4月21日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

民放の日(民間放送発足記念日)(続き)。
「放送法」制定当初からあるものは、地上波(地上を伝わる電波で、衛星波の対義語として用いられる)による放送で、「放送法等の一部を改正する法律(平成22年12月3日法律第65号)」により全面改正された「放送法」の2011(平成23)年6月30日施行後は地上基幹放送という。地上基幹放送事業者は、短波放送事業者(日経ラジオ社[ラジオNIKKEI])を除けば、関東広域圏・中京広域圏・近畿広域圏の各広域圏、その他の都道府県等の放送対象地域を単位として免許されている。新聞社や、地元の有力企業等が主な出資者になっていることが多い。 テレビ局の多くは、関東広域圏のキー局を中心とするネットワークによるグループを構成し、キー局から番組や全国向けのコマーシャルの配信を受けたり、地元のニュースをキー局を通じて、系列各局に提供する等している。ラジオ局の多くにも、系列によるグループは存在するが、その結び付きはテレビ局のそれよりは弱い。テレビ局の内、ネットワークに加盟していない局が、広域圏内において県域放送を行なっているが、これらは俗に独立放送局(或いは、省略して独立局)と呼ばれ、全国独立放送協議会を構成している。衛星波による放送は、「放送法」の全面改正後、使用する人工衛星により衛星基幹放送と衛星一般放送に大別される。衛星放送事業者の幾つかは、安定した経営を行なっているが、その他は赤字が続き、一部を元の放送内容とはかけ離れた(有料の成人向け番組等)内容に変更するところもある等、経営基盤の弱さが指摘されている。マスメディア集中排除原則は、基幹放送事業者に対する出資に関する規制であり、少数の者により複数の基幹放送事業者が支配されることを防ぎ、多くの者が表現の自由を享受できるようにするため、複数の基幹放送事業者に対する出資を制限している。このために、「基幹放送の業務に係る特定役員及び支配関係の定義並びに表現の自由享有基準の特例に関する省令(平成27年3月27日総務省令第26号)」が制定されている。なお、3月3日の「33」が「耳(み[3]み[3])」と読めることに由来する「耳の日」に因んで、日本民間放送連盟ラジオ委員会が2008(平成20)年に制定した「民放ラジオの日」は3月3日とされている他、1925(大正14)年3月22日、東京府東京市芝区芝浦(現在の東京都港区芝浦)にある東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部の前身)内に設けられた社団法人東京放送局(JOAK、現在のNHK[日本放送協会]東京ラジオ第1放送)仮送信所から、日本初のラジオ仮放送が行なわれたことを記念して、日本放送協会(NHK)が1943(昭和18)年に制定した「放送記念日」は3月22日とされている。日本民間放送連盟(民放連)主催のものとしての主な放送(番組)大賞には、日本民間放送連盟賞と日本放送文化大賞の2つがある。日本民間放送連盟賞は、放送技術の向上と、放送活動の発展を図ることを目的に、1953(昭和28)年に制定した賞である。日本民間放送連盟(民放連)加盟の各会員社(各放送局)から参加のあった番組・事績を対象に毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰している。表彰は、毎年秋の民間放送全国大会(民放大会、又は、民放連大会ともいう)で発表される。開始当初の名称が「民放祭番組コンクール」であったことから、2014(平成26)年現在も、放送業界の関係者の間では「民放祭」と俗称されることが多い。日本放送文化大賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを目的に、2005(平成17)年に制定した賞である。日本民間放送連盟(民放連)加盟の各会員社において、放送文化の向上に寄与したと評価される番組を顕彰し、ラジオ、テレビ、それぞれにグランプリ1番組、準グランプリ1番組を選定する。審査員は、民間放送(民放)各社の番組審議会委員、新聞社・通信社所属の記者、広告関係者らにより構成され、審査結果は、毎年秋の民放大会で発表され、(事前に)エントリーされた番組が受賞されると、その番組を制作・放送した放送局には、賞牌と報奨金が送られる。表彰された番組は、原則として、受賞してから3ヶ月以内に全国放送を行なうこと義務付けられている。また、番組制作を協力してきた関係者(制作協力会社・制作者、出演者、当該受賞番組の広告主等)にも賞牌が送られる。日本民間放送連盟(民放連)の『ラジオ委員会』が、2003(平成15)年から『民放ラジオ101社統一キャンペーン』と題したキャンペーンを実施している。なお、2010(平成22)年9月に愛知国際放送(RADIO-i)が閉局となってからは『民放ラジオ100社統一キャンペーン』、そして2012(平成24)年4月に、FM COCOLO(大阪市)の運営が、関西インターメディアからFM802による1局2波での運営となってからは、『民放ラジオ統一キャンペーン』となっている。「CMのCMキャンペーン」は、日本民間放送連盟(民放連)が2005(平成17)年7月から実施している、民間放送(民放)テレビ局のキャンペーンである。日本民間放送連盟(民放連)が2005(平成17)年度から、毎年8月28日を「テレビCMの日」と定めた一環として、これに合わせる形で始めた。1953(昭和28)年8月28日、日本テレビ放送網が日本で初の民放テレビ局として開局し、同日に日本初のテレビCMを放送したことに因む。日本民間放送連盟(民放連)が製作したコマーシャル「CMのCMキャンペーン」をコマーシャルするキャラクター、コマーさる君の声を担当しているのは、数々の舞台作品での活躍で演技力への評価を高め、舞台を中心に、テレビドラマ、映画と幅広く活躍している、俳優の阿部サダヲである。安孫子素雄(藤子不二雄A)と共に「藤子不二雄」としてコンビを組み、数多くの作品を発表して、児童漫画の新時代を築き、第一人者となった漫画家、藤子・F・不二雄が、小学生向けの雑誌『こども家の光』(1993[平成5]年にリニューアルし、『ちゃぐりん』と誌名を変更している)1980(昭和55)年8月号で発表した読切漫画『コマーさる』とは無関係であるが、藤子・F・不二雄作品の著作権管理を主な業務とする企業、株式会社藤子・F・不二雄プロには、事前に名前の使用の了解は得ている。昨今、ビデオデッキやDVDレコーダー・HDDレコーダーが登場し、多くの人はテレビ番組をその機器で録画するようになり、番組の視聴が放送時間に制約されることは少なくなった。録画する人の多くは、録画した番組に興味があり、付随するCM等は見ない(多くの人は、早送りやスキップすると思われる)。CMの視聴率が落ちると、スポンサーもCMに資金を使わなくなると危惧した民間放送(民放)各社(CMを主な収入源としている)が、このようなCMを製作した訳である。2015(平成27)年度から実施されている日本民間放送連盟(民放連)のキャンペーンに、「放送番組の違法配信撲滅キャンペーン」がある。テレビ番組を、動画共有サービス(インターネット上のサーバに、不特定多数の利用者が投稿した動画を、不特定多数の利用者で共有し、視聴できるサービス)に許諾無くアップロードして公開する「違法動画」が相次いでいて、これが著作権・著作隣接権を侵害する行為であることから、「違法動画」が違法、犯罪であることを認識させるのが目的で、CMキャラクターには、眼光鋭く、強面な風貌から、悪役を演じることも多いが、「強面の割に小心」というギャップを表に出した、コミカルで人間味溢れる役柄を演じる機会も増えた俳優、遠藤憲一を起用している。キャッチコピーは、「それ、違法です。」。