4月4日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

トランスジェンダーの日。
1999(平成11年)2月、性同一性障害者(GID)の自助グループ(任意団体)「Trans-Net Japan(TSとTGを支える人々の会)」が制定。3月3日の桃の節句(女の子を祝う日)と、5月5日の端午の節句(男の子を祝う日)の中間点であるため。「男と女」だけでは捉え切れない性の多様性について、広く社会的な理解を深める日。 トランスジェンダーとは、自分の身体の(解剖学的な)性別やそれに属する社会的、文化的性別に対して強い違和感や不快感を感じている人達の総称であり、TSは、生物的な性転換のことで、TGは、性同一性障害(性同一性[心の性]と身体的性別[身体の性、解剖学的性別]が一致しない状態)による、手術までは求めない性の変更のことである。トランスジェンダーの国際的な記念日としては、11月20日が「トランスジェンダー追悼の日(Transgender Day of Remembrance)」となっている。これは、1998(平成10)年11月20日、アメリカ合衆国北東部、マサチューセッツ州ボストン近郊で、トランスジェンダーのリタ・ヘスターが殺害されたことが由来となっている。 
オカマの日。
3月3日の桃の節句(女の子を祝う日)と、5月5日の端午の節句(男の子を祝う日)の間をとったもの。
幸せの日。
女の子の節句(ひなまつり)が3月3日、男の子の節句(こどもの日)が5月5日、その間の今日が4月4日が、『4(し)と4(し)』の合わさる日として『幸せの日』とされる。また、男子(だんし)と女子(じょし)が歩み寄った日ともされ、『男子と女子の夫々の「子(し)」』が合わさる日、『幸せの日』とされることもある。因みに、国民総幸福量(GNH)とは、元々南アジアの国家で、北は中国、東西南はインドと国境を接するブータン王国の民主化を進めたブータン王国第4代国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが掲げた、国民の幸福を政治の目的とし、政策判断に現実に活かすために、幸福の量を具体的な数値・指標として定めたものである。これが登場した背景には、先進諸国で採用された国内総生産(GDP)等の経済指標が、人々の幸福に役立つどころか、むしろ反対に人々を不幸にしたり、苦しめるような政策へと各政府を駆立ててしまっている、という事実がある。国民総幸福量(GNH)という考え方は、世界各国で反響を生んでおり、近年では日本でも、政策の評価は全国民の幸福感を統計的に計測した指標を参考に行なうべき、といった内容の話は、主要政党内や政府内等でも出るようになっている。
まぁるい幸せチョコパイの日。
東京都新宿区西新宿に本社を置く、大手菓子メーカーの株式会社ロッテが制定。しっとりとした食感の生地で優しい甘さのクリームを挟んだパイを、コクのあるチョコレートでまるごと贅沢に包みこんだ、株式会社ロッテの「チョコパイ」。口の中でまろやかにとろけ、ケーキのようなくちどけで人気の「チョコパイ」は、1983(昭和58)年の発売から2023(令和5)年で40周年を迎える。これからも多くの人に「まぁるい幸せ」を届ける存在であり続けたい、との思いが込められている。日付は、4月4日が「幸せの日」で、「どんな時もそっと寄添い、まぁるい心で繋がり幸せを提供する」というブランドコンセプトと重なることから。
ピアノ調律の日。
世界各国のピアノ調律師・製造技師の団体が参加する非営利、民間の国際組織、国際ピアノ製造技師調律師協会(IAPBT)が、ピアノ調律に対する理解と認識を深めてもらうことを目的として、1993(平成5)年に制定。4月の英語「April」の頭文字が、調律の基準音A(ラの音)と同じで、周波数が440Hzであることから。日本では、この日、又は周辺の祭日に、東京都千代田区外神田に事務局を置く、ピアノ調律師やピアノ技術者によって構成される業界団体、一般社団法人日本ピアノ調律師協会(JPTA)により、「4月4日はピアノ調律の日」全国統一記念事業と題して、全国の各支部で記念コンサートが開催される。ピアノ調律とは、ピアノの音程を整える作業、又は調律時に行なう鍵盤タッチの調整や音色を整える作業等をいう。狭義には、音程を調整する調律(チューニング)を意味するが、広義には、ピアノのメンテナンスに必要な技術的作業を指し、ピアノ調律師に頼んで調律してもらう場合のピアノ調律とは、整調と整音、若干の修理を含んで考えることが一般的である。調律では、チューニングハンマーと呼ばれるピアノ専用の調律工具を使用し、弦が巻かれているチューニングピンを回して、音の高さを調節していく。ピアノは構造上、弦楽器の一種であるが、一般的なギターやバイオリン等と違い、殆どの鍵盤1音に付き2本、又は3本の弦が張られている。 このため、ミュートと呼ばれるフェルト状の工具を使用し、1本のみ音が出る状態にして音を聞き分ける。各弦の張力を調整する調律は、今日の殆どのピアノが十二平均律で調律されることや、弦の総数が200を超えること、他の弦楽器に比べて張力が大きいこと等から、演奏者が自分で行なうことは稀で、「ピアノ調律師」と呼ばれる専門の技術者が行なう。「ピアノ調律師」は、一般家庭や音楽教室、音楽ホール等、ピアノが設置されている部屋での出張作業が多いが、同時に、工房や工場等で修理や修復作業を行なう者も多い。 また、防音室や消音装置、温度や湿度の管理について、ピアノの使用者の相談を受けたりアドバイスをすることもある。 調律師の他、技術者や製造技師、製作家等、呼び名は多々あるが、「ピアノ調律師」と呼ばれるのは、ピアノが設置されている出張先で、調律を主とする技術的なメンテナンス業務を本業とする者に使用されることが一般的である。 会社に所属している常勤の社員や、非常勤の嘱託、独立した自営業者や、フリーで他の仕事と兼務する者等、勤務形態は様々である。   
ヨーヨーの日。
4月4日の「4」と「4」で、「ヨー(4)ヨー(4)」との語呂合わせから。競技用ヨーヨーの商品群、「ハイパーヨーヨー」の販売元であった、東京都台東区駒形に本社を置く玩具メーカー、株式会社バンダイが制定。1998(平成10)年のこの日には、東京都台東区駒形に事務局を置く、安全で楽しい競技ヨーヨーの普及活動を行なう団体、日本ヨーヨー協会/ジャパンヨーヨーアソシエーション(JYYA)が設立された。また、この日には、ヨーヨー日本一を決める大会等が開かれている。ヨーヨーを世界的に有名にした立役者であるアメリカ人で、アメリカのヨーヨーの製造会社であるダンカン社の創業者ドナルド・F・ダンカンの誕生日を記念した、6月6日にある「ヨーヨーの日」とは別のもの。ヨーヨーは一般的に、木製、又はプラスチック製の2つの円盤を短軸で連ね、軸(アクセルと呼ばれる)に紐(ストリングと呼ばれる)を巻付けた形状をしたもののことを指す。遊ぶ際は、紐の一端に輪を作り、そこに指を通して円盤の部分を上下させて使う。江戸時代中期頃に中国から伝来した長崎で流行し、享保年間初期(18世紀前半頃)には、上方(現在の京都や大阪)で売られ、やがて江戸でも流行した。当時は、手車、釣り独楽と呼ばれた。1933(昭和8)年、洋行帰りの教員がアメリカ土産として持帰って再流行した。いわゆるモダンボーイやモダンガールと呼ばれた者が楽しんでいたが、訓練を要さず誰でも手軽に楽しむことができたので、サラリーマンや学生の間にも広まり、大阪でヨーヨーの競技大会と思しきイベントが開催される等、老若男女の別なくヨーヨーを持ち歩くようになった。同年、東京府東京市麹町区内幸町(現在の東京都千代田区霞が関)にあった仮国会議事堂(木造洋風2階建の第三次仮議事堂)を警備哨戒中の一警邏(巡回員)が、職務中にヨーヨーで遊んでいたとして「職務怠慢」による懲戒免職に処せられた。但し、翌年初夏には、既にブームが沈静化している。第二次世界大戦後、日本ではコカ・コーラの販促品をきっかけにした第一次ブーム(1976[昭和51]年頃)、テレビドラマ『スケバン刑事』による第二次ブーム(1985[昭和60]年頃)、バンダイの玩具「ハイパーヨーヨー」による第三次ブーム(1997[平成9]年から1998[平成10]年頃)が起きている。