3月21日 記念日 その7 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

国際森林デー(International Day of Forests)。
2012(平成24)年12月の国際連合総会で制定された、国際デーの1つ。森林は、地球の陸地の約3分の1を占め、世界中で重要な機能を果たしている。また、森林は、陸上で最も生物学的に多様な生態系であり、陸上の動物・植物・昆虫の約80%以上が生息している。そして、森林は、貧困撲滅、持続可能な開発においても重要な役割を果たすが、一方で、森林破壊は、地球規模で驚くべき速度で進んでいる。この国際デーは、世界で森林や樹木に対する意識を高め、自然環境の重要性について考える日である。国際連合は、加盟国に対し、あらゆる種類の森林に関する活動を行なうことを奨励しており、この日を中心として、植樹や地域レベルでのイベント等が開催される。日本国内では、農林水産省の外局(特殊な事務、独立性の強い事務を行なうために設置された機関)、林野庁(森林の整備保全、民有林への指導監督・助成、国有林野事業等、森林・林業に関する事務全般を扱う)が主催する植樹会・交流会等のイベントが開催される。各国の駐日大使や大使館・国際機関の職員、留学生等も参加し、人種・民族・国境を越えて交流を深め、樹木に親しむことで、森林を大切に思う心を世界に広げる機会となっている。なお、5月20日は、岐阜県の郡上郡美並村(現:岐阜県郡上市)等、村名の頭に美の字が付く10村が「美し村連邦」(うましさとれんぽう)を建国するに当たり、10村に関わりのある森林を再認識し、その建国を記念して制定した「森林(もり)の日」、11月の第2日曜日は、九州7県と九州森林管理局が宣言した「九州森林(もり)づくりに関する共同宣言」の中で制定された、「九州森林(もり)の日」となっている。
ツイッター誕生日。
2006(平成18)年3月21日、ウェブサービス「ツイッター(Twitter)」で初の「ツイート」(つぶやき)が行なわれた。その記念すべき最初のツイートは、アメリカ合衆国西部、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTwitter社の共同創業者、ジャック・ドーシーによる投稿で、「just setting up my twttr(自分のツイッターをセットアップ中)」であった。サービスが開始された当初は、現在の「Twitter」の母音がない「twttr」という名前であった。サービス名の「Twitter」は、英語で「さえずり・興奮」「無駄話」、又は「なじる人・嘲る人」という意味である。「ツイッター(Twitter)」での短文投稿を指す「tweet(ツイート)」は、「鳥のさえずり(囀り)」を意味する英語であり、日本語では「つぶやき(呟き)」と意訳されている。広い意味でのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、インターネット上の交流を通して、社会的ネットワークを構築するサービス)の1つと言われることもあるが、Twitter社自身は、「社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワーク(通信網)」であると規定している。また、一部マスメディアによって、「ミニブログ」「マイクロブログ」といったカテゴリーに分類されることもあったが、Twitter社はそのように定義していない。サービス開始当初からの、「ツイッター(Twitter)」らしさの定義の1つが「140文字のツイート」であり、文字数制限が、創造性を駆使した簡潔なメッセージにしようと思うきっかけにもなっていた。その一方で、この文字数制限を不満に感じる人も多く、2017(平成29)年11月に、日本語・中国語・韓国語以外の言語での文字数制限が、140文字から280文字に拡大された。2018(平成30)年1月時点で、世界の月間アクティブユーザー数は約3億3,000万、国内では約4,500万となっている。「ツイッター(Twitter)」に発言を投稿するには、パソコンや携帯電話、スマートフォンで自身のアカウントにログインし、画面上部のボックスに140文字以内で内容を入力し、「ツイート」ボタンを押すことで投稿が完了する。この投稿は、インターネットに接続できる環境であれば、誰でも見ることができる。自分のプロフィール、及びアカウントに関する設定は、公式サイトの設定ページから行なう。登録には、メールアドレスとパスワードが必要で、携帯電話向けサイトは、一部機能が制限されている。フォローは、他のユーザーのツイートを、自分のタイムライン(フォローしている人の投稿やリツイートが、時系列に並べて表示される画面)に表示できるよう、ユーザーを自分のフォローリストに登録することで、相手のユーザーのフォロワーになるということでもある。相手の設定によっては、フォローされたことが通知される。自分のことをフォローしている他のユーザーがフォロワーで、著名人は立場上、フォロワーの数が増え易い傾向にある。2022(令和4)年10月、アメリカ合衆国の実業家、イーロン・マスクはTwitter社を買収し、2023(令和5)年7月には、サービス名としての「Twitter」も、「X」に切替えられた。 
弘法忌、空海忌、御影供。
弘法大師の諡号(死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名で、921[延喜21]年に醍醐天皇から贈られた)で知られる真言宗の開祖、空海が835(承和2)年に、高野山金剛峯寺の敷地内に所在する奥の院で入寂した日(旧暦)。真言宗では「御影供」と呼ばれる。空海の俗名(幼名)は、佐伯眞魚(さえきのまお)。日本天台宗の開祖最澄(伝教大師)と共に、日本仏教の大勢が、今日称される奈良仏教から平安仏教へと転換していく流れの劈頭に位置し、中国より真言密教をもたらした。能書家(書における高度な技術と教養を持った専門家)としても知られ、第52代天皇、嵯峨天皇、及び、貴族で書家の橘逸勢と共に三筆(日本の書道史上の能書の内で最も優れた3人の並称)の1人に数えられている。弘法大師は「空海」を越え、千年の時を越え、普遍化したイメージでもある。歴史上、天皇から下賜された大師号は全27名に及ぶが、一般的に大師と言えば殆どの場合、「弘法さん」「お大師さん」とも呼ばれる弘法大師を指す。空海は、讃岐国多度郡屏風浦(現:香川県善通寺市善通寺)で生まれた。故郷である四国において空海が山岳修行時代に遍歴した霊跡は、四国霊場の最も代表的な札所である四国八十八箇所に代表されるような霊場として残り、それ以降、霊場巡りは幅広く大衆の信仰を集めている。四国八十八箇所は、四国にある空海ゆかりの88ヶ所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所である。他の呼び方として、「四国八十八ヶ所」「八十八箇所」「お四国さん」「本四国」等がある。四国八十八箇所を巡拝することを四国遍路といい、また、四国八十八ヶ所霊場会では「四国巡礼」といい、他に「四国巡拝」等ともいう。他の巡礼地と異なり、四国八十八箇所を巡ることを特に遍路といい、地元の人々は、巡礼者を「お遍路さん」と呼ぶ。また、札所に参詣することを「打つ」と表現する。そして、霊場寺院を結ぶ歩き道を遍路道といい、八十八箇所を「通し打ち」(1度の旅で八十八箇所の全てを廻ること)で巡礼した場合の全長は、約1,100kmから約1,400km程である。距離に幅があるのは、遍路道は一種類のみではなく、選択する道で距離が変わるためである。自動車を利用すると、「打戻り」と呼ばれる、来た道をそのまま戻るルートや遠回りのルートが多いため、徒歩より距離が増える傾向にある。一般的に、徒歩の場合は40日程度、自動車や団体バスの場合で異なるが、8日から11日程度で1巡できる。さらに、高速道路の整備により、最短で巡拝する熟練者は5日程度で1巡する。  
九山忌。
作家・随筆家・登山家、深田久弥の1971(昭和46)年の忌日。「九山忌(きゅうざんき)」の名称は、山をこよなく愛した深田久弥の俳号、「九山」に由来する。1949(昭和24)年に、第二次世界大戦後の文芸復興の一助として発足した文学賞、読売文学賞を1964(昭和39)年に受賞した(第16回評論・伝記賞)、著書『日本百名山』は、特に良く知られている。深田久弥が、実際に登頂し、日本の各地の山から定めた基準で100座を選び、主題とした山岳随筆集『日本百名山』は、100の日本の名峰各座が4頁(2,000字)程度に巧みに纏められた随筆であるが、山の地誌、歴史、文化史、文学史、山容に関する研究書であり、山格を論じたもので、登頂にいたる過程の随想であって、紀行文集とは違う。深田久弥は、日本の多くの山を踏破した自身の経験から、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ、原則として標高1,500m以上の山という基準を設け、「日本百名山」を選定した。なお、47全ての都道府県から選んだ訳ではなく、百名山の存在しない都道府県も、西日本を中心に16府県に及んでいる。