3月5日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

珊瑚の日。
世界最大規模の自然環境保護団体である国際的非政府組織(NGO)、世界自然保護基金(WWF)が1996(平成8)年に制定。日付は、3月5日の「3」と「5」で、「珊瑚(さん[3]ご[3])」の語呂合せと、珊瑚が3月の誕生石であることから。この日に珊瑚を身に付けていると幸運が訪れる、という言伝えもある。世界自然保護基金(WWF)の一翼を担うWWFジャパンは、1971(昭和46)年、世界で16番目の世界自然保護基金(WWF)として東京で設立された。東京都港区芝に東京事務所、沖縄県石垣市字白保に沖縄・石垣島事務所としてWWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」を置くWWFジャパンは、自然の中に人間が存在するという自然観を取入れ、日本国内、及び日本が関係している国際的な問題に取組んでいる。豊かな生命を育む、石垣島(沖縄県石垣市)のサンゴ礁。中でも、白保サンゴ礁は、沖縄県石垣島東部にある石垣市白保地区の海岸に沿って、南北約10km、最大幅約1kmに亘って広がる裾礁(海岸部に接して発達したサンゴ礁)である。この珊瑚礁には、1987(昭和62)年に、国際的な自然保護団体である国際自然保護連合(IUCN)の調査により、世界有数の規模であり、北半球最大とされたアオサンゴの大群落を始め、ハマサンゴの巨大な群落やマイクロアトール、ユビエダハマサンゴの群落が約120種分布しており、30属70種以上の造礁サンゴ(石灰質の大規模な骨格を形成する珊瑚礁を形成する珊瑚)が生息するとされている。地元では、「宝の海」「命つぎの海」と呼ばれ、生活の糧として古くより大事にされ、海の恵みを享受してきた。沖縄の多くの珊瑚礁が、オニヒトデ(珊瑚礁に生息し、成体が珊瑚も餌とする輻長約15cmから約30cm の大型のヒトデで、多数の腕を持ち、全身が棘に覆われている)による食害や赤土流出によって消失しつつある中で、白保サンゴ礁は、オニヒトデによる食害を免れ、良好な生態系を残した数少ない珊瑚礁であるとされる。2007(平成19)年8月1日、西表国立公園に石垣島の一部が編入されて西表石垣国立公園となり、白保地区は、海域公園(旧称:海中公園)地区に指定された。海域公園とは、日本の国立公園、又は国定公園内の海域の景観を維持するため、公園計画に基づいて、その区域の海域内に設けられた地区のことで、国立公園、国定公園、及び都道府県立自然公園からなる自然公園を指定し(環境大臣が指定)、自然環境の保護と、快適な利用を推進する「自然公園法(昭和32年6月1日法律第161号)」によって指定、管理される。2010(平成22)年4月1日、「自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律(平成21年6月3日法律第47号)」の施行によって、国立公園、及び国定公園内における生態系維持回復事業に関する規定が加えられ、「海中公園」が「海域公園」に改められた。WWFジャパンは2000(平成12)年、この白保に、WWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」を設立し、その調査と保全活動を行なっており、また、この白保を始めとした、沖縄を中心とした南西諸島で、それぞれの地域が主体となった環境保全の促進にも取組んでいる。珊瑚は、刺胞動物門花虫綱に属する動物(サンゴ虫)の内、固い骨格を発達させるものである。宝石になるものや、珊瑚礁を形成するもの等がある。元来、「珊瑚」と呼ばれたのは、宝石として使われるサンゴである。深海に生息し、樹枝状の群体を作る。骨格は石灰質(炭酸カルシウム)で、緻密で固い骨格を作る。専用の網で漁獲されるが、乱獲による産減が激しいという。ギリシャ神話(古代ギリシャより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰広げる物語)によると、英雄ペルセウスが怪物メドゥーサの首を掻き切った時、溢れた血からペガサス(翼を持つ馬)が、地中海に滴り落ちた血の雫から珊瑚が生まれたとされている。イタリアでは、古くから地中海の珊瑚(ベニサンゴ)を使った工芸が発達し、海に因むことから船乗りや、血のような赤い色から、妊婦の厄除けとして珍重されてきた歴史がある。赤い珊瑚で角を象った「コルノ」という護符は、厄除けとして現在でもよく好まれる。中世の夢判断においては、夢に珊瑚が現れると病から回復する予兆であるとされた。一方で、珊瑚の色が褪せることは、持ち主の健康が脅かされている予兆と恐れられていた。日本では、奈良時代以来シルクロードを渡ってきた地中海産珊瑚を珍重していたが、産地イタリアでは、地中海珊瑚は乱獲が原因により絶滅に近い状態に陥り、代替品が求められていた。19世紀に土佐(現在の高知県)沖でシロサンゴが発見されるや否や、インドに駐留していたイタリア商人が、中国商人を通じて買い付け、イタリアに送った。次いで、土佐沖でアカサンゴとモモイロサンゴが発見されるに至り、日本が開国を決めると、イタリアの珊瑚商人が自ら買い付けに土佐に乗り込み、イタリアの人々は、久し振りに輝くような赤や桃色の珊瑚を手に取れるようになった。日本産珊瑚の内、日本、中国、台湾で最も人気があるのはアカサンゴで、その中でも深みのある赤を、市場では血赤珊瑚(アメリカでは「オックスブラッド」、ヨーロッパでは「トサ」等の名称で呼ばれることがある)と呼んで、最高ランクとされ、台湾や中国の富裕層に人気が高く、2国の発展に伴なって値段の高騰が激しい。モモイロサンゴは、桃色の名を冠するものの朱色から桜色まで色調が広く、アカサンゴより大型のものが多いので広く使われる。ヨーロッパでは、アカサンゴよりモモイロサンゴの方が人気がある。因みに、現在までにオリコン(ヒットチャートを始めとする音楽情報サービス等を提供する企業)調べで450万枚以上(オリコンにカウントされない売上げを含めると、実際は500万枚以上とも言われる)のレコード・CDを売上げ、オリコン調べにおいて、日本におけるシングル盤の売上記録としては、未だに破られていない歌曲(童謡)、『およげ!たいやきくん』(作詞は高田ひろお[絵本作家からスタートして、子ども向けの楽曲の作詞を多く手掛けた]、作曲・編曲は佐瀬寿一[『ひらけ!ポンキッキ』関連の作曲を多数手掛けた]、シングル盤での歌唱は子門真人[特撮テレビドラマ『仮面ライダー』の主題歌「レッツゴー!! ライダーキック」を皮切りに、特撮テレビドラマ主題歌を多数手掛けていた]であったが、この曲は当初、フォーク歌手の生田敬太郎が、フジテレビの子ども向けの番組『ひらけ!ポンキッキ』の番組内で歌っていた)の歌詞には、「モモイロサンゴが手を振って ぼくの泳ぎを眺めていたよ」というフレーズがある。珊瑚をメインとした水槽を「リーフアクアリウム」と呼ぶ。珊瑚だけではなく、珊瑚礁に住む水生生物も一緒に飼育される場合が多い。珊瑚を含む珊瑚礁の生物は、清浄な海水を好むものが多いため、飼育設備には「ベルリン式アクアリウム」「モナコ式アクアリウム」等、濾過能力が高い特殊な設備が用いられる場合が多い。これらのシステムは、「ライブロック」と呼ばれる、珊瑚礁から採集された石や、サンゴ砂、ろ過材等を大量に使用し、自然界の浄化システムを再現した循環システムである。これらのシステムが用いられた水槽は、長期間(約数ヶ月から約1年以上)の間、水換えが不要なものも存在する。 
Sangoportの日。
東京都渋谷区渋谷に東京本社を置き、システムやWebサービスの開発事業、人材紹介事業等を展開する企業、株式会社SUKURUGが制定。Sangoport(サンゴポート)とは、株式会社SUKURUGが運営する人材採用マッチングプラットフォームのことで、ジェンダーや年齢、住んでいる場所等の境遇を問わず、働く人が最適な仕事と出会えることを目指している。記念日を通じて、多様な人々が活躍できる社会づくりのきっかけとすることが目的。Sanngoportは、海の多様性を育むサンゴ(Sango)と、新たな旅が始まる港(Port)を組合わせた株式会社SUKURUGの造語で、日付は、「3」と「5」で、「Sango(サンゴ)」の語呂合わせから3月5日としたもの。株式会社UKURUGのVISIONは「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」であり、株式会社UKURUGが最も大切にしている言葉である。既存事業はもちろん、HR事業(Human Resource:人的資源)に更に力を入れ、ブロックチェーン領域、地方創生、グローバル展開等、多様に変わる市場に対し、新しい価値を与えられるようサービスを提供している。Sangoport事業では、求職者、企業の可能性を開花させることがミッションである。人の可能性が日本経済を活性化させる。日本は、少子高齢化により慢性的な人手不足に陥っている。シンクタンク(諸分野に関する政策立案・政策提言を主に行なう研究機関)のパーソル総合研究所によると、その規模は2030(令和12)年には644万人に達すると推計されており、労働人口の減少に伴なって、様々な業界で大幅な人手不足が懸念されている。企業の成長を維持する人材の確保は、日本経済にとって大きな問題である。今後、労働人口が少なくなり、企業と求職者の方の出会いや交流が極めて重要になる。