3月23日 できごと その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

1962年 - 東京都豊島区の池袋駅 - 杉並区の荻窪駅間を結ぶ本線(路線距離24.2km)と、中野区の中野坂上駅 - 杉並区の方南町駅間を結ぶ分岐線(路線距離3.2km、通称は方南町支線)から構成される、帝都高速度交通営団(営団地下鉄、現在の東京地下鉄[東京メトロ])丸ノ内線が全線完成する。なお、新宿駅 - 荻窪駅間と中野坂上駅 - 方南町駅間は、開業当時は荻窪線と呼ばれており、池袋駅 - 新宿駅間を丸ノ内線と呼称していたが、1972年4月1日に荻窪線を丸ノ内線と名称統一し、現在に至っている。
1963年 - 愛知大学山岳部薬師岳遭難事故。富山市南東部に位置する標高2,926mの山で、飛騨山脈(北アルプス)立山連峰の主要峰である薬師岳において、冬山訓練を行なっていた名古屋大学登山部員が、同年1月より行方不明となっていた愛知大学山岳部員数名の遺体を発見する(後に5名と判明)。愛知大学山岳部の13名は、1962年末から翌1963年1月初旬までの予定で、薬師岳の登頂に挑んだが、天候の急激な悪化による猛吹雪から連絡を絶つ。後に、昭和38年1月豪雪(サンパチ豪雪)と呼ばれる、第二次世界大戦後の日本の中でも、特に激甚な被害をもたらした極端な豪雪のため、捜索は困難を極め、1月末には一旦打切られる。名古屋大学登山部員による遺体発見の後、5月までに計11名の遺体と遺品が発見され、残り2名は10月になって発見されている。
1965年 - アメリカが、世界初の2人乗り宇宙船「ジェミニ3号」を打上げる。
1976年 - 児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件。大物右翼のフィクサー(正規の手段によらず、意思決定の過程に介入する資金、政治力、人脈等を持つ人物)と呼ばれていた児玉誉士夫の私邸(東京都世田谷区等々力に所在)に、小型航空機(パイパー社製PA-28機)が突入して爆発炎上する。この火災で、児玉誉士夫邸の2階一部が類焼し、家政婦が負傷する。突入したのは、東京都中部にある調布飛行場を離陸した2機の内の1機で、航空事故ではなく、覚悟の特攻という自爆テロ行為とされる。操縦していたのは、俳優の前野光保(当時29歳)で、かつては、右翼の運動家であった児玉誉士夫を尊敬していたが、1976年2月に発覚した、アメリカの航空機製造大手のロッキード社(現在はロッキード・マーティン社)による、主に同社の旅客機の受注を巡って明るみに出た世界的な大規模汚職事件、ロッキード事件に絡んで起訴された児玉誉士夫に対し、裏切られたと感じた前野光保は、児玉誉士夫を「利権屋」と断じ、「天誅を下すべき」との思いから特攻に及んだという。
1986年 - 南岸低気圧(概ね毎年1月から4月にかけてよく発生する、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧で、日本に寒気を運ぶことが多い)の通過により、関東地方で、この時期としては季節外れの記録的な大雪となり、最深積雪は栃木県日光と山梨県河口湖で75cm、横浜で10cm、東京都心で9cmを観測する。南岸低気圧は、日本列島の太平洋側に大雪や大雨を降らせることが多く、特に、東京を含む関東地方南部における大雪の殆どは、南岸低気圧によるものと言われている。強風と着雪により、神奈川県内で送電線の鉄塔6基が倒壊し、最長50時間以上の停電が発生、断水も加わり約3,000,000名に影響する。また、東京都西東京市田無町に所在する、西武鉄道新宿線田無駅では、パンタグラフに付着した雪の除雪のため、停車中の列車に後続列車が衝突し、204名が負傷する。この事故は、大雪のためブレーキが利かなくなったことが原因とされる。
1994年 - アエロフロート航空593便墜落事故。ロシアの首都モスクワ近郊にあるシェレメーチエヴォ国際空港から、中国南部にある香港国際空港(啓徳空港、1998年7月5日に閉港)に向かっていたアエロフロート・ロシア航空593便エアバスA310-304型機が、ロシア中南部、ケメロヴォ州メジュドゥレチェンスク付近に墜落。乗客63名、乗員12名の計75名全員が死亡する。事故のきっかけは、リリーフパイロット(交代機長)が自分の子どもを操縦席に座らせ、操縦桿を操作させたことである。
1996年 - 中華民国(台湾)初の総統直接選挙(1996年中華民国総統選挙)で李登輝が当選する。政治の民主化を推進させた李登輝は、外交では、今までの「中華民国は中国全土を代表する政府」という建前から脱し、「現実外交」を展開している。 
1998年 - ロシアの大統領ボリス・エリツィンが、燃料エネルギー相セルゲイ・キリエンコを第一副首相に昇格させ、首相代行に任命、組閣を指示する。 
1999年 - 南アメリカ中央南部に位置するパラグアイの副大統領、ルイス・マリア・アルガーニャが暗殺される。 
1999年 - 能登半島沖不審船事件。日本海中東部に位置する佐渡島西方沖の日本領海内で、海上自衛隊の対潜哨戒機ロッキードP-3Cオライオンが不審漁船を発見。海上保安庁と海上自衛隊が追跡し、威嚇射撃を行なう。自衛隊への初の実戦命令となった海上警備行動(防衛大臣が、海上における人命、若しくは財産の保護又は治安の維持のため特別の必要があると判断した場合に命ぜられる、自衛隊の部隊による海上における必要な行動)が発令される事件で、自衛隊の歴史上も重要なものとなる。3月21日から、日本海の能登半島東方沖の海上で、不審な電波発信が続けられているのを、各関係機関が一斉に傍受したことを受け、京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴基地から護衛艦3隻、『はるな』『みょうこう』『あぶくま』が緊急出港する。同時に、警察庁から日本海側各県の警察に対して、沿岸の警戒強化を呼掛ける「KB(KOREAN-BOAT)参考情報」が発せられる。3月23日の朝、対潜哨戒機ロッキードP-3Cオライオンが不審漁船を発見し、海上自衛隊による追跡が始まる。海上保安庁は、巡視船艇15隻、及び航空機12機を動員し、追跡は夜まで及んだが不審船は停船せず、挑発するように逃走を続ける。その後、不審船が増速したため、威嚇射撃が指示され、海上保安庁の巡視艇が、20mm機関砲で曳光弾(発光体を内蔵した特殊な弾丸で、射撃後、飛んで行く間に発光することで、軌跡が分かるようになっている)を50発発砲する等、海上保安庁の巡視艇群による威嚇射撃が大規模に行なわれる。不審船は威嚇射撃に反応したためか、大きく増速して逃走。巡視艇の燃料不足や、不審船の巡視艇のレーダー探知距離外への離脱等から、一旦は追跡打切りの方針に傾く。しかし、一時的に追手との距離が開いたために、日本側が追跡を断念したと見たのか、不審船が突然停止したことにより、海上警備行動の発令が決断される。海上自衛隊の護衛艦群の警告射撃と、対潜哨戒機ロッキードP-3Cオライオンが搭載する対潜爆弾による警告爆撃が開始され、護衛艦『みょうこう』による不審船に接近しての立入り検査も企図されたが、結局、不審船がその後も高速で逃走し続けたことで、日本の防空識別圏(各国が防空上の必要性から、領空とは別に設定した空域)を越えたため、追跡は断念されている。
2001年 - 旧ソビエト連邦の宇宙ステーション「ミール」が、南太平洋上の大気圏で廃棄処分される。 
2008年 - 土浦連続殺傷事件。東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線荒川沖駅の構内で、殺人容疑で指名手配中の男性被疑者が通行人を刃物で切付け、2名が死亡し、7名が重傷を負う。 
2009年 - 野球の世界一決定戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝。日本代表チームが韓国代表チームを破り、大会2連覇を達成する(現地時間)。 
2009年 - フェデックス80便着陸失敗事故。中国南部、広東省広州市にある広州白雲国際空港から成田国際空港(成田空港)に向かっていた、フェデックス(アメリカに本社を置く世界最大手の国際貨物航空会社)80便マクドネル・ダグラスMD-11F型貨物機が強風の中で成田空港にアプローチ中、2回バウンドして爆発・炎上。乗員2名が死亡する。この時、事故機にはポーポイズ現象が発生していたとされる。ポーポイズ現象とは、航空機の着陸時に接地と縦ゆれを繰返す現象であり、重量の軽い軽飛行機ではみられるが、マクドネル・ダグラスMD-11型のような大型機では比較的稀な現象である。 
2013年 - 公共交通機関を利用する際に運賃等として利用できる共通乗車カード、Suica・PASMO・Kitaca・TOICA・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん・manaca・PiTaPa間で、乗車カード相互利用が開始される。 
2015年 - イタリアの大手タイヤメーカー、ピレリが、中華人民共和国の国有化学大手、中国化工集団公司に買収される。買収額は71億ユーロ(約9,200億円)規模と、中国企業による買収としては当時最大規模となる。
2018年 - 韓国の元大統領李明博が、収賄や背任、職権乱用等の容疑で逮捕される。
2019年 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の釜石駅 - 宮古駅間が三陸鉄道へ移管され、岩手県大船渡市の盛駅と、岩手県久慈市の久慈駅とを結ぶ三陸鉄道の鉄道路線、リアス線が開業。第三セクター(国や地方公共団体と、民間の共同出資による事業体で、地域開発・交通等の分野で設立される)鉄道では史上最長の路線(路線距離163.0km)となる。