3月16日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

ミールオンデマンドの給食サービスの日。
岡山県倉敷市児島下の町に本社を置く、高齢者福祉施設や病院等に配食を行なう企業、株式会社ミールオンデマンドが制定。日付は、3月16日が「ミ(3)ー(1)ル(6)」、9月4日が「給食(きゅう[9]しょく[9])」と読む語呂合わせから、3月16日と9月4日に。株式会社ミールオンデマンドが展開する、セントラルキッチン方式のクックチル(食材を調理加熱した後、急速に低温冷却し、チルドの状態で管理する調理法)食材による給食直営サービスを広めることが目的。株式会社ミールオンデマンドは、手作り調理と新調理システムを効率よく併用した、「良いとこ取り」のハイブリッド型給食システムを提案している。「美味しい・安心・安全」は当たり前の時代。今、求められているのは、少人数でも効率的に、しかもハイクオリティな食事を「低コスト」で提供することで、「世のため・お年寄りのため」のサービスを世に送り出したいという思いで、「便利で・美味しい・笑顔があふれる」サービスを手頃な価格で提供している。
おかでんチャギントンの日。
岡山市北区錦町に本社を置く、岡山県南部を中心に、交通事業、運輸事業、まちづくり事業等、さまざまな事業を手掛ける企業、両備ホールディングス株式会社が制定。チャギントンとは、イギリスで生まれた鉄道アニメ『チャギントン』のことで、作品に登場する人気キャラクターのウィルソンとブルースターを、自社のグループ企業の1つである岡山電気軌道株式会社(おかでん)が実車化。2019(平成31)年3月16日に初めて、岡山市内の路面電車に観光電車として走り出したことを記念したもの。現在の両備ホールディングス株式会社は、2007(平成19)年4月1日に、共にグループ内の中核企業であった、両備バス株式会社と両備運輸株式会社(岡山県を中心に、観光バス・タクシー・船舶・トラック等の運送事業を行なっていた)が対等合併して発足した企業である。起源は、1910(明治43)年に設立された軽便鉄道の西大寺軌道株式会社(岡山市と西大寺市[現在は岡山市に合併され、岡山市東区]の間を結んでいた鉄道路線の運営会社で、1914[大正3]年に西大寺鉄道株式会社と商号を変更しており、通称は「西鉄」[さいてつ]であった)であり、「両備」の商号は、第二次世界大戦前に西大寺鉄道株式会社と下津井鉄道株式会社(現在の、岡山県南部の児島半島を中心としたエリアとするバス会社、下津井電鉄株式会社)が共同出資して発足した、両備バス株式会社(当初は株式会社山陽バスという社名であったが、1937[昭和12]年に商号変更した)に由来する。「両備」とは、西大寺鉄道株式会社が備前国(主に、現在の岡山県東南部)、下津井電鉄株式会社が備中国(現在の岡山県西部)にあることを意味する(後年、下津井電鉄株式会社は資本を引上げた)。西大寺鉄道株式会社は、運営していた鉄道路線、後楽園駅 - 西大寺市駅間(路線総延長11.4km)を1962(昭和37)年に廃止したため、現在は、路線バス・貸切バス・タクシーの営業となった。一般路線バスは、創業の地である西大寺方面を始め、玉野市方面等、岡山市から岡山県東部や南部へ向かう路線が中心である。両備ホールディングス本体でも、生活関連部門の充実に力を入れており、不動産事業やスーパー事業等にも進出し、さらに、M&A(企業の合併や買収)や業務提携による事業拡大についても積極的で、結果として、バス部門の年商は、総額の約3割程度となっている。岡山電気軌道株式会社は、岡山市内で2路線の路面電車と、岡山市内で路線バス・貸切バスを運営している、両備グループの中核企業の1つである。明治時代創業の鉄道会社の中で、創業時から社名を1回も変更していない、珍しい鉄道会社の1つで、軌道事業については路線長が短く、日本全国で最小規模とされる。2004(平成16)年に鉄道事業廃止提出書を提出し、廃止が予定されていた南海電気鉄道株式会社(在阪大手私鉄の1つ)の貴志川線(和歌山市の和歌山駅から、和歌山県紀の川市の貴志駅までを結ぶ路線)の事業を引継ぐことを、2005(平成17)年4月28日に発表し、子会社の和歌山電鐵株式会社が2006(平成18)年4月1日に、貴志川線の事業を南海電気鉄道株式会社から引継いだ。鉄道アニメ『チャギントン』は、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)ソフトウェアの「Maya」を用いて作られた、子ども向けのコンピュータアニメーション作品で、列車を擬人化した「チャガー」の日常を描いている。2008(平成20)年から、イギリスのラジオ・テレビを一括運営する公共放送局(公共企業体や地方自治体等、国家以外の公的機関によって運営される放送局)、英国放送協会(BBC)の幼児向けチャンネル「CBeebies」で放送が開始されたことを皮切りに、これまでに175もの国と地域で放送され、日本では、2009(平成21)年7月から、フジテレビ系列で放送されている。おかでんチャギントン電車の正式名称は、「おかでんチャギントンリアル電車・ウィルソン/ブルースター号(通称:ウィルソン/ブルースター号)」で、車両デザインは、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治(岡山市の出身で、両備グループデザイン顧問を務めている)が担当した。定員は、1両当たり34名(子ども12名、大人24名を想定)で、ウィルソンとブルースターを再現した外観に、独自の内装とした2両1編成となる。2019(平成31)年3月16日から、岡山電気軌道東山本線の岡山駅前 - 東山・おかでんミュージアム駅間で運行を開始した(全席予約制)。料金は、電車運賃・「おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン」入館料・路面電車1日乗車券・乗車記念品のセットで、平日が大人3,400円・小児1,900円、土日祝日、及び春休み・夏休み・冬休み期間が大人3,500円・小児2,000円となる。2016(平成30)年にグランドオープンした、岡山電気軌道株式会社本社・東山車庫に隣接する展示施設「おかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザイン」には、『チャギントン』をモチーフにした「チャギントンルーム」が設置されている。   
ステンレス316Lジュエリーの日、ネゴツィエットが金属アレルギーの事を知って欲しい日。
京都市下京区河原町通松原上ル清水町に本社を置く、金属アレルギー対応の素材で製作したアクセサリー等のオンラインショッピングサイト「ネゴツィエット」等を運営する企業、株式会社瀧田が制定。まだまだ、金属アレルギーについての知識を十分に持合わせていない人が多いことから、記念日を通して、より多くの人に金属アレルギーのことを知ってもらい、より良い対応をして欲しい、との願いが込められている。日付は、自社の商品は低金属アレルギー素材の「ステンレス316L」で製造されていることから、3月16日としたもの。金属アレルギーとは、金属に対してアレルギー反応(免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こること)が起こり、皮膚や粘膜に炎症性病変を発症する病気である。金属から溶出した金属イオンが、人体が本来持つたんぱく質と結合し、アレルゲンとなるたんぱく質に変質させる。金属アレルギーを起こし易い金属としては、ニッケル、コバルト、クロムがある。金や銀はアレルギーを起こしにくく、近年、インプラントで多用されるチタンや、宝飾品に用いられるタンタルやジルコニウムも、アレルギーを起こしにくい。
横超忌。
詩人・評論家、吉本隆明の2012(平成24)年の忌日(87歳没)。この日には、吉本隆明を偲ぶ会が開催される。「横超(おうちょう)」とは仏語で、阿弥陀仏の本願の力によって、迷いの世界を跳び越えて、浄土に往生することで、浄土真宗の説く、他力浄土門の中の絶対他力の教えをいう。吉本隆明が傾倒した浄土真宗の開祖、親鸞の言葉で、横飛びに超越する、という程の意味であり、吉本隆明の人柄や思想のあり方は、大衆救済を生涯のテーマにした宗教者、親鸞にも重なる。「隆明」を音読みして「りゅうめい」と読まれることも多い吉本隆明(よしもと たかあき)は、文学からサブカルチャー、政治、社会、宗教(親鸞や新約聖書)等、広範な領域を対象に評論・思想活動を行ない、多数の著作がある。主に1960年代から1970年代に、日本で圧倒的な影響力を持っていたことから、戦後思想の巨人とも言われている。また、歴史的な内容を基盤にした著書は、さまざまな時代の事象や言説を、当時の歴史的事情を考慮せず、超時代的に纏め上げたものが多いとも評されている。批判に対して吉本隆明の側では、過剰なまでに反応して罵倒に至ることもあった。漫画家のハルノ宵子は長女で、作家の吉本ばなな(よしもとばなな)は次女である。