3月4日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

スカーフの日。
日本スカーフ協会が2018(平成30)年に制定。おしゃれなファッションアイテムとして人気のスカーフの魅力を、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、古くからヨーロッパではカトリックのミサの際に、女性が三角形や四角形のベールを頭から被るのが礼儀とされ、ベールを忘れないように首に巻いたのがスカーフの始まり、と言われていることから、三角形と四角形の「3」と「4」で、3月4日とした。また、春先にスカーフを巻く人が多いことも、その由来の1つとしている。スカーフとは、主に女性が装飾用に身に付ける、正方形、又は三角形の薄手の布のことで、制服の一部として使われる場合はネッカチーフと呼ばれる。また、頭を覆う場合は、ベール、又はヘッドスカーフ、さらに、首に巻く場合は、襟巻きとも呼ばれる。日本では、神奈川県横浜市が生産量の80%を占めており、横浜では受注生産方式が主流で、約350の関連業者による分業システムとなっている。
現代作法の日。
大阪市北区西天満に本部を置く任意団体、日本現代作法会が制定。日付は、3月4日の「3」と「4」を、「作法(さ[3]ほう[four = 4])」と読む語呂合わせから。記念日を通して、日本の伝統文化、作法の美しさや豊かさを、広く伝えることが目的。日本現代作法会は、日本各地に支部を持ち、作法の普及と啓発を目的とした日本唯一の組織で、暮らしのマナーやビジネスマナー等の講座を開いており、作法やマナーを広く伝えている。日本現代作法会が提唱する「現代作法」とは、日本の伝統的な作法と、国際時代にふさわしいマナーの双方を身に付けることを指す。作法やマナーは心を磨くもの、との考えから、人や社会に愛される人材の育成のためにも「現代作法」を学び、いつまでも心を磨き続けようと呼掛けている。
真っ白なそば・更科そばの日。
東京都港区元麻布に本社を置く、江戸時代からの伝統を引継ぐそば処、「総本家 更科堀井」等を運営する企業、株式会社更科堀井が制定。更科そばとは、そば殻や甘皮が混じらない、実の芯の部分だけを用いて打つまっ白いそばで、ほんのりとした甘みとのど越しの良さが特徴。記念日を通して、より多くの人に真っ白なそば・更科そばを知ってもらうことが目的。日付は、「更科(さらしな)」の「さ = 3」と「し = 4」で3月4日としたもの。3月3日の「ひな祭り」の次の日に、真っ白なそば・更科そばを食べるという文化を創り出したい、との願いも込められている。1789(寛政元)年、信州(信濃国、ほぼ、現在の長野県に相当する)出身で信州特産晒布の保科家(信濃国高井郡保科に発祥した土豪で、徳川家康に仕え、譜代大名として廃藩置県まで続く)御用布屋であった八代目清右衛門が、保科家の江戸屋敷傍の麻布永坂町(現在の東京都港区に所在)に、そば屋「信州更科蕎麦所 布屋太兵衛」を創業したのが始まりで、当初は、大名屋敷や寺院等に出入していたが、明治時代半ばの最盛期には、皇室や宮家等にも出前を届けた。1941(昭和16)年、関東大震災や昭和初期の国内外の恐慌等の影響を受け、一時、廃業となった。第二次世界大戦後、店を再建したが、会社組織となったため、「永坂更科」や「布屋太兵衛」の登録商標は堀井家から離れた。1984(昭和59)年、現在地である麻布十番商店街に「総本家 更科堀井」を開店した。信濃の国は、かつては科(シナ)野の国で、科の木の多いところであった。この木の皮を剥いで縄につくり、布を織ったり、紙をすいたりした。仁科は煮科、保科は穂科、科の花の形容か、更科は晒科の意か、この科の皮は丈夫なので、桶のたがにも利用されていた。
サジーの日。
サジー商品を扱う企業で構成される業界団体、日本サジー協会が制定。「サジー」とは、数多くの栄養素が含まれているユーラシア大陸原産のグミ科の植物で、その栄養価の高さから、「奇跡の果実」とも呼ばれている。砂漠地帯でも育つため、砂漠化防止の緑化活動に役立ち、植林や収穫等の仕事を生み出すことで、砂漠地帯に住む人々の収入にも繋がっているという。健康・環境・経済に貢献できる貴重な植物「サジー」について、多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、3月4日の「3」と「4」で、「サ(3)ジー(4)」と読む語呂合わせから。サジーはユーラシア大陸に広く自生し、伝統的に食品や医薬品として利用されてきたが、商業的な栽培が本格的に始まったのは、20世紀後半からである。特に、旧ソビエト連邦と中国では、早くから栽培と研究開発が進められ、品種改良も盛んに行なわれていた。1991(平成3)年のソビエト連邦崩壊で、旧ソビエト連邦国内の研究機関が持つ情報、及び、サジーの苗が海外に流出したことが、20世紀末以降、世界的にサジーの商業栽培が広まる1つのきっかけとなった。その後、各国で研究開発が進められるようになり、植物としての環境保全機能の高さや、果実・種子に含まれる栄養価の高さが、国内外において改めて注目されている。特に、果実については、植物界で最も栄養価が高い果実の1つと言われ、ジュースを始めとした各種健康食品や、いわゆるスーパーフードとして、国内外で商業的に流通している。食品以外に、医薬品や化粧品としての実用化も進んでおり、その環境保全機能の高さと合わせて、サジーは非常に大きな経済的可能性を秘めた植物と言われている。サジーは、各部位に約300種類にも及ぶ豊富な栄養素を含んでおり、特に果実は、植物界で最も栄養価が高く、ビタミンが豊富な果実の1つとされる。これらの栄養素は、自生地の厳しい環境への順応の過程で生成されるようになったものである。即ち、乾燥や厳寒に対して、水分の蒸発を防ぐため油脂成分を作り、砂漠等の栄養の無い土壌や、海岸の塩分のある土壌でも自生できるよう、豊富な栄養素を自ら作り出すようになったと考えられる。なお、これらの栄養素や生理活性成分の有無や濃度は、亜種を含む栽培品種の遺伝、栽培方法、生育場所、天候、収穫時期等によって、大きく左右されることが分かっている。
短鎖脂肪酸の日。
大阪市西淀川区歌島に本社を置く総合食品メーカー、江崎グリコ株式会社が制定。人の大腸内でビフィズス菌等の腸内細菌が食物繊維を食べることで作られる「短鎖脂肪酸」は、太りにくい身体づくりのサポートを始め、健康にさまざまな良い働きをする。記念日を活用し、他社とも連携しながら、「短鎖脂肪酸」の効果をより多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、3月4日の「3」と「4」で、「短鎖脂肪酸(たんさ[3]し[4]ぼうさん)」と読む語呂合わせから。最終生成物としての短鎖脂肪酸は、多くの場合、細菌の発酵によって生成する。動物の場合、自身では合成できない代わりに、腸内細菌が短鎖脂肪酸の合成を担っている。ヒトの大腸内でも、腸内細菌が食物繊維(難消化性糖類)を発酵する際に短鎖脂肪酸を産生し、健康維持に欠かせない役割を果たしている。作られた短鎖脂肪酸は、大腸から体内に吸収される。吸収された短鎖脂肪酸の内、酪酸は大腸上皮細胞のエネルギー源として利用され、酢酸とプロピオン酸は肝臓や筋肉で代謝利用される。また、短鎖脂肪酸の受容体が全身の様々な部位にあり、短鎖脂肪酸はこれらの部位の生体調節機能を果たしている。中には、生活習慣病と密接な関係にあるものも多いことから、癌や肥満、糖尿病、免疫疾患を予防・治療する手段として、活発に研究されている。短鎖脂肪酸は、体内に吸収される前の腸管でも重要な働きがある。短鎖脂肪酸は酸性の成分なので、短鎖脂肪酸ができると弱酸性の腸内環境になる。弱酸性であると、悪玉菌の出す酵素の活性が抑えられるため、発がん性物質である二次胆汁酸や有害な腐敗産物ができにくくなり、腸内環境が健康に保たれる。さらに、弱酸性になることで、カルシウムやマグネシウム等の重要なミネラルが水溶性に変化するので、より体内に吸収し易くなり、ミネラル不足を補うことができる、と言われている。
赤黄男忌。
愛媛県出身の俳人、富沢赤黄男の1962(昭和37)年の忌日。富沢赤黄男は、昭和初期に始まった画期的な俳句革新運動、新興俳句の担い手として、俳句に抽象表現、隠喩(メタファー、特徴を直接ではなく他のもので表現する方法)、類推(アナロジー)等の西洋的な手法を積極的に導入し、現代詩の一分野としてのモダニズム俳句を追求した。代表句に「蝶墜ちて大音響の結氷期」がある。