4月27日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

ロープデー。
4月27日の「4」と「27」で、「よ(4)い綱(つ[2]な[7])」の語呂合せから。ロープとは、紐や針金等の細長い繊維、又は素線を、さらに縒り合わせたものである。牽引や支持等を目的とするロープは綱(つな)ともいい、縛るためのロープは縄(なわ)ともいう。また、登山の用途に用いるものをザイルと呼ぶことが多いが、これはドイツ語で「綱」の意味で、英語のロープと同義語である。素材としては古来より、つる植物や細長い草類をそのまま用いたり、藁等の他に生糸が用いられていた。時代が進むと、次第に麻やシュロ(ヤシ科植物の一種)繊維、木綿が用いられるようになり、18世紀頃には、鉄等の金属細線を縒り合わせたワイヤーロープが登場する。20世紀になると、ナイロン等の化学繊維が開発され、古来より用いられてきた天然繊維に取って代わるようになった。20世紀後半には、ガラス繊維や、高強度かつ高耐久性でありながら、柔軟で軽い炭素繊維も実用化されている。日本では、古くから道具として縄が使われた。また、縄を結うという行為は、材料の葛や藁、即ち、自然界の産物を治めて道具に変えるという神聖なものとして、自然界を治める行為の象徴とされた。日本では、人間の力の及ばない「神(八百万の神)」を治め、その力を治める象徴として縄が用いられた。相撲の世界で横綱が誕生した時に、部屋の者全員で横綱の綱を結うのは、「神」とされる横綱の力を治めるためであり、日本の神社で、神として祭られているものに縄が巻かれていたりするのもそのためである。さらに、縄で囲って所有権を主張するのを縄張りといい、現在では動物生態学用語にも「縄張り行動」として使われている。
つなぐ日。
愛知県名古屋市東区葵で遺産相続や遺言書作成等、終活(人間が人生の最期を迎えるに当たって執る様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉)関連業務等、不動産や相続、税務等の業務を行なう企業で、久野綾子税理士事務所を併設する、株式会社ローズパートナー。その役員であり、大切な人への想いを形にし、相続のための活動を支援する「想活」アドバイザーで、相続専門税理士の久野綾子が制定。相続争いの原因の1つである家族のコミュニケ―ション不足を解消し、相続に対する正しい知識を提供することが目的。日付は、4月27日の「4」と「27」で、「資産(し[4]さん)をつ(2)な(7)ぐ」「幸せ(し[4]あわせ)をつ(2)な(7)ぐ」の語呂合わせから。人の想いと財産を孫の世代に繋げるためには、建物・不動産を適切に整理しておくこと、早期から相続のための準備をしておくことが重要となる。 
スタジオキャラットの日。
奈良県香芝市鎌田に本社を置く、関西圏、首都圏等でスタジオビジネスを展開する企業、株式会社キャラットが制定。日付は、創業日である1994(平成6)年4月27日から。キッズ写真や成人式・卒業式等のメモリアル写真スタジオ、ブライダルフォトサロン等を運営する、株式会社キャラットの知名度向上と販売促進が目的。また、幸せの瞬間を未来に届ける力がある写真を、より身近に感じてもらいたい、との想いが込められている。株式会社キャラットは創業以来、子ども達の成長のワンシーンを自然に、素敵に残したいという想いでサービスを充実させ、ネットワークを全国へと拡大させて来た。また、より専門性を高めたスタジオビジネスを展開し、キッズはもちろん、ブライダル、ファミリー、振袖等、人生のさまざまなシーンに寄添っている。 
タッパーの日。
東京都千代田区紀尾井町に本社を置く、プラスチック製容器等のメーカー、日本タッパーウェア株式会社が制定。プラスチック製密封容器の代名詞として広く親しまれている「タッパー」「タッパーウェア」。その登録商標を持つ日本タッパーウェア株式会社が、そのことを消費者にもっと理解してもらい、さらなる普及を目指すことが目的。日付は、1963(昭和38)年4月27日に日本タッパーウェア株式会社が設立されたことから。なお、日本タッパーウェア株式会社は、2018(平成30)年にタッパーウェアブランズジャパン株式会社へ社名変更した。「タッパー」とも略される「タッパーウェア」は、1946(昭和21)年に設立された、アメリカ合衆国東南部、フロリダ州オーランドに本社があるタッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)が製造している、プラスチック製の密封容器である。「タッパー」という名称は、タッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)の創始者、アール・サイラス・タッパーの名に由来し、プラスチック製容器の商品名として商標登録されている。従って、タッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)以外のプラスチック製の密閉容器全般を、「タッパー」等と呼ぶことは、厳密に言えば正しくないが、一般には概ね、そのようにも用いられる。この「タッパー」のように、商標としての機能、即ち、特定の企業、その他の団体が提供する商品、又は役務(サービス)を識別する標識としての機能(自他商品役務識別機能、出所表示機能)を有していた名称が、徐々にその機能を消失させ、需要者(取引者、最終消費者)の間で、その商品や役務を表わす一般的名称として意識されるに至る現象を「商標の普通名称化」という。1980年代後半には、日本で「タッパーと呼べるのはタッパーウェアだけ」のメッセージを添えたテレビCMが流れていた。タッパーウェアブランズジャパン株式会社は、タッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)の日本法人で、東京オリンピック(第18回オリンピック競技大会)開催を翌年に控え、活気に満ちた時代を迎えていた日本への、1963(昭和38)年に上陸後は、アメリカナイズされた生活様式が広がり、西洋料理と電気冷蔵庫の普及に伴なって、冷蔵庫内の保存容器や、保存容器の潜在需要が高まっていた時代背景とも相まって、日本全国へと急速に浸透した。タッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)がアメリカで行なっていたものと同様の、ホームパーティー商法がそのまま導入され、密閉性が高いという評判と、アメリカ風の生活への憧れを演出しながら広める、という手法を採った。現在、タッパーウェア・ブランズ・コーポレーション(タッパーウェア社)の製品の多くは、食品用の密閉容器やピッチャー、その他のキッチン用品である。酸や塩分、アルコール、油脂の多い食品を入れても安心な原料を使用しており、精密な金型から、精度の高いシール(ふた)と本体の嵌合(嵌め合わせ)を実現し、「水もれ防止構造」の製品は、寝かせて収納しておいても水が漏れることはないという。
世界バクの日(World Tapir Day)。
2008(平成20)年に制定。開発のため生息地が減少し,絶滅が危惧されているバクの現状を伝え、保護を呼掛ける日。バク(獏)は、奇蹄目に含まれるバク科の構成種の総称で、現生種は全てバク属に分類される。北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、及び、東南アジアに分布する。成獣の体長は、約1.7mから約2m程度。体型は流線型で、藪の中を進むのに適している。バクの形態は、中国や日本に伝わる幻獣の「獏」に似ており、それが名称の由来となる。しかし、架空の「獏」こそがバクをモデルとした動物、という説もある。中国で「獏」は、古くから文献に見えるが、どんな動物であるかについては、文献によって一定しない。中国の獏伝説では、悪夢を食らう描写は存在せず、獏の毛皮を座布団や寝具に用いると、疾病や悪気を避けると言われた。日本での「獏」は、人の夢を喰って生きると言われるが、この場合の夢は、将来の希望の意味ではなく、身体は骨格筋が弛緩して休息状態にあるが、脳が活動して覚醒状態にある、レム睡眠中にみる夢である。
国際マルコーニデー(International Marconi Day)。
世界で初めて無線による通信を行なったイタリアの電気技師、グリエルモ・マルコーニを記念する日。グリエルモ・マルコーニの誕生日、4月25日(1874[明治7]年)に近い土曜日に、24時間のアマチュア無線のイベントが開催され、世界中のアマチュア無線局が交信を行なう。グリエルモ・マルコーニは、ドイツの物理学者、ハインリヒ・ヘルツが発見した電磁波のことを知り、これを通信装置に応用することを試みて、1895(明治28)年には、自宅の窓からモールス信号で2.4kmの無線通信に成功した。これが世界初の無線通信であったが、当時のイタリアでは、その価値が理解されなかった。そこで、翌1896(明治29)年にイギリスの首都ロンドンに渡り、無線電信の特許を取ると共に、イタリアやアメリカ等に無線電信会社を設立した。さらに、年々改良を加えて通信距離を延ばし、1901(明治34)年には、大西洋を隔てて3,000km以上離れた、イギリスとアメリカとの間の通信に成功した。1909(明治42)年、グリエルモ・マルコーニは無線通信の発展に貢献したとして、ブラウン管(電気信号を光に変換し、人間の目に見える像を発生させる装置)の発明等、電磁気学、及び無線通信の分野に多大な業績を残したドイツの物理学者、カール・フェルディナント・ブラウンと共に、ノーベル物理学賞を受賞した。グリエルモ・マルコーニが1897(明治30)年に創立したマルコーニ無線電信会社の社員は、1912(明治45)年4月14日に豪華客船『タイタニック』が北西大西洋上、カナダの東海岸に位置するニューファンドランド島沖で氷山に衝突した際、『タイタニック』に同乗していて、救難信号を送信している。1912(明治45)年6月18日、『タイタニック』沈没の件を調査する法廷で、グリエルモ・マルコーニは船舶電信の機能と緊急時の規定についての証拠を提出した。イギリスの郵政公社総裁は、「救助された人々はマルコーニ氏と氏の素晴らしい発明に救われた」と述べている。1920(大正9)年、マルコーニ無線電信会社は真空管(整流、発振、変調、検波、増幅等を行なうために用いる電気、電子回路用の能動素子)送信機を使って、イギリス初の娯楽ラジオ放送を行なった。1922(大正11)年からは定期ラジオ放送を開始しており、これがイギリスの公共放送局である英国放送協会(BBC)の発祥である。1914(大正3)年、グリエルモ・マルコーニは元老院(イタリアの議会[上院])議員となり、若い頃に支援者を探して渡ったイギリスでは、ロイヤル・ヴィクトリア勲章(最高の ナイト・グランド・クロス)を授与された。なお、ロイヤル・ヴィクトリア勲章とは、王室関係者が対象とされ、王族、及び宮内長官から庭師や下僕に至るまでの王室に奉職した者へ、君主個人から贈られる勲章である。内外の王族以外では、王室に関係する公職を務めた者や宮廷職員の他、イギリス連邦諸国へ行幸する際は、現地の関係者が主な対象となる。外国人への叙勲も同様で、他国の宮廷関係者や、君主が他国を公式訪問する際には、その国の関係者へ贈られる。第一次世界大戦では、イタリアは連合国側となり、グリエルモ・マルコーニはイタリア軍の無線通信部門の責任者となり、最終的にイタリア陸軍では中尉、海軍では司令官となった。1924(大正13)年には、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世により、侯爵に叙爵されている。 
世界獣医の日(World Veterinary Day)。
4月第4土曜日。世界獣医学協会(WVA)が2001(平成13)年に制定。世界獣医学協会(WVA)は、獣医学の向上に係る研究の推進、獣医学的知識に基づく、人間のための安全な環境の保全を図ると共に、獣医学研究者間の学術交流と親睦を推進することを目的とした、全ての獣医領域をカバーする世界最大の獣医師団体である。1863(文久3)年、ドイツ北部に位置するハンブルグで設立され、事務局は、現在、デンマークの首都コペンハーゲンに所在する。日本は、1954(昭和29)年に加入した。3年に1度、世界獣医学大会(WVC)を開催しており、アジア地域での世界獣医学大会(WVC)開催は、神奈川県横浜市での第25回大会(1995[平成7]年)一度のみであり、日本は、アジアで唯一の世界獣医学大会(WVC)主催国である。獣医師によって構成される職能団体(法律や医療等の専門的資格を持つ専門職従事者らが、自己の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織)、東京都港区南青山に所在する公益社団法人日本獣医師会は、世界獣医学協会(WVA)、アジア獣医師会連合(FAVA)等の、獣医学術に関する国際機関・団体に参加すると共に、その他の諸外国獣医師会等の関係者と連携・協力しつつ、獣医学術、及び獣医事関係情報の収集、交換等の獣医学術の国内外との振興・普及に努めている。また、世界獣医学協会(WVA)が提唱する「世界獣医師の日(World Veterinary Day)」開催事業の趣旨に呼応し、獣医師、及び獣医療、そして動物の果たすべき社会的役割の市民向け普及・啓発事業を「動物感謝デー in JAPAN(World Veterinary Day)」として、地方獣医師会、獣医学系大学、獣医学生団体と共に、獣医療・動物愛護・福祉・畜産関係団体、及び動物関連産業界の協賛・支援の下で開催している。