フットサルの日。 
埼玉県川口市東川口に所在し、フットサル大会の主催・企画・運営等、フットサルに関する事業を行なう企業、株式会社エフネットスポーツが制定。フットサルの普及が目的で、日付の由来は、フットサルが5人対5人で行なうスポーツであることから。フットサルは、基本的には室内で行なわれる、サッカーに似て非なる競技である。長らく非公式に行なわれ、統一ルールが存在しなかったが、1989(平成元)年にフットサルも国際サッカー連盟(FIFA)の所管となり、1994(平成6)年には、世界共通の統一ルールを纏めた。スペイン語の「fútbol de salón (フットボール・デ・サロン、意味は「室内で行なうサッカー」) 」の名称が、いつの間にか短く略され、「フットサロ」から「フットサル」と変化して、定着していった。日本のフットサルは、日本サッカー協会と、その傘下にある日本フットサル連盟によって統括されている。全国リーグとして、日本フットサルリーグが開催されている。日本のナショナルチームは、アジア地区でイランに次ぐ実績を持っている。フットサルとサッカーは、共通点の多いスポーツであるが、フットサルはスペースが狭いため、より早い判断が必要になる。これは、サッカーの能力においても重要で、世界で活躍する多くのサッカー選手が、幼少の頃にフットサルで才能を磨いたという。日本でのミニサッカーとしてのフットサルの始まりは、1970年代に日本に来ていたサッカーのブラジル人選手のアドバイスによる。1977(昭和52)年に、日本サッカー協会の傘下に日本ミニサッカー連盟が発足した(現在の日本フットサル連盟で、傘下に9地域のフットサル連盟、都道府県のフットサル連盟を有する)。1994(平成6)年には、日本サッカー協会が「ミニサッカー委員会」を設立し、その「ミニサッカー委員会」を「フットサル委員会」に改名して、全国に普及させる取組みが開始された。さらに、2007(平成19)年には、フットサル全国リーグの「日本フットサルリーグ」が開幕した。  
レゴの日。 
「こどもの日」の5月5日は、「0505」で「レゴレゴ」と読むこともできることから、東京都港区赤坂に本社を置く、ブロック玩具を扱うレゴ社の日本法人、レゴジャパン株式会社が2002(平成14)年に制定した日。より多くの人に、レゴブロックをアピールすることが目的。2002(平成14)年は、北ヨーロッパのバルト海と北海に挟まれたユトランド半島と、その周辺の多くの島々からなる国、デンマークで玩具会社のレゴ社が設立されてから70周年、日本で販売されてから40周年であった。創業当時は家具店であったレゴ社は、1934(昭和9)年に、「よく遊べ」を意味するデンマーク語の「Leg Godt」から社名を「LEGO」とした。最初は木製玩具を作っていたが、1949(昭和24)年からプラスチック製玩具を作り始めた。レゴブロックは、洗練されたシステムを持つプラスチック製の上質な組立てブロックである。1962(昭和37)年から、貿易商社の朝日通商が窓口となって日本市場にも導入され始めた。しかし、当初は都市部のデパートや、大きな玩具店等にしか出回ることがなかった上、その価格も当時で数百円から数千円と非常に高価であり、裕福な家庭の親が買い与える知育玩具というイメージが強かった。1969(昭和44)年からは、知育玩具輸入販売会社の不二商がレゴブロックの販売を担当していたが、1978(昭和53)年、レゴ社は現地法人となる日本レゴ株式会社(1989[平成元]年にレゴジャパン株式会社へと組織変更されている)を設立し、直接輸入販売を手掛け始めた。レゴブロックは、国産品に比して高価な印象があった上、ヨーロッパから非常に遠いアジアの市場規模では、需要も決して多いとは言えず、発売されるアイテム数も、本国に比べると非常に見劣りするものであったが、徐々に日本市場へ浸透していった。レゴブロックのデザインは、どれも単純明快で、使い方の説明を要する部品は少ない。子供向け玩具なので、説明書を読まなくてもそのブロックの機能が分かるよう、アフォーダンス(環境が動物に対して与える「意味」や「価値」)デザインが取入れられている。レゴブロックには、時代やシリーズを超越して共通する互換性という大きな特徴がある。利用者の年齢に柔軟に対応できるため、レゴブロックは、他の積み木や流行玩具の様に、利用者が成長すると今までの玩具がゴミに変わるという無駄が起きない。経済的にも環境にも優しい玩具と言える。レゴブロック自体の知名度と比例するように、ヨーロッパに存在するLEGOブロックテーマパーク「レゴランド」の日本進出を期待する声が高まり、2017(平成29)年4月1日、愛知県名古屋市港区の金城ふ頭地区に、日本国内初の「レゴランド」となる『レゴランド ジャパン』がグランドオープンした。世界で8番目に開業したレゴランドである『レゴランド ジャパン』は、顧客として、2歳から12歳の子どもとその家族を想定し、レゴブロックそのもので遊ぶことの他、レゴブロックの世界観を体現し、来客が能動的に体験できるアトラクションを準備している。2017(平成29)年4月1日に開業した部分は第1期で、面積は約9ヘクタールであり、海外で展開する他のレゴランドと比較すると小規模ではあるが、立体的に施設を配置することで、同程度の内容を確保しているという。第1期開業後の展開としては、公式ホテルとして「レゴランド・ジャパン・ホテル」の開業、第2期として、展示施設・イベントホール・見本市会場、名古屋市国際展示場第1展示館の跡地(約1.9ヘクタール)開発による敷地拡張(合計の敷地面積は約4ヘクタールで、第1期と合わせると、約13ヘクタールとなる)が予定されている。
手話の日/手話記念日。
後藤田三朗(写真家で、1908[明治41]年に設立され、1937[昭和12]年には、アメリカの社会福祉事業家・障害者権利の擁護者・教育家・著作家、ヘレン・ケラーが来校している、岡山県立岡山聾学校の卒業生)の提唱で、日本デフ協会が2003(平成15)年に制定。日付の由来は、手話が左右の五本指を使うことから。なお、「デフ」とは、聾者(ろう者、耳の聞こえない人)、或いは、言語獲得以前より重度の聴覚障害があり,音声言語の自然な獲得が困難であった者で、特に、手話を母語とする者を指していて、英語圏では、アルファベットの頭文字を大文字にすること(Deaf)で、特に手話を使用する聾者のことになる。手話は、手指動作と非手指動作を同時に使う視覚言語で、音声言語と並ぶ言語である。手話は、聾者が中心となって使用している。手話は、手や指、腕を使う手指動作だけでなく、非手指動作と呼ばれる、顔の部位(視線、眉、頬、口、舌、首の傾き・振り、あごの引き・出し等)が感情表現の他に文法要素となる場合もある。この非手指動作によって、使役、命令、疑問文、条件節、理由節等の文法的意味を持たせることができる。手話は長い間、法律上で言語として認められていなかったが、2011(平成23)年8月5日、「障害者基本法の一部を改正する法律(平成23年8月5日法律第90号)」が公布・施行され、日本で初めて、法律により手話が言語として認められた。2013(平成25)年には、日本で初めて、鳥取県が「手話は言語である」と明記した、「鳥取県手話言語条例(平成25年10月11日鳥取県条例第54号)」を制定した。