3月25日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

拘留中又は行方不明のスタッフと連帯する国際デー
(International Day of Solidarity with Detained and Missing Staff Members)。
国際連合が制定した国際デーの1つ。世界各地で拘留中、又は、行方不明の国際連合職員の早期解放と発見を求める日。1985(昭和60)年3月25日に、西アジア・中東に位置するレバノンの首都ベイルートで、国際連合のスタッフとジャーナリストが誘拐されたことに因む。2016(平成28)年だけで、7名の国際連合スタッフが非国家主体に拉致され、4名が人質として拘束された。幸いにも、全員が最終的に安全に解放されたが、国際連合の20名以上の民間人員が拘留されたままである。この内、6名は国際連合に対して、その理由の説明もなく拘束されている。近年、国際連合に対する攻撃が強まっているため、この国際デーがより重要となっている。この日は、国際連合スタッフと国際連合平和維持軍(国際連合の平和維持活動のために編成される国際混成部隊で、紛争地域での衝突防止と停戦実施の監視を目的とし、護身用に限定された軽装備で、しかも、紛争当事国の同意がなければ入国できない)、そして、非政府組織(NGO)や報道関係者の同僚を守るため、行動を結集し、正義を要求し、決意を強化する日である。 
電気記念日。
東京都千代田区有楽町に本部を置く業界団体、日本電気協会(1947[昭和22]年に社団法人日本電気協会となり、2013[平成25]年には一般社団法人へ移行する)が1927(昭和2)年9月に制定。1878(明治11)年3月25日、無線通信と電気通信分野において、各国間の標準化と規制を確立することが目的の、国際連合の専門機構である国際電気通信連合(ITU)の前身、万国電信連合に加盟する準備として、東京の銀座木挽町(現在の東京都中央区銀座に所在)に開設された中央電信局の開局祝賀会が、現在の千代田区霞が関に所在した工部大学校(現在の東京大学工学部の前身の1つ)で開かれた。この日、会場に電気灯を使用するよう、工部卿の伊藤博文から特に命ぜられていた、イギリス人の工部大学校ウィリアム・エアトン教授は、グローブ電池50個を用いて、講堂の天井に設置されたアーク灯を点灯するため、自ら難しい調整に当たっていた。そして、ウィリアム・エアトン教授の合図と共に、式場に50個のアーク灯が点灯された。目も眩むような青白い光が迸り、講堂を汲まなく照らし出した。その場にいた来賓達は、「不夜城に遊ぶ思い」と驚嘆の声を上げたという。これが、日本で初めて灯った電灯であった。翌1879(明治12)年には、アメリカの電信技術者・発明家、トーマス・エジソンが白熱電球を実用的に改良し、白熱電球は日本にも輸入された。電灯は、電力を使用して光を発生させる装置であるが、電力から光を発生する方法は様々であることから、電灯の種類は多様である。加えて、用途や必要とされる大きさ、それによって制約を受ける構造等により、さまざまな装置が開発されている。電灯の多くは、ガス灯や提灯、行灯、灯籠等、炎を使用した光源よりも安定した光を得ることが可能になっている。尤も、初期の電灯であるアーク灯は不安定であったが、後に、光への変換効率がよい装置も開発され続けており、アーク灯に次いで開発・利用されるようになっていった電球と合わせて、いわゆる「文明」化された多くの地域で一般的に利用されている。アーク灯とは、電極に炭素棒を用いて空気中で放電させるもので、放電により加熱され、白熱し強い光を発する。炭素棒はアーク放電により先端部より消耗するので、発光を維持するには、電極間の距離を調整する機構を要する。必要に応じて光量の大きな装置も作り易い他、煤煙や放射熱(これに伴なう火災の懸念)等のデメリットが少ないことも、こういった電灯が普及した理由ともなっているが、装置によっては大きな電流を必要とする等、安全性の面では、感電といった事故を起こすこともあり、電力から光への変換効率を向上させる技術開発の一方では、感電事故防止等、安全性の向上も課題となっている。なお、日本電気協会は、1921(大正10)年10月に設立された、日本で唯一の電気関係総合団体である。電気関係事業の進歩発達を図り、産業の振興、文化の進展に寄与することを目的とし、黎明期、また、第二次世界大戦中、そして戦後の電力危機時代から、復興・高度成長期の電気関係事業を側面的に支えてきた。情報化が進む現在では、多様化する電気関係事業に対するニーズ、課題に役立つ新たな事業活動に取組んでいる。 
散歩にゴーの日。 
東京都港区三田に本社を置く、赤ちゃんの紙オムツを中心としたベビーケア用品、生理用品、ウェットティッシュ、お年寄りの大人用排泄介護用品等、様々なライフサポート、ライフケア用品を手掛ける衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャーム株式会社が2010(平成22)年に制定。お花見等、春の外出シーズンに合わせ、特に、お年寄りにユニ・チャーム株式会社の商品を活用することで、より散歩を楽しんで頂きたい、との願いが込められている。日付は、3月25日の「3」と「2」と「5」で、「散歩(さん[3]ぽ)に(2)ゴー(GO = 5)」の語呂合わせから。ユニ・チャーム株式会社が販売する、高齢者向けの転倒時の怪我防止ガードル「ライフリー 転ばぬ先のあんしんガードル」をPRすることが主な目的で、まさかの転倒時に、大腿骨の付け根を衝撃から守ってくれるという。このような商品がある理由として、寝たきりや死亡に繋がる大腿骨頚部骨折は、主な要因が転倒であることが挙げられる。大腿骨と股関節を繋げているのが大腿骨頸部と転子部で、この部分で起こる骨折の総称が大腿骨頸部骨折であり、この大腿骨頚部骨折により、約50%の人は歩行能力が低下してしまう。ユニ・チャーム株式会社は、ベビーケア、フェミニンケア、ヘルスケア関連製品でアジア1位のシェアを誇り、海外売上げ比率は6割を超える。
サガミのみそ煮込の日。
愛知県名古屋市守山区森孝に本社を置く、「サガミ」等の和食麺類のファミリーレストランチェーンを展開する企業、株式会社サガミチェーン(現在は、持株会社体制へ移行し、株式会社サガミホールディングスに商号変更している)が制定。みそ煮込の美味しさを全国に知ってもらうことが目的。株式会社サガミチェーンは、和食の原点とも言える、そばとみそ煮込の美味しさを中心にして、独自のチェーン展開を行なっており、みそ煮込を2017(平成29)年実績で年間約175万食販売しているという。日付は、3月25日の「3」と「25」で、「み(3)そ煮込(に[2]こ[5]み)」の語呂合わせから。「サガミ」のみそ煮込は、旨味・コク・渋味をバランス良く、美味しさを最大限に引出すため、赤味噌・白味噌・八丁味噌の3種類に、「サガミ」特製の贅沢なダシを効かせ、独自にブレンドしている。 みそ煮込とは、愛知県を中心とした中京地方で主に製造され消費される豆味噌を用いるのが特徴で、近年では、いわゆる「名古屋めし」の1つとされているが、「名古屋めし」という言葉が浸透する以前から、既に名古屋名物として全国的に有名であり、単に「みそ煮込うどん」とだけ言う場合、一般的に、この豆味噌仕立ての「みそ煮込うどん」を指す場合が多い。また、この地方で単に「みそ煮込」と言う場合は、「みそ煮込うどん」を指すという。戦国時代、甲斐国(現在の山梨県)の戦国大名、武田信玄の陣中食であったほうとう(小麦粉を練りざっくりと切った麺を、野菜と共にみそ仕立ての汁で煮込んだ料理)が、武田家滅亡後、徳川家に召し抱えられた武田家遺臣によって徳川家に伝えられたものという説や、明治時代、愛知県一宮市周辺で盛んであった繊維産業に従事していた女性従業員達が、ほうとうを参考に、うどんと野菜を豆味噌で煮込み食していたものが名古屋市周辺に伝わったという説等、ほうとうにルーツを求めるものを中心に、その起源には諸説ある。