3月29日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

作業服の日。 
ものづくり大国の日本では、多くの労働者が第二次産業に従事している。日本の屋台骨を支えている作業服姿の人々に感謝し、新年度の4月1日から、新しい作業服でさらに頑張ってもらいたい、との願いを込めて、埼玉県川口市青木に所在し、作業服や安全靴、事務服、白衣の通信販売等を手掛ける企業、まいど屋株式会社が2007(平成19)年に制定。日付は、3月29日の「3」と「29」で、「作業服(さ[3]ぎょうふ[2]く[9])」の語呂合わせでもある。作業服は、様々な作業・労働をする際に着用する衣服全般のことである。特に、両胸にポケットの付いた襟付きシャツ(又はジャケット)と揃いのカーゴパンツ(貨物船[カーゴ]で荷役作業等に従事する人達の間で使われるようになった、作業用のズボンで、生地の厚い丈夫な綿布で作られ、腰を屈めた時にも物の出し入れがし易い、膝上の左右に大きなポケットが付けられているのが特徴である)風のもの(又は、「チノ・クロス」と呼ばれる、綿やポリエステル[稀に麻]の生地でできたズボン[スラックス]の一種)の上下を指すこともある。作業着、作業衣とも呼ばれる。会社・工場等の制服に指定されている場合もあり、速乾は元より、制電等の特殊な機能性を持つものや、半袖タイプもある。また、電動ファンを内臓した「空調服」は、夏場の衣服内環境を改善することを目的として開発され、炎天下の作業でも涼しく、熱中症対策等に使用されている。単三乾電池で稼動するこの製品を使えば、電気代は約97%の削減となり、家電製品と比較した場合格段に少なくて済むという。日本では、洋服の導入の影響で、大正時代頃から仕事着全般も洋風化していったとされる。既に江戸時代にも、火消や鳶職等の職人は、洋服に近く動き易い股引き姿であった。現在の鳶職は、ニッカーボッカーズ(ズボンの一種で、長さが膝下までで、すそが括られた短ズボン)型の「鳶服」を着用していることが多いが、高所でバランスを取るためや、突起物への安全対策からの普及と言われる。作業服・作業関連用品のチェーンストア「ワークマン」は、日本全国に約800店舗を擁し、工場・土木現場向け用品の専門店としては、国内最大の売上げを誇る。群馬県伊勢崎市を本拠に、北海道を除く東日本を中心に、店舗を多数展開するGMSの「ベイシア」、業界でトップクラスの売上高を誇るホームセンターの「カインズ」等を抱えるベイシアグループの一員で、主に現場作業や工場作業向けの作業服・関連用品の専門店として国内最大手に成長した、関東地方を中心に、北海道から九州にかけてフランチャイズ展開しているチェーンストアである「ワークマン」は、商品の値段が安く「作業服のユニクロ」とも呼ばれるが、営業利益率は約8%と高い。これは、主力購買層である現場作業員の勤務時間に合わせた営業時間の設定、メーカーとの技術提携・共同開発によるプライベートブランドの展開等の営業努力によるものである。メーカー側にとっては、共同開発は海外に提携先を探す等のリスクを抱えるものの、「ワークマン」は国内最大規模の販売網を持ち、売残りの返品といった従来の商慣行の排除を行なっている等、メーカー側にとってのメリットも大きい。主に野外での建設や土木作業等を主眼に置いた高機能な製品が、比較的安価に販売されていることから、一部のインフルエンサー(ブログ等により、世間に与える影響力が大きい人物)が目を付け、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、インターネット上の交流を通して社会的ネットワークを構築するサービス)等で広がったことから、二輪車の愛好家(ライダー)に作業服が売れたり、妊婦に厨房用の靴が売れたりする等の状況となり、この動きに対応するため、よりカジュアル色を強めた新業態、「ワークマンプラス」も手掛けるようになった。  
サニクリーンの日。
東京都中央区日本橋に本社を置き、「子ども達の笑顔が続く未来のために、爽やかな環境づくり」を掲げ、清掃で安心や健康をサポートする清掃関連企業、株式会社サニクリーンが、2014(平成26)年に制定。株式会社サニクリーンでは、地域社会の一員として環境保全、社会貢献活動に取組んでいることから、1人1人が「子ども達の未来」について考え、行動を起こすきっかけの日になってほしい、との願いが込められている。日付は、3月29日の「3」と「29」で、「サ(3)ニ(2)ク(9)リーン」の語呂合わせから。株式会社サニクリーンは、1940(昭和15)年に、太平洋中央部の洋上に位置するハワイで創業した「デイベンロイエンタープライズ」が前身となっている。1962(昭和37)年にサニクリーン東京を設立した後、日本各地に事業を展開し、1967(昭和42)年にはサニクリーン本部が設立された。2000(平成12)年にサニクリーンと社名を変更し、現在は日本各地に24の子会社を持っている。グループの事業内容は、清掃用品・衛生商品等のレンタル・販売、ユニフォームのレンタル・販売、委託清掃「プロのお掃除サービス」の提供、自動車のリース・レンタカー・販売等、ウォーターサーバーのレンタル等で、2017(平成29)年には、生活環境が充実し、快適に豊かで過ごし易い社会づくりを目指し、生活者の喜びと満足を提供していくことを目的として、一般財団法人サニクリーンアカデミーを設立した。一般財団法人サニクリーンアカデミーは、自然や暮らし、衛生をテーマに、清掃や衛生管理等、生活者にとって役立つ情報の提供や、知識・技術等の教育支援、また、その普及活動を行なっている。
ヴァイスシュヴァルツの日。
東京都中野区中央に本社を置く、トレーディングカードゲームやデジタルゲーム等の企画、開発、販売等を手掛ける企業、株式会社ブシロードが制定。「ヴァイスシュヴァルツ」とは、120種類以上のアニメやゲームタイトルが参戦している、集めても遊んでも楽しいキャラクターカードゲーム。キャラクタートレーディングカードゲームとして進み続ける「ヴァイスシュヴァルツ」の魅力を、世界中の多くの人に知ってもらうことが目的。日付は。「ヴァイスシュヴァルツ」が最初に発売された2008(平成20)年3月29日から。「ヴァイス(Weiß)」と「シュヴァルツ(Schwarz)」は、ドイツ語でそれぞれ「白」と「黒」を意味し、青少年を中心に人気のアニメ・ゲームキャラクター群が、作品の垣根を超えて入混じるクロスオーバー性が「ヴァイスシュヴァルツ」最大の特徴で、2007(平成19)年創業の株式会社ブシロードとしては、人気のある長寿コンテンツとなっている。
「ラヴィット!」の日。
日本でいちばん明るい朝番組、TBSテレビ「ラヴィット!」が制定。日付は、「ラヴィット!」の初回が放送された2021(令和3)年3月29日から。平日の朝8時から、在京キー局の1つ、TBSテレビで放送の「ラヴィット!」は、お笑いコンビ「麒麟」の川島明とTBSアナウンサー田村真子の2人がMCを担当するバラエティ番組。「ラヴィット!」の放送開始1周年を記念すると共に、さらに多くの人に「ラヴィット!」に親しんでもらうことが目的。今の暮らしが10倍楽しくなるライフアイデア発見バラエティ!、ニュースなし!、ワイドショーなし!。「衣」「食」「住」「遊」をテーマに、一流のプロ達の本当は教えたくない"お気に入り = Love it(ラヴィット)"を通じて、すぐに手が届く"楽しい!"を届けている。番組キャラクターは、左耳が折れたウサギの「ラッピー」。出身地は惑星ラヴィット!。誕生日はこの日3月29日。夢はTBSの看板ウサギになること、せかいへいわ。名前の由来は、番組名の「ラヴィット!」と「ハッピー」をかけたもので、「ラヴィット!を見てハッピーになれるように」という願いが込められている。

キン肉マンの日。
1979(昭和54)年、東京都千代田区一ツ橋に本社を置く大手総合出版社、株式会社集英社の週刊少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に連載されて以来、多くのファンを獲得した日本を代表する漫画作品でありアニメ作品である「キン肉マン」(ゆでたまご原作)の記念日をと、集英社が制定。日付は、筋(きん、金曜日)と肉(にく、29日)を組合わせたもので、1年に数回しか巡ってこない。「キン肉マン」は、株式会社集英社の週刊少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で、1979(昭和54)年22号(1979年5月28日号)から1987(昭和62)年21号(1987年5月4日号)まで連載された、日本に住む人間を超越した存在・超人のキン肉マンことキン肉スグルが、仲間の正義超人と共に、次々に立ちはだかる強敵とリング上で戦っていく、プロレス系格闘漫画である。漫画家ユニットゆでたまご(嶋田隆司と中井義則の合同ペンネーム)のデビュー作であり、代表作でもある。戦うことによって形成される友情の美しさを主眼において、単純な勧善懲悪ではない物語性を持たせており、「ダメ超人」と人々にバカにされながらも、地球の平和を守りたいと戦い続けた主人公の成長していく姿も描いている。当初は、変身ヒーローを題材としたギャグ漫画(『ウルトラマン』のパロディ)であったが、第28話で始まった第20回超人オリンピック編から格闘路線にストーリーを変更して人気を博す。格闘ものに転向してからもしばらくはギャグ色の濃い内容であったが、中盤以降はシリアスな戦闘が中心となり、終盤になるとギャグ的要素は殆ど無くなっていった。「キン肉マン」の特色として、伏線や物語の整合性等を考えず、その場の盛上がりを重視した荒唐無稽な展開の数々が挙げられる。これは「細かい設定に拘っていると、結果として内容がつまらなくなる」との作者の考えのためであり、より良い設定を思い付けば、敢えて過去の設定は切捨てるという。そのため、作中には多くの矛盾点があるものの、それが逆に、今もなお愛される所以となっており、作者自身も「ツッコミ所が多い方が読者が親近感を持ってくれる」と語っている。作中に登場する超人・怪獣の大多数を読者から募集し、そこから誕生させている。ロビンマスク、ラーメンマン、ウォーズマン、バッファローマンといった重要キャラクターも、読者のアイディアを元に考案したものである。このシステムは読者の側にも好評で、続編『キン肉マンII世』の読切を描いた後には、募集していないにも係わらず、読者からの新超人投稿が続出したという。キン肉マンの本名「キン肉スグル」は、当時読売ジャイアンツ(読売巨人軍)に所属していた野球選手である江川卓から名付けられた。兄のキン肉アタル(江川卓の実弟)、父親のキン肉真弓(真弓明信)、祖父のキン肉タツノリ(原辰徳)にも、同様のルーツがある。シリーズ累計発行部数は7,500万部以上で、アニメ化された他、続編等も制作された。テレビアニメ作品としては、1983(昭和58)年に『キン肉マン』、1991(平成3)年に『キン肉マン キン肉星王位争奪編』と2度に亘り、日本テレビ系列で放映された。アニメーション製作は東映動画(現在の大手アニメ制作会社、東映アニメーション)が担当し、TVスペシャルも1回放映、劇場版も7作公開された。また、登場キャラクターの超人達等、1人ひとりにオリジナルのテーマソングが作られ、アニメにおけるいわゆる「キャラクターソング」の先駆者的存在となった。
筋肉を考える日。
東京都港区芝に本社を置き、10秒チャージの「inゼリー」、筋肉のため「ウイダープロテイン」、手軽にたんぱく質補給ができる「inバープロテイン」等を製造・販売する大手菓子メーカー、森永製菓株式会社が制定。日常生活を元気に、健康に過ごすのに大切な筋肉。その筋肉の材料としてたんぱく質(プロテイン)が必須であることから、筋肉の重要性を考えると共に、たんぱく質との関係性を知って、日常的にたんぱく質を摂ってもらうことが目的。日付は、筋(きん、金曜日)と肉(にく、29日)を組合わせたもの。「筋肉を考える日」は「キン肉マンの日」と同じ日で、1年に数回しか巡ってこない。哺乳動物において、不活動や飢餓は骨格筋の退化に繋がる。筋肉量の減少は、たんぱく質含有量の低下と共に、筋肉細胞の減少や矮小化が伴なう。ヒトでは、ベッドにずっと寝ていて運動を長期間行なわない状態にあったり、宇宙飛行士が宇宙に滞在したりすると、筋肉の弱化や退化が発生することが知られている。有人宇宙飛行の世界では特に問題視され、無重力空間で過ごした結果、約30%もの筋肉が減ってしまったこともある、年齢と共に、骨格筋の機能や量を維持する能力がゆっくりと減少する現象があり、これは筋肉減少症と呼ばれる。原因ははっきりしていないが、骨格筋繊維の維持を助ける「衛星細胞」が徐々に減少することとの関連が疑われ、さらに、筋肉量や衛星細胞を維持するために必要な感度、若しくは分泌される重要な成長因子の減衰が関係すると考えられる。筋肉減少症は加齢によって一般的に起こり、また、実際には病状として扱われないが、高齢者が怪我をし易くなったり、生活に支障を来たしたりする可能性がある。筋肉の発達した男性の身体(裸体)が、洋の東西を問わず、彫刻や絵画の対象になる等、美しさを現すものとして、古くから認識されている。また、女性に対するセックス・アピールの手段としても、筋肉の鍛えられた身体は「武器」であり続けてきた。この筋肉の発達し、美しい状態のことを、「筋肉美」や「肉体美」という語を用いて形容してきたが、これらの語は、男性の魅力を表現するために用いられてきたものであり、女性に対してこうした表現を用いることは、つい最近まで殆どなかった。1970年代後半以降になると、女性の流行体型に変化が生じる。スレンダーという用語が一般的になり、男性が一般的に好む、曲線的な体型ではなく、女性が自ら好む体型を求めるようになった。その後は、女性が筋肉を付けることが忌避される風潮もあり、筋肉質の女性芸能人は珍しい存在であったが、現在では女性の地位向上や価値観の変化もあり、筋肉質な肢体を魅力の1つとしている芸能人も見られるようになった。男性では、1970年代に香港の中国武術家・俳優、ブルース・リーが一世を風靡すると、これに感化された日本人男性の間でも、筋肉を付けることを意識して身体を鍛える者が増加するようになり、1980年代には、筋骨隆々な俳優主演のハリウッド映画が隆盛を極めたことにもより、筋肉の鍛えられた俳優が注目された。さらに、「筋肉芸人」と呼ばれるタレント等も活躍するようになっている。
エムスカルプト・筋肉強化の日。
東京都中央区銀座に東京本社、大阪市淀川区西中島に大阪本社を置く、イギリスを拠点に世界60ヶ国以上で法人展開している企業、BTL Industries Ltd.の日本法人で、医療機器の製造・輸入販売、及びサービスメンテナンス等を手掛ける企業、BTL Japan株式会社が制定。日付は、筋(きん、金曜日)と肉(にく、29日)を組合わせたもの。「キン肉マンの日」や「筋肉を考える日」と同じ日で、1年に数回しか巡ってこない。BTL Japan株式会社が販売する、筋力トレーニングや運動の代わりに筋肉を増やす治療に活用する医療機器「エムスカルプト(EMSCULPT)」の認知度を高め、多くの人に日頃の筋肉強化と健康維持を図ってもらうことが目的。「エムスカルプト(EMSCULPT)」は、高密度焦点式電磁(HIFEM/ハイフェム)技術を用いて、筋肉を非侵襲的に鍛えることができる、世界初の治療器である。「エムスカルプト(EMSCULPT)」の導入により、体の形状改善、及び、痩身を目的とした施術では、骨格筋からのアプローチが可能になり、美容医療における新しいコンセプトが誕生した。従来の機器と違って、筋肉の運動を行なうことで、脂肪減少の効果、さらに、対象部位における外見の変化をもたらす代表的な製品となっている。高密度焦点式電磁(HIFEM/ハイフェム)技術は、体内に電気や熱を照射せず、体の表面から組織の深部まで強力な筋収縮を引起こす、安全な技術である。1回30分の施術では、約2万回の筋収縮が得られる。結果は1回目の施術から改善し続けるが、ピークは4回目の治療から約1ヶ月後に期待できる。
立原道造忌/風信子忌。
詩人、立原道造の1939(昭和14)年の忌日。「風信子忌(ヒアシンスき)」という名称は、立原道造がギリシャ神話のヒアシンス伝説に心を寄せ、自身の詩集を「風信子叢書」と名付けていたことに因む。立原道造は、昭和初期に活動し、結核のため24歳で急逝した詩人で、建築家としても足跡を残している。東京帝国大学(現在の東京大学の前身)工学部建築学科在学中に、建築の奨励賞である「辰野賞」(設計の頑丈さから「辰野堅固」とも呼ばれた名建築家、辰野金吾を記念した賞)を3度受賞した。大学を卒業して建築事務所に入所した立原道造は、英文学者・詩人の阿比留信(本名は豊田泉太郎)から依頼された「豊田氏山荘」を設計した。詩作の方面では、物語『鮎の歌』を文芸雑誌『文藝』に掲載し、詩集『ゆふすげびとの歌』を編んだ他、詩集『萱草に寄す』『曉と夕の詩』と立続けに出版、発表し、建築と詩作の双方で才能を見せた。詩以外にも、短歌・俳句・物語・パステル画・スケッチ・建築設計図等を残した。立原道造の優しい詩風には、今日でも共鳴する人は多く、文庫本の詩集も幾つか刊行されている。