3月16日 記念日 その3 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

十六団子。
3月16日は、日本の農耕民の間で、稲作の豊凶を見守り、或いは、稲作の豊穣をもたらすと信じられてきた神、田の神が山から戻ってくるとされる日で、東北地方の各地で、団子を16個供えて神を迎える行事が行なわれる。11月16日(地域によっては10月16日)には、田の神が山へ帰る日として同じように団子を供える。田の神は、臼杵(臼は、穀物の脱穀や製粉、餅つき等に用いる道具で、杵は、臼と共に使い、主に穀物の脱穀や籾すり等に用いる道具)の音を聞いて降りてくると言われているため、この日に臼杵で餅をつき、16日であることから16個の団子を作り、枡の中に入れて神に供える慣わしが、各地で行なわれた。神を迎える役は「さおとめ(早乙女)」と呼ばれ、迎えるのは女性の役目とされている。山は神秘的な世界であり、そこに神霊の存在を信じてきた農民にとって、その代表が「山の神」であり、毎年山と里とを行き来する農耕神でもあった。「山の神」は、春に里へ下りてきて「田の神」となり、 秋の収穫後には再び山に帰って「山の神」となる、と信じられていた訳である。「16」という数字には、「嘉祥菓子」が関係しているとされる。848(嘉祥元)年6月16日、時の第54代天皇、仁明天皇が疫病退散を祈念するため、元号を「嘉祥」と改元し、6月16日に16の数に因んだ菓子や餅を神前に供えて、疫病除けと健康招福を祈ったと言われる。これが宮中行事として伝えられ、江戸時代には武家の間でも、この日に当時の通貨「嘉祥通宝」16枚で菓子を買い、縁起を担ぐのが習わしになったという。田の神を迎える3月16日にも、16の数に因んだ16個の団子が供えられるようになった、という訳である。現在では、米粉(米を製粉したもの全般)や上新粉(精白したうるち米[一般的な白飯に使われる米]を洗って乾燥させた後、少量の水を加えて製粉し、ふるい分けしたもので、目が細かいものを上新粉という)等を使って餅を16個作り、行事食として家族で頂くというスタイルで残っている地域もある。鎌倉時代頃に成立したとされる日本最古の料理書『厨事類記』には、今日の団子に近いものがあるという。室町時代になると、団子を「だんご」と読むようになり、竹の串に通したものが流通する。江戸時代になると、都市部や街道筋では、甘味付きの団子が作られ、庶民の茶席や行楽の御供としても愛好された。その一方で、農村部では、主食の代用品や非常食として食べられる等、その意味合いは異なるものがあった。一般に、米を粒のまま蒸して搗いたものを餅、粉を捏ねて丸めたものを団子というようである。
財務の日。 
中小企業がもっと財務に目を向け、財務をより良くして健全に発展、繁栄を続けて欲しい、との願いから、大阪市北区大淀中に本社を置く財務コンサルティングの専門会社、株式会社戦略財務が制定。日付は、3月16日の「3」と「16」で、「財務(ざ[3]い[1]む[6])」と読む語呂合わせと、所得税確定申告の期限である3月15日の翌日に、企業が財務状態を把握して欲しいとの趣旨から。なお、株式会社戦略財務は、2011(平成23)年4月の税理士法人化を契機に、トリプルグッド株式会社に組織を変更し、子会社・関連会社として、トリプルグッド税理士法人、トリプルグッド社会保険労務士法人、トリプルグッド行政書士法人、トリプルグッド司法書士事務所、トリプルグッド弁護士事務所を傘下に置いている。企業の目的は、利益を挙げることではなく、継続することにある。継続して、顧客や従業員、取引先の役に立ち続けること、さらには、税や社会保障費の納税を通じて、社会の役に立ち続けることが、企業の本来の目的と言える。トリプルグッド株式会社は「中小企業の100年経営で、日本を元気に!」を使命に、従業員にとって、顧客にとって、社会にとって、よりよい経営となるよう、「三方よし」を経営理念にクライアントをサポートしている。企業において財務と言った場合は、資産、負債、損益、キャッシュフロー(現金の流れを意味し、主に、企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差引いて手元に残る資金の流れ)の管理や、資金の調達、及び、調達した資金の運用の意味になることが多い。資金調達を主な業務とする財務部が存在しない企業においては、財務部と密接に関連している経理部が、財務の仕事まで担当していることが多く、「経理」と「財務」という言葉は厳密に使分けられていないケースも見受けられる。専らその仕事を行なう人を配置している企業もあり、財務は職種として成立している。 
ミドルの日。 
大阪市中央区十二軒町に本社を置く、男性用化粧品のトップメーカーとして知られる株式会社マンダムが2011(平成23)年に制定。自社製品の無香料の整髪料「ルシード」のリニューアルを記念して、日本を支えるミドル世代の男性の、活き活きとした若々しい生き方を応援する日、としている。日付は、3月16日の「3」と「16」で、「ミ(31)ドル(6)」と読む語呂合わせから。株式会社マンダムでは記念日に因んで、ミドル男性の中でも中心年代である「40代」にフォーカスし、ライフスタイルや心の有り様を纏めた「40代ミドル男性白書」を、2016(平成28)年より発行している。「ルシード」は、ミドル世代の40才からのカラダの変化がもたらす「悩み」に応えるブランドでありたい。株式会社マンダムは、その強い信念を胸に、ミドル男性のカラダの悩みを徹底的に研究した。そして、科学に基づいた機能で、体のニオイの変化や脂の質の変化、肌質の変化、そして髪質の変化等、40才からの悩みを解決していく製品を作っている。1927(昭和2)年に金鶴香水株式会社として設立され、1933(昭和8)年には、スティック状で使う分だけ、押出して塗って髪を整える「丹頂チック」を発売。爆発的なヒットを記録し、これが同社を長年に亘って支え続けるロングセラー商品となる(現在まで販売中)。第二次世界大戦を経て、その後も「丹頂ヘアトニック」「丹頂コールドクリーム」等、自社ブランド「丹頂」名の製品が多くなったことから、1959(昭和34)年には丹頂株式会社に社名を変更する。 しかし、1963(昭和38)年に、大手化粧品メーカーの資生堂から、シリーズ型男性用化粧品の先駆けとなる「MG5」が発売されると、一転してシェアは低下。一時倒産の危機に直面するが、1970(昭和45)年にアメリカの俳優で、国際的な映画スター、チャールズ・ブロンソンをイメージ・キャラクターに起用した「マンダム」シリーズを発売する。当時、テレビ放映されたCMの影響も手伝って、大ヒットを記録し、倒産寸前の窮地から復活を遂げると、1971(昭和46)年に現在の社名、株式会社マンダムへと社名変更する。1989(平成元)年には、業界で初となる男性用無香料化粧品として知られる「LUCIDO(ルシード)」シリーズを投入し、1993(平成5)年には、女性用頭髪製品の「LUCIDO-L(ルシード エル)」も誕生している。「mandom」とは、現在は"Human & Freedom"の略である。元々は、"Man Domain"(男の領域)という意味であったが、1984(昭和59)年に女性化粧品事業へ参入することに伴ない、「Mandom」の意味付けの変更をした。なお、株式会社マンダムは2013(平成25)年11月18日、主に50代以降にみられる加齢臭(主に中年以降の男女にみられる特有の体臭の俗称)ではなく、30代から40代の「おやじ臭(おばさん臭)」の原因物質が、酵母や乳酸菌等の微生物による発酵の際に生成する他、コーヒー等の原料の加熱処理の際に、炭水化物の分解によって生じる場合がある、特徴的な香りを持ち、発酵飲料・食品の品質に大きな影響をもたらす有機化合物、ジアセチルであることを特定した。     
赤いサイロの日。
北海道北見市北一条西に本社を置く、菓子等の製造販売を手掛ける企業、株式会社清月が制定。株式会社清月を代表する商品「赤いサイロ」は、北海道産の牛乳、練乳、小麦、卵等、北の大地の恵みが詰まったチーズケーキ。1996(平成8)年の発売以来、牛乳とチーズのコク、スフレのようなやさしい口どけと、しっとりとした食感で人気を集め、2018(平成30)年に開催された2018年平昌オリンピック(第23回オリンピック冬季競技大会)では、カーリング女子の日本代表「LOCO SOLARE(LS北見)」(株式会社清月がスポンサーとなっている)が、ハーフタイムに「赤いサイロ」を食べるもぐもぐタイムが大きな話題になった。記念日を通して、「赤いサイロ」をもっと多くの人に食べてもらうことが目的。日付は、3月16日の「3」と「16」で、「サ(3)イ(1)ロ(6)」と読む語呂合わせから。サイロのイラストをパッケージにあしらった「赤いサイロ」は、「LOCO SOLARE(LS北見)」の活躍もあって注目され、注文が殺到し、一時製造が追付かない状況となった。なお、サイロは、冬に青草等の不足に備えて貯蔵するため、石・レンガ・鉄筋コンクリート等で円筒形に作った倉庫のことで、かつての北海道では、風物詩の1つと言われる程、牧草を貯めておくレンガでできたサイロが多く見られた。