4月9日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

0193年 - エクィテス(古代ローマにおける階級の1つで、日本語では騎士階級等と訳される)の名門に属していた一族の出身であったルキウス・セプティミウス・セウェルスが、元老院(王政ローマにおける王の助言機関)の支持を取付け、ローマ皇帝に即位する。 
0702年 - 第42代天皇、文武天皇が、日本で初めて全国的に統一された計量単位(度量衡)を定める。なお、「度量衡」の度は「長さ」及び「さし(ものさし)」、量は「体積」及び「枡(升、ます)」、衡は「質量」及び「秤(はかり)」を表わしている。 
1241年 - ワールシュタットの戦い(リーグニッツの戦い)。現在のポーランド南西部にあるレグニツァ(ドイツ語での読みはリーグニッツ)で、モンゴル帝国(最盛期にはユーラシア大陸を横断する帝国を作り上げていた帝国で、後の中国元朝の前身となる)のヨーロッパ遠征軍がポーランド・ドイツ連合軍を敗る。モンゴル帝国軍による攪乱戦術により分断され、混乱状態となったポーランド・ドイツ連合軍は敗走するが、モンゴル帝国軍は容赦なく追撃し、夥しい数のポーランド・ドイツ連合軍の兵士を殺戮する。なお、ワールシュタットとは、ドイツ語で「死体の山」を意味する。 
1333年 - 鎌倉幕府により隠岐島(島根半島の北方約50kmの日本海にある諸島)に流されていた第96代天皇、後醍醐天皇が、島を脱出して京に向かう。 
1413年 - イングランド王ヘンリー5世が戴冠(国王や皇帝が即位の後、公式に王冠・帝冠を聖職者等から受け、王位・皇位への就任を宣明する儀式を行なうこと)。     
1440年 - クリストファ3世がデンマーク王に即位。 
1483年 - イングランド国王エドワード4世が死去。エドワード4世の長男、エドワード5世が即位する。 
1609年 - スペイン王フェリペ3世が、モリスコ追放の勅令(国王が直接発する命令)に署名する。モリスコとは、イベリア半島でレコンキスタ(キリスト教国によるイベリア半島の再征服活動)が行なわれていた時代に、カトリックに改宗したイスラム教徒を指す名称である。 
1782年 - アメリカ独立戦争: セインツの海戦が始まる。 
1788年 - 寛政の改革: 江戸幕府第11代将軍徳川家斉が、江戸幕府老中の松平定信を将軍輔佐とする。 
1834年 - 天保の改革: 水野忠邦が江戸幕府老中に就任。 
1858年 - 飛越地震(安政飛越地震)。越中国と飛騨国の国境(現在の富山・岐阜県境)の跡津川断層を震源に発生した地震で、規模はマグニチュード(M)7.0からマグニチュード(M)7.1と推定される。北陸地方や飛騨国を中心に大きな被害をもたらし、被害は死者426名、負傷者646名、家屋の全半壊・流失2,190戸とされている。家屋の倒壊も著しく、飛騨では700戸余りが損壊し、約200名から約300名の死者が出る。立山連峰では鳶山崩れ(大鳶崩れ)が発生し、鳶山が崩壊している。これにより、立山カルデラに大量の土砂が流れ込み、常願寺川に河道閉塞が起き、堰止め湖が形成される。なお、立山カルデラは、富山県南東部の立山(立山連峰の主峰で、中部山岳国立公園を代表する山の1つであるが、雄山[標高3,003m]、大汝山[標高3,015m]、富士ノ折立[標高2,999m]の3つの峰の総称である)とは別に、その近くにある立山火山の一部のカルデラ(スペイン語で大鍋の意味であり、火山の活動によってできた大きな陥没地形で、噴火時にできた火口とは区別され、火口よりも大きく、内側は急崖で、外側は緩斜面からなる)である。鳶山崩れ(大鳶崩れ)により、カルデラ内では、江戸時代には非常に賑わった立山温泉の温泉客と従業員が土石流により死亡している。カルデラ外へは、堰止められた川が後に決壊し、多くの田地が土砂に埋まり、死者・流失家屋も多数出る等、下流の平野部に大きな被害をもたらしている。
1860年 - フォノトグラフ(1857年に発明された、音声を波形図に変換して記録する装置)により、世界で始めて音声が記録される。 
1863年 - 足利三代木像梟首事件。足利氏の菩提寺であり、臨済宗天龍寺派の寺院、等持院(現在の京都市北区等持院北町に所在)にあった室町幕府初代将軍足利尊氏、第2代将軍足利義詮、第3代将軍足利義満の木像の首と位牌が持出され、賀茂川(現在の京都市を流れる鴨川の、高野川[鴨川の支流の1つ]との合流点より上流の呼称)の河原に晒される。京都守護職の松平容保は、この事件に激怒。犯人捕縛を命じ、浪士の一斉蜂起も懸念されたが、4月に犯人は逮捕され、6月には処罰される。事件後は、浪士取締りが強化される。 
1865年 - 南北戦争(アメリカ合衆国と、奴隷制存続を主張するアメリカ南部諸州の内、11州が合衆国を脱退して結成したアメリカ連合国との間で行なわれた戦争)で、南軍のロバート・エドワード・リー将軍が降伏宣言し、戦争が終結する。 
1890年 - 琵琶湖疏水の開通式を挙行。琵琶湖疏水は、琵琶湖の湖水を京都市へ流すために作られた水路(疏水)である。水道用水や水力発電、灌漑、工業用水等に使われる。また、疏水を利用した水運も行なわれた他、落差の大きい蹴上と伏見には、ケーブルカーと同じ原理の貨物用ケーブルカー(産業用に建設された鋼索鉄道)、インクラインが設置される。高低差がある水路間で船を往来させるため、蹴上インクラインでは、京都市の南禅寺船溜と蹴上間の傾斜区間に軌道を敷設し、ワイヤーで牽引される「船受枠」という台車に船を載せ、昇降させている。 
1922年 - 兵庫県神戸市で、日本農民組合が結成される。日本農民組合は結成後、解散や統合等を繰返したが、農業組織・農業者で構成される団体の中央組織である、現在の全日本農民組合連合会(全日農)の前身となっている。 
1928年 - 西アジアのアナトリア半島(小アジア)と、東ヨーロッパのバルカン半島東端、東トラキア地方を領有するトルコ共和国が、憲法からイスラム教を国教とする条項を廃止する。 
1935年 - 天皇機関説事件:法学者で政治家、美濃部達吉の著書『憲法概要』等、5点が「出版法(明治26年4月14日法律第15号)」(出版物の取締りを目的として制定された法律で、検閲等を政府が行なえることを定め、政府による言論統制を推進する根拠の1つとなる)違反で発禁処分となる。 
1937年 - 朝日新聞社の「神風号」が、イギリスの首都ロンドンに到着、亜欧連絡飛行を成功させる(現地時間)。「神風号」は、朝日新聞社が1937年5月12日にロンドンで行なわれるイギリス国王ジョージ6世の戴冠式奉祝の名の下に、亜欧連絡飛行を計画し、陸軍の偵察機である九七式司令部偵察機の試作2号機を払下げるよう、陸軍に依頼したものである。当時、日本とヨーロッパを結ぶ定期航空路はなく、また、東京からロンドンへの飛行は逆風であり、パリ - 東京間約100時間を賭けるフランスの試みも失敗を繰返していたという事情もある。機体愛称は、公募中から皇族で陸軍軍人の東久邇宮稔彦王によって「神風」が選ばれる。 
1939年 - 天津イギリス租界事件。中国東部にある天津のイギリス租界(清国[後に中華民国]内の外国人居留地)で、親日派の海関(清国[後に中華民国]が海港に設けた税関)監督、程錫庚が抗日ゲリラにより暗殺される。 
1940年 - 第二次世界大戦: ヴェーザー演習作戦。ナチス・ドイツ(国家社会主義ドイツ労働者党支配下のドイツ国)が、北ヨーロッパに位置するノルウェーとデンマークへ侵攻。ノルウェー国王ホーコン7世がイギリスに亡命する。 
1942年 - 第二次世界大戦: 日本軍が、フィリピンの最大の島で、フィリピンの政治・経済で特に重要な位置を占めているルソン島の中西部にある半島、バターン半島を占領。バターン半島で日本軍に投降した、アメリカ軍とフィリピン軍の捕虜や民間人が、収容所に移動する時に多数死亡する(バターン死の行進)。 
1945年 - 第二次世界大戦: 北ヨーロッパに位置する地中海[陸地に囲まれた海]、バルト海に面したドイツ北部の都市、キールに停泊中のドイツの重巡洋艦『アドミラル・シェーア』が、イギリス空軍機の爆撃を受けて沈没する。