4月12日 記念日 その6 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
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柴犬ハルがお伝えします

国分寺ペンシルロケット記念日。
東京都国分寺市が2018(平成30)年に制定。1955(昭和30)年4月12日、東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士が率いる研究チームが、東京都北多摩郡国分寺町(1964[昭和39]年に東京都国分寺市となる)において、日本で初めて「ペンシルロケット」の水平発射実験を行なった。記念日は、この発射実験が行なわれた日に由来する。「日本の宇宙開発発祥の地・国分寺市」をまちの魅力の1つとしてアピールし、多くの人に知ってもらうことが目的。この日には、大人も子どもも楽しめる「ペンシルロケットペーパークラフト工作教室」や、「天体望遠鏡操作体験」等の記念イベントが実施される。また、会場ホールの「まちの魅力発信コーナー」では、国分寺と宇宙の展示が開催される。ペンシルロケットは、将来のロケット旅客機開発の実現を睨んだ、ロケット推進の研究を目的として開発された。その形が鉛筆のようであるところから、この愛称が生まれた。日本で初めての「ペンシルロケット」水平発射実験では、全長230mmのペンシルロケットが使用された。航空工学者・宇宙工学者の糸川英夫は、ペンシルロケットの開発者であることから「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれている。1957(昭和32)年9月20日には、初の本格的な国産観測ロケット「K(カッパ)-4C型」の打上げ実験に成功した。カッパロケットは、日本のロケット開発において、初めての本格的な地球観測用ロケットとなる。 以後、1960年代には、全段固体燃料の観測ロケットシリーズのラムダロケット、人工衛星の打上げによって、宇宙開発を本格的に推進する為に開発されたミューロケット、日本初の人工衛星である技術試験衛星「おおすみ」等に関わった。1967(昭和42)年、糸川英夫は東京大学を退官して組織工学研究所を設立。これを機に、宇宙開発の前線から去った。糸川英夫は第二次世界大戦前、主として陸海軍の需要に応え、軍用機や航空用エンジン開発に取組んだメーカーである中島飛行機株式会社(現在の輸送用機器メーカー、株式会社SUBARUの源流となる企業)に入社し、帝国陸軍の九七式戦闘機、一式戦闘機「隼」、二式単座戦闘機「鍾馗」等の設計に関わった。2003(平成15)年、地球近傍小惑星(地球に接近する軌道を持つ小惑星)のグループの1つ、アポロ群の小惑星 25143 が、糸川英夫の名に因んで「イトカワ」と命名された。この推定直径が僅か約0.33kmの小惑星が「イトカワ」と命名されたのは、日本の小惑星探査機『はやぶさ』が打上げられて(命名されて)約3ヶ月後で、探査機がこの小惑星を探査することが決定した後のことである。「イトカワ」には、探査機『はやぶさ』が訪れ、調査とサンプルリターンを行なった。糸川英夫の名前が付けられた小惑星に、糸川英夫が開発に関係した一式戦闘機「隼」と同名の探査機が着陸したことになる。
子どもを紫外線から守る日。 
子どもを有害な紫外線から守る日をと、石川県能美市旭台に所在し、UVカット化粧品等、化粧品や医薬部外品を製造する企業、株式会社ルバンシュ等が制定。日付は、4月12日の「4」と「12」を、「良い皮膚(よ[4]い[1]ひふ[2])」と読む語呂合わせと、紫外線が強くなる時期となることから、予防を呼掛けるため。光のスペクトル(光を波長に従って分解し、波長順に並べたもの)で、紫よりも外側になるのでこの名がある紫外線は、化学的な作用が著しい。このことから、「化学線」とも呼ばれる。紫外線の有用な作用として、殺菌消毒、ビタミンDの合成、生体に対しての血行や新陳代謝の促進、或いは、皮膚抵抗力の昂進等がある。その一方で、人間が太陽の紫外線に長時間晒されると、皮膚、目、免疫系へ、急性、若しくは、慢性の疾患を引起こす可能性がある。紫外線はたんぱく質を変性させるため、皮膚に紫外線が照射されると、コラーゲン(動物の骨、軟骨、象牙質、腱、皮膚、角膜等の結合組織を構成する主要なたんぱく質)繊維、及びエラスチン(コラーゲンの線維[糸状の長い細胞で構成される組織]を支える役割を持つ線維であり弾性線維とも呼ばれる)にダメージを与え、皮膚を加齢させる訳である。紫外線照射に対する生体の防御反応として、人間の体では、茶色の色素、メラニンを分泌して皮膚表面に沈着させる(これを、「日焼け」という)ことにより、それ以上の紫外線の皮膚組織への侵入を防ぎ、より深い皮膚組織へのダメージを軽減させようとする。この分泌度は、人種によって異なっているため、このことが、皮膚の色の違いによる人種の区別をもたらしている。因みに、紫外線は、不要な微生物の除去のために、食品生産において使用されている。例えば、フルーツジュースの低温殺菌工程では、強度の強い紫外線の照射が使用されている。この工程の効果は、ジュースの紫外線吸収度(ランベルト・ビールの法則[光の物質による吸収を定式化した法則])に依存する。
補綴の日。
東京都港区新橋に事務局を置く、公益社団法人日本補綴歯科学会が制定。歯が一部欠けたり、失われたりした場合に、冠、クラウン、入れ歯(義歯)やデンタルインプラント(欠損歯の問題を解決する目的で、顎骨に埋込む人工的な物質、人工臓器の1つで、インプラント体に人工歯を固定する)等の補綴(ほてつ)装置を用いて、食べる力を向上させ、人々の健康長寿に貢献する補綴歯科治療。補綴(ほてつ)という用語を含めて、その大切さを多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、「4」を「ほ = フォー」、{12」を「て = テン、つ = ツー」と読む語呂合わせから4月12日に。歯科補綴学(歯学の専門分野の1つで、臨床歯科医学の一分野であり、歯や関連組織の欠損によって生じる顎口腔系の機能障害、審美性を回復することを目的とする学問)を中心とした学問を取扱う専門学術団体の1つで、日本における歯科系学術団体の中核をなす組織で、各分野間を取纏める総合的な役割を持つ、日本歯科医学会(日本歯科医師会の内部に設置された組織であり、独立した法人ではない)の専門分科会となっている。なお、各都道府県歯科医師会を法人会員として、都道府県歯科医師会会員となっている歯科医師を個人会員として組織される職能団体(法律や医療等の専門的資格を持つ専門職従事者らが、自己の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織)、公益社団法人日本歯科医師会は、1903(明治36)年、日本最古の歯科大学である東京歯科大学の前身、高山歯科医学院を設立した歯科医、高山紀齋等によって設立され、国民へ歯科に関する予防・啓発事業等を実施しており、職能団体として、歯科に関する啓蒙、啓発活動や患者、及び、歯科医師の権利を守るための社会的活動等を行なっている。1933(昭和8)年に設立され、2013(平成25)年には、公益社団法人に認定された日本補綴歯科学会は、歯科補綴学に関する活動を行ない、その進歩普及と、学術の発展の寄与による、国民の健康福祉の向上への貢献を目的としている。活動内容は、学術大会の開催や、学会誌『Journal of Prosthodontic Research』や『日本歯科補綴学会誌』の発行、専門医認定、表彰等となっている。歯学系学会間の交流推進を図る団体、一般社団法人日本歯学系学会協議会にも加盟している。
シャイニーカラーズの日。
東京都港区芝に本社を置く、スマートフォンやコンシューマーゲーム機等のゲームソフトの制作、及び開発を行なう企業、株式会社バンダイナムコエンターテインメントが制定。日付は、4月12日の「4」と「12」を、「シャイニーカラーズ」の公式の略称「シャ(4)イ(1)ニー(2)」と読む語呂合わせから。自社が配信するスマートフォン向けブラウザゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ(THE IDOLM@STER SHINY COLORS)」が2018(平成30)年4月にサービスを開始したことを記念したもので、記念日を通して、多くの人にゲームをプレイして楽しみ、キャラクターアイドルとの交流を深めてもらうことが目的。この日には、特別生配信等のイベントが実施される。初代「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)」から続く、1stシリーズをモチーフとしたゲーム体系となっている、育成シミュレーションブラウザゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ(THE IDOLM@STER SHINY COLORS)」では、2Dのモーフィングアニメーションを取入れている。プレイヤーが、283(ツバサ)プロダクション所属のプロデューサーとして、アイドルを育成するゲームで、特訓やトレーニングで基礎能力やスキルを強化し、強力なフェスアイドルを誕生させる。その育成中のストーリーを楽しみ、フェスアイドルでユニットを編成して、他のプロデューサーとフェスを競う。アイテム課金システム(コンピュータゲーム内で利用できるアイテム[追加コンテンツ]を課金して、ユーザーに販売するビジネスモデル)、ガシャを利用することで、プロデュースアイドル、及びサポートアイドルを獲得するゲームシステムである。