4月10日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

交通事故死ゼロを目指す日。 
日本政府が「生活安心プロジェクト」の一環として、2008(平成20)年に制定。1年に3回あり、2月20日と、春・秋の全国交通安全運動の期間中の4月10日と9月30日。「統計が取られ始めた1968(昭和43)年以来、死亡事故の起きなかった日は1日も存在しないことに鑑み、内閣府中央交通安全対策会議交通対策本部で、交通死亡事故がこの1日だけは1件も起きないことを願い、全国的に死亡事故防止を呼掛ける。「生活安心プロジェクト」には、4つの国民運動が含まれており、他3つは「食の安全・安心に関する対話」「子どもの施設の安全全国一斉総点検」「青少年を有害情報環境から守るための国民運動」となっている。国民1人ひとりが、交通ルールを守り、交通マナーを実践する等、交通事故に注意して行動することによって、交通事故を無くそうと呼掛けている。この日を中心に、小学校での交通安全教育の実施、街頭でのパンフレットや啓発品の配布等、啓発キャンペーンが行なわれる。なお、2021(令和3)年4月8日には、全国の交通事故死者数が史上初めてゼロとなった。  
ヨットの日。
静岡県磐田市新貝に本社を置く、オートバイやボート、船外機等の輸送用機器メーカー、ヤマハ発動機株式会社が制定。日付は、4月10日の「4」と「10」で、「ヨッ(4)ト(十、10)」の語呂合わせから。楽器・半導体・音響機器(オーディオ・ビジュアル)・スポーツ用品・自動車部品製造発売を手掛けるメーカーで、世界最大の総合楽器メーカーであると同時に、業界の盟主でもある日本楽器製造株式会社(現在のヤマハ株式会社)の、二輪部門が独立して誕生したヤマハ発動機株式会社は、一般によく知られているオートバイ・スクーター等の自動二輪車部門だけでなく、ボート、船外機、漁船、ヨット、マリンジェット等のマリン製品の製造も行なっている。ヤマハヨットシリーズには、キャビン(船室)やベッド、トイレを備えている大型ヨットのセーリング・クルーザーと、キャビンのない小型ヨットで、競技にも使用されるディンギーがある。国体競技やオリンピック等、数多くのレースにおいて、ヤマハ発動機株式会社のレーシング・ディンギーは輝かしい実績を残している。日本語で「ヨット」と言う場合は、スポーツ用舟艇の性質が強く、レースにも使われる、縦帆(船の中心線に沿った方向に帆を張るもの)を使った小型の帆船の意味で用いられていることが殆どである。外洋を長期間・長距離に亘って航行することが可能ながら、比較的小型で個人で運用可能であるため、冒険心のある人物による、単独での大洋の横断、無寄港での世界一周等が行なわれている。1882(明治15)年に横浜の本牧(現在の神奈川県横浜市中区南東部に所在)で、日本人によりヨットが初めて建造され、神奈川の葉山(現在の神奈川県三浦郡葉山町)で帆走したことから、葉山港には日本ヨット発祥の地と刻まれた碑が建っている。なお、英語で単に「ヨット(yacht)」と言えば主に、大型(個人船としては)で豪華な遊行船を意味する。夏季オリンピックの競技種目として、「ヨット」の帆の表面を流れる風によって生ずる揚力を主な動力として、水上での滑走とその技術を競う「セーリング」競技がある。近代五輪最初の大会として開催された、1896(明治29)年の1896年アテネオリンピック(第1回オリンピック競技大会)の種目になっていたが、悪天候により実施されなかったため、1900(明治33)年の1900年パリオリンピック(第2回オリンピック競技大会)において、初めて競技が実施された。「セーリング」で日本がオリンピックに参加したのは、1936(昭和11)年のベルリンオリンピック(第11回オリンピック競技大会)からである。1964(昭和39)年の東京オリンピック(第18回オリンピック競技大会)でも華々しく実施され、その後にジュニアクラブが設立されて、高校生や大学生の部活動、実業団のクラブ活動が盛んになった。オリンピックのセーリング競技においての実施種目は、艇種により細かく分けられ、男女別々で実施されるものもあるが、他の競技では殆ど見られない、男女混成で行なわれる種目もある。日本人選手がセーリング競技で金メダルを獲得したことはまだないが、1996(平成8)年の1996年アトランタオリンピック(第26回オリンピック競技大会)で、ヨット女子470級に出場した重由美子と木下アリーシアのペアが、日本選手初の銀メダルを獲得した後、2004(平成16)年の2004年アテネオリンピック(第28回オリンピック競技大会)で、セーリング男子470級に出場した関一人と轟賢二郎のペアが、日本男子初のメダルを獲得している。   
ピークシフトデー。
東京都渋谷区渋谷に本社を置き、世界初の「ピークシフト自販機」を開発し、設置を促進している、アメリカに本拠を置く清涼飲料水メーカー、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人、日本コカ・コーラ株式会社が制定。日付は、4月10日の「4」と「10」で、「ピークシ(4)フト(十、10)」のシフトの語呂合わせから。「ピークシフト自販機」とは、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)以降に求められている、電力使用のピーク時の消費電力を減らすニーズに応えた自動販売機のことで、誰もが簡単に参加し易い節電方法であるピークシフト(電力を消費する時間帯をずらして、電力需要ピーク時における電力消費を抑えること)の認知度を向上させることが目的。日本コカ・コーラ株式会社は、2013(平成25)年1月、大手電気機器メーカーの富士電機との共同開発で、冷却用の電力を止めた状態で最長16時間の長時間冷却を実現し、消費電力量を大幅に削減できる「ピークシフト自販機」を開発した。
酒盗の日。
神奈川県小田原市成田に本社と工場を置く、酒盗の販売・製造を手掛ける企業、株式会社しいの食品が制定。カツオの胃腸やマグロの胃を長期熟成させて作る酒盗は「酒を盗んででも飲みたくなる」という程に酒がすすむことから、その名前が付いたとされる。株式会社しいの食品の、日本で古くから親しまれてきた発酵食品の伝統の味を今に伝えたい、との願いが込められている。日付は、4月10日の「4」と「10」で、「4(しゅ)10(十、10)」の語呂合わせから。カツオ等の胃と腸をよく洗い、辛口では20%程度、甘口のものでは10%程度の塩を使用して漬込む。メーカーにより、酒、みりん、蜂蜜等で調味し、半年から一年以上漬込んでから出荷される。内臓に含まれる消化酵素によって発酵し、これがすすんだものは、茶漬けにするととろける程になる。米飯のおかずとして、また、酒の肴として食べられる。カツオの内臓は、魚体が約4kgから約5kgで約50gの内臓が取れる。元々は、生のカツオを解体し、蒸す、茹でる等の処理を施した一次加工食品、生利節を製造する際に大量に出る内臓を、漁師や加工業者が塩辛にして食べていたものが始まり、と言われており、一般家庭で作られることは殆ど無い。酒盗を料理の調味料として使った、様々な調理法が考案されている。生で和え物等にしたり、アンチョビのように加熱して、チャーハンのような炒め物、また、煮物等に隠し味としても利用される。酒盗は、高知県や鹿児島県の名物ともなっている。
酔い止めの日。
東京都千代田区鍛冶町に本社を置く、「せき・こえ・のどに浅田飴」で知られる製薬会社、株式会社浅田飴が制定。乗り物酔いによく効く、水なしで服用できるドロップタイプの酔い止め薬「トラベロップQQ」を製造・販売する株式会社浅田飴の、乗り物酔いの心配をぜずに、家族や友人等、皆で楽しく旅行をしてもらいたい、との願いが込められている。日付は、ゴールデンウィークや修学旅行、夏休みといった行楽シーズンの前であることと、4月10日の「4」と「10」で、「酔(よ[4])い止(十、10)め」と読む語呂合わせから。楽しい筈の旅行や遠足、ドライブ。しかし、乗り物に酔ったら台無しになってしまう。「トラベロップQQ」は、そんな不安や悩みを小さくするために生まれた。にがい薬が苦手な子どもでも服用できるように、ぶどう・サイダーの2つの味で、「良薬にして口に甘し」な薬となっている。