2月27日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

国際ホッキョクグマの日(International Polar Bear Day)。
アメリカとカナダに本部を置く動物保護団体、「ポーラー・ベアー・インターナショナル(Polar Bears International)」が制定。ホッキョクグマの絶滅の危機や、ホッキョクグマが直面している現状を、より多くの人に知ってもらうことが目的。地球温暖化のため、北極圏の海氷は年々小さくなり、そこに暮らしているホッキョクグマも、棲み家や餌を失いつつある。「ポーラー・ベアー・インターナショナル(Polar Bears International)」では、二酸化炭素の排出量を減らす等、地球規模での活動を呼掛けている。また、この日には、大阪市天王寺区茶臼山町の天王寺公園内にある動物園、天王寺動物園(大阪市の直営であったが、2021[令和3]年に、地方独立行政法人天王寺動物園が設立され、運営は移管される)等、ホッキョクグマに関するイベントを実施する施設も見られる。ホッキョクグマは、北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に分布し、体長約200cmから約250cm、体重約400㎏から約600㎏で、生息地によっても大きさに違いがあり、チュクチ海(ロシアシベリア[ロシアの東部地域]北東部チュクチ自治管区と、アメリカ合衆国最北端、アラスカ州北西部にかけての海)に生息する個体群が、最も大型化する傾向がある。他種のクマと比較すると頭部は小さいが、長い頸部を持つ。体は大きくても耳が小さいため、体勢は寒冷地に適応している。吻端と足裏の肉球を除いた全身が体毛で被われて、夏季は汚れや油脂の酸化等により、毛衣が黄がかる個体もいる。長い首や流線型で小さな頭は、遊泳への適応結果とされ、何時間も氷海を泳ぐことができる。また、流氷に乗って長距離移動することもある。クマの中では視力は良い方である。全身が白い体毛に覆われているように見えるため、シロクマ(白熊)とも呼ばれる。多くの哺乳類の体毛が、例え白色であっても光を透過しないのに対し、ホッキョクグマの体毛は光を透過し、内部が空洞になった特殊な構造のために、散乱光によって白く輝いて見える。ホッキョクグマの透明の体毛は、陽光の通過を妨げず、奥にある皮膚にまで届き熱をもたらす。もたらされた熱は、ぶ厚い脂肪層と体毛に保護され、容易に失われることはない。それに加え、体毛内の空洞も蓄熱の役割を果たすという、巧みな保温機構を成立させている。体温が殆ど外に逃げないため、体から輻射される赤外線の量が非常に少ない。この特性から、赤外線カメラによる空中撮影の際は、雪の反射光に遮られる為、ほぼその姿を捉えられないことが知られている。流氷水域、海岸等に生息する。冬季には流氷の南下に伴ない南へ、夏季には北へ移動する。1日当たり約70kmを移動することもあり、年当たり約1,120kmの距離を移動した例もある。地域によっては直射日光、天候、外敵から逃れるための風通しの良い巣穴を作る。流氷の間を数時間に亘って泳いだり、時速約6.5kmの速度で、約65kmの距離を泳ぐことができる。雑食獣であるクマの中で、最も肉食性が強い種であり、ヒグマに比べ、歯がより特殊変化している。ホッキョクグマ生息国(カナダ、アメリカ合衆国、ノルウェー、ロシア、デンマーク)により、1973(昭和48)年に「ホッキョクグマの保護に関する国際協定」が締結されており、定期的に会議が開かれている。近年では、温暖化の影響もあり生息地が脅かされ、備蓄食料や生ゴミを求め、人間の居住区域まで侵入することが増加し、懸念されている。和名はホッキョクグマであるが、俗にシロクマと呼ばれることも多い。日本初のホッキョクグマは、1902(明治35)年の東京都恩賜上野動物園(東京都台東区上野公園の上野恩賜公園内に所在する動物園で、通称は上野動物園)。この時、上野動物園では、新潟県で捕獲されたアルビノの白いツキノワグマを飼育しており、それを「シロクマ」と呼んでいた。そのため、北極の白いクマの方には「ホッキョクグマ」という和名を付けたことが、名の由来である。
Pokémon Day。
「ポケットモンスター」(通称:ポケモン)のブランドマネジメントを行なう企業、株式会社ポケモン(東京都港区六本木に本社を置く、主に玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売を行なう企業、任天堂株式会社の持分法適用関連会社)が制定。「ポケモン」の最初のゲームソフトである『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたのが、1996(平成8)年2月27日。この日は、ゲームから生まれた「ポケモン」にとって、記念すべき始まりの日であることから、海外のファンの間では「Pokémon Day」と呼ばれ、大切にされている。日本の「ポケモン」ファンにも、この特別な日を知ってもらい、末永く「ポケモン」を愛してもらうことが目的。『ポケットモンスター 赤・緑』が小学生を中心に、口コミから火が点き大ヒットとなり、以降も多くの続編が発売され、派生作品や関連作品が数多く発売されている。株式会社ポケモンのホームページより登場するポケモンのキャラクター性も、重要な要素の1つであり、中でもアニメ放送以来、ピカチュウは抜群の知名度を持つ。現在までに893種類のポケモンが登場している。ピカチュウは、ポケットモンスターシリーズに登場する893種のポケモンの内の一種で、ゲームの最初に選ぶ3種類のポケモンではないが、アニメでは主人公のパートナーとなる等、その愛らしいルックスから人気が出て、日本国内外問わずポケモンを象徴するキャラクターとなった。齧歯類(リス、ネズミ、ヤマアラシ等が含まれる)をモチーフとしたポケモンで、分類は「ねずみポケモン」とされるが、ネズミよりもむしろ、ハムスターやリスのような、頬袋のある動物をイメージしている。多くの登場キャラクターやポケモンの名前が、日本版と日本版以外では異なる中にあって、ピカチュウは表記は違えど、万国共通で発音が「ピカチュウ」である。これは、日本側が全世界でピカチュウの名称を統一するよう要請したためである。1997(平成9)年4月1日より、テレビ東京系列にてテレビアニメが放送を開始した。主人公のサトシ、及び、その仲間と彼らのポケモン達による冒険物語を描いた長寿シリーズとなる。ゲーム『ポケットモンスター』シリーズは、「ポケットモンスター」という不思議な生き物が生息する世界において、「ポケットモンスター」を自らのパートナーとし、「ポケットモンスター」同士のバトルを行なう「ポケモントレーナー」達の冒険を描くロールプレイングゲーム(RPG)である。主人公(プレイヤー)は、ポケモントレーナーとなり旅にでる。ゲーム内に存在する他のポケモントレーナー達と対戦を多数交え、ジムバッジを集めて、ポケモンリーグへの出場条件を獲得し、ポケモントレーナーの頂点チャンピオンを目指す。また、多数の種類の「ポケットモンスター」を捕まえて、ポケモン図鑑の完成を目指す等の目的がある。ストーリーは、伝説のポケモンと、その力を利用しようとする組織を中心に展開する。他プレーヤーとの対戦や、「ポケットモンスター」の交換ができる通信機能が存在する。1996(平成8)年当時、ゲームボーイ(任天堂株式会社が発売した携帯型ゲーム機)に限らず、携帯型ゲーム機市場は停滞していた。市場には、ロールプレイングゲーム(RPG)だけでも既に多数のゲームが発売されており、「過去の機種」であったゲームボーイでリリースされる『ポケットモンスター』は、左程大きな期待を持たれず、年末商戦も逃した。しかし、「収集、育成、対戦、交換」というゲーム要素が、徐々にユーザーの支持を獲得し、さらに、ユーザー間の口コミで爆発的ヒットへ繋がった。結果的に「ポケットモンスター」は、制作側の期待や予測を越えた大ヒットを記録した。