4月14日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

0069年 - 四皇帝の年: 第1次ベドリアクムの戦い。ウィテッリウス(アウルス・ウィテッリウス・ゲルマニクス)がオト(マルクス・サルウィウス・オト)を破り、ローマ帝国の帝位に就く。但し、ウィテッリウス(アウルス・ウィテッリウス・ゲルマニクス)には、帝位を得た後の政策について明確な方針もなく、単に軍団から御輿として担がれただけの皇帝で、贅沢三昧の日々を送る等して、市民の支持もなく、1年もその帝位を守れずに無残な最期を遂げる。 
0969年 - 安和の変。多田源氏の祖で、武官貴族から武将となった源満仲の密告により、第60代天皇、醍醐天皇の第10皇子の公卿、源高明が、皇太子守平親王廃立陰謀の廉(ある事柄の原因・理由となる点)で、大宰権帥(九州の筑前国に設置された地方行政機関、大宰府の長官)に左遷される。これにより、他氏排斥が完了し、藤原氏政権が確立する。藤原氏政権に仕えるようになった源満仲は、官職に就くことによって莫大な富を得る。その後、源満仲は、摂津国(現在の大阪府北中部の大半と、兵庫県南東部に相当する)多田荘(現在の兵庫県川西市多田)に入部して、所領として開拓すると共に、多くの郎党を養い、武士団を形成する。
1205年 - 第4回十字軍: ハドリアノポリスの戦い。ラテン帝国(東ローマ帝国の後継国家の1つ)軍がブルガリア帝国軍に大敗し、皇帝ボードゥアン1世が捕虜となる。 
1293年 - 鎌倉幕府が、蒙古再来に備え、九州の裁判と軍事指揮を行なう鎮西探題を、筑前国の博多(現在の福岡市に所在)に設置。 
1471年 - 薔薇戦争: バーネットの戦い。 
1603年 - 日本橋(木造の初代の橋)が開通。翌1604年、五街道の基点となった日本橋はこれ以降、江戸の中で最も賑わう場所として、浮世絵による風景画に描かれることが多くなる。 
1670年 - 現在の神奈川県と静岡県に跨る火山、箱根山をトンネルで貫き、現在の神奈川県にある箱根の芦ノ湖の湖水を、現在の静岡県裾野市に引くために造成された灌漑用水路、箱根用水(深良用水)の全長約1,200mの隧道が貫通する。 
1828年 - アメリカの教育者で辞書編纂者、ノア・ウェブスターが『アメリカ英語辞書』初版を出版。ノア・ウェブスターは、教科書の著者、聖書翻訳者、綴字改定運動家、ライター、編集者としても活躍し、「アメリカの学問・教育の父」と呼ばれる。ノア・ウェブスターが著した通称「スペリングの青本」は、5世代に亘りアメリカ合衆国の子ども達に読み書きを教え、特に、1828年初版の『アメリカ英語辞書』に始まるメリアム・ウェブスター社(アメリカ合衆国で最も著名、かつ最大のシェアを持つ辞書出版社)の辞書により、「ウェブスター」の名は「辞書」の代名詞となる。 
1849年 - 政治家のコシュート・ラヨシュが、ハンガリーのオーストリアからの独立を宣言し、執政官に就任する。 
1865年 - リンカーン大統領暗殺事件。アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.にある演劇場『フォード劇場』で、南北戦争(アメリカ合衆国と、奴隷制存続を主張するアメリカ南部諸州の内、11州が合衆国を脱退して結成したアメリカ連合国との間で行なわれた戦争)の結果に不満を持つ、南部連合の支持者であった俳優、ジョン・ウィルクス・ブースに狙撃される。翌日、エイブラハム・リンカーンは死亡する。この事件は、史上初のアメリカ大統領暗殺事件となっている。 
1879年 - 横浜駅 - 新橋駅間の鉄道に、日本人運転士が初めて乗務。日本人運転士は、翌年11月から全列車に乗務する。 
1890年 - 汎米連合(南北アメリカの国々の平和と安全保障・紛争の平和解決や加盟諸国の相互躍進を謳う、米州機構[OAS]の前身の1つ)が発足。 
1912年 - イギリスの豪華客船『タイタニック』が、イギリス南部のサウサンプトン港からアメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州にあるニューヨーク港に向けての処女航海中に、北西大西洋上、カナダの東海岸に位置するニューファンドランド島沖で氷山に接触、翌日未明にかけて沈没する。死者約1,500名。 
1921年 - 一般公衆(公共)の運輸事業を目的とする道路に敷設される鉄道に適用となる「軌道法(大正10年4月14日法律第76号)」が公布される。「軌道法」は元来、主として路面電車を対象としてきたが、近年ではモノレール、新交通システム等に適用例がある。行政管轄として、軌道は道路行政で、鉄道は鉄道行政となる。これは、軌道が道路交通の補助として位置付けられていたことに起因している。当初、土木行政と鉄道行政は担当する省庁が異なっていたため、軌道法制と鉄道法制を分けていることに大義があったが、現在に至っては、鉄道・道路共に国土交通省管轄になっており、両法制の一元化の動きもみられている。現在、多く見られるようになった専用(新設)軌道を持つ軌道については、第二次世界大戦戦前期の人口爆発によって、輸送力強化を図るために、併用軌道から新設軌道に改良された背景から、鉄道との相違が殆ど無い場合が多い。現在においては、道路に敷設するか否かではなく、鉄道建設に際し、最も費用の掛かるインフラストラクチャー(インフラと略称されることが多い、経済活動や社会生活の基盤を形成する構造物部分)の資金調達をどうするかで、軌道と鉄道の申請の区分がなされることが多い。
1922年 - アイルランド共和軍が、現在のアイルランドの首都ダブリンにあるフォー・コーツ(アイルランド最高法廷)を襲撃。アイルランド内戦のきっかけとなる。 
1929年 - 第1回モナコグランプリ開催。モナコグランプリは、フランス南部の地中海沿岸地方、コート・ダジュールのイタリアとの国境近くに位置する、モナコ公国のモンテカルロ市街地コースで行なわれるF1世界選手権レース(自動車レースの最高峰)の一戦である。インディ500、ル・マン24時間レースと並び「世界3大レース」の1つに数えられ、F1、及びモナコのシンボルとも言える名物レースとなっている。 
1929年 - 大鉄電車三重衝突事故。この年の3月29日に開業したばかりの大阪鉄道(現在の近畿日本鉄道[近鉄]南大阪線の前身)上ノ太子駅(現在の大阪府羽曳野市飛鳥に所在する)付近で、花見客で満員の阿部野橋駅発吉野駅行きの6両編成電車が、上り急勾配で故障して停車。連結器を切離された最後部の2両が突然後退し始め、急勾配で加速し、上ノ太子駅に停車中の久米寺駅(現在の奈良県橿原市久米町に所在する、橿原神宮前駅の前身)行き後続電車に衝突した後、その後方に停車していた、吉野駅行き後続電車を巻込み三重衝突となる。乗員(運転士)1名と乗客1名の計2名が死亡し、乗客90名余りが負傷する。
1931年 - スペイン国王アルフォンソ13世が退位、王政が廃止され、スペイン第二共和政が成立する。 
1931年 - 濱口雄幸首相が前年11月に狙撃されたことが元で病状が悪化し、濱口内閣が総辞職。若槻禮次郎が第28代内閣総理大臣に就任し、第2次若槻内閣が発足する。 
1939年 - アメリカの作家、ジョン・スタインベックの長編小説『怒りの葡萄』が発刊される。世界恐慌と重なる1930年代、大規模資本主義農業の進展や、オクラホマ州等のアメリカ中西部で深刻化したダストボウル(土地の荒廃による砂嵐)により、所有地が耕作不可能となって流民となる農民が続出し、社会問題となっていたが、『怒りの葡萄』は、当時の社会状況を背景に、故郷オクラホマを追われた一族の逆境と、不屈の人間像を描く。ジョン・スタインベックはこの小説により、1940年にピューリッツァー賞(新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられるアメリカで最も権威ある賞)を受賞する。後のノーベル文学賞受賞(1962年)も、主に『怒りの葡萄』を受賞理由としている。
1945年 - ポツダム空襲。ドイツ国北東部にあるポツダムに対し、翌4月15日未明にかけて連合国軍が大規模な空襲を行ない、ポツダムは壊滅的な被害に見舞われる。約1,700トンの爆弾や焼夷弾が投下され、爆撃、又は、その後発生した火災で1,593名が死亡、市内中心部の建物約1,000棟が完全に破壊され、約60,000名が家を失う。ドイツでは、「ポツダムの夜」とも呼ばれる。