2月22日 記念日 その9 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

カワスイ「ナマズ」の日。
神奈川県川崎市川崎区南町にある、世界の美しい水辺を五感で感じる新感覚エンターテインメント水族館「カワスイ 川崎水族館」が制定。「カワスイ 川崎水族館」では、2022(令和4)年時点で約300種類の生き物が展示されており、その内の55種類は、川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンに生息する多種多様なナマズ達。記念日を通してより、多くの人にナマズのユニークな生態や魅力を知ってもらうことが目的。ナマズは、その長いひげがネコのひげに似ていることから、英語で「catfish(キャットフィッシュ)」と呼ばれているので、「猫の日」とされる2月22日を記念日としたもの。2020(令和2)年7月17日に開館した「カワスイ 川崎水族館」は、川崎市初の水族館であり、日本初の駅前商業施設内の水族館である。「世界の美しい水辺」をテーマに、淡水域の生き物を中心に、世界各地の環境に暮らす生き物を展示し、世界最大級の淡水魚の1つに数えられ、進化においておよそ1億年間、殆ど姿が変わっていないと考えられ、生きた化石とも言われているピラルクーや、そのカラフルで美しい体色から、アマゾンの宝石とも呼ばれているキツツキ目オオハシ科の鳥類、オニオオハシがメインキャラとなっており、昼と夜とで照明や音響が変化する展示方法を採っている。日本におけるナマズは、古代から食用魚として漁獲された他、さまざまな文化に取入れられた歴史をもつ。神経質でデリケートな性格から、暴れたり飛び跳ねることも多く、日本では中世以降地震と関連付けられ、浮世絵を始めとする絵画の題材にされる等して、人間との関わりを深めてきた。ナマズは、中国料理でもよく使用される。大型ナマズの浮袋を干したものも、中国料理でよく用いられる食材である。ベトナムでも、ナマズは煮付け等に用いられるポピュラーな食材となっている。白身魚のナマズは、日本では天ぷら・たたき・蒲焼き・刺身等にして利用される。ナマズ食の歴史は古く、平安時代末期に成立したと見られる説話集『今昔物語集』に、調理をしていた記述が残る他、江戸時代に商業取引が行なわれた記録が残る。しかし、現代の日本では、必ずしも一般的な食材とは言えない。群馬県邑楽郡板倉町板倉にある雷電神社や、鳥取市吉岡温泉町にある吉岡温泉等、特定の地域で郷土料理として、ナマズ料理が有名で、埼玉県吉川市は「なまずの里よしかわ」として、特産のナマズ料理をアピールしている。また、近畿大学がマナマズの養殖方法を工夫することによって、食味をウナギの味に近付けた「ウナギ味のナマズ」の養殖研究を行なっている。食味の調整として、「餌のコントロール」と「水質のコントロール」の2点が重要であることを特定し、それらのコントロール方法を開発した。ウナギは天然種が絶滅の危機にありながら、養殖技術も確立されていないため、近い将来、一般の人は食べることすらできなくなることが懸念されているが、この研究が商業化に発展すれば、代用としての養殖ナマズ食が普及する可能性もある。今後は、直営の料理店「近畿大学水産研究所」や提携した料理店等で、「ナマズの蒲焼き」のような形で不定期に客へ提供し、商業化を目指す。
KAiGO PRiDE DAY。
東京都渋谷区桜丘町に所在する、介護に関わるさまざまなプロジェクトを手掛ける一般社団法人、KAiGO PRiDEが制定。介護の魅力を発信するプロジェクト「KAiGO PRiDE」を通して、介護職の人達が自らの仕事に誇りと自信を持ち、それが社会からのリスペクトに繋がるきっかけとすることが目的。日付は、「2」が「ニッ」と笑った笑顔を表わし、2月22日は、1年で最も笑顔が溢れる日であり、充実した福祉による、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会を象徴していることから。また、KAiGO PRiDEの中には、2つの「i」があり、それを並べると「ii = 2(ニッ)」にも通じるため。KAiGO PRiDEのヴィジョン(VISION)は、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会。自分らしく安心して年をとれること。それは、高齢であることや、支援が必要なことを理由に、何かを我慢したり諦めたりしなくていいということ。介護をする人もされる人も、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会を、「介護」の持つ力を拡張・強化することで実現する。KAiGO x Creative。介護人材不足等、介護に関わる様々な課題に対し、クリエイティブの力を掛合わせることで、解決していく。
A.I.VOICEの日。
東京都文京区西片に本社を置く、音声合成エンジンや音声読上げ、ナレーションソフト等、音声合成に関連する事業を展開する企業、株式会社エーアイが制定。個人向け音声読上げ&ナレーション作成ソフト「A.I.VOICE(エーアイボイス/通称:アイボス)」の製品とそのブランドを、さらに多くの人に知ってもらい、ファンと共に記念日を祝うことが目的。日付は、「A.I.VOICE」の人気製品「琴葉 茜・葵」と「伊織 弓鶴」が、2021(令和3)年2月22日に発売されたことから。「A.I.VOICE」は、簡単な操作で入力したテキストを、キャラクターの自然な音声合成で読み上げ、音声ファイルとして作成することが可能となる。また、新たに、より表現力を豊かにする機能を搭載し、音声作成時のエディター機能も強化して、より使い易く進化させようとしている。
カツカレーの日。
東京都中央区築地に本社を置く、1947(昭和22)年創業の老舗洋食店「グリルスイス」等を運営する企業、株式会社銀座スイスが制定。国民的人気メニューであるカレーライスに、カツを乗せたカツカレー。1948(昭和23)年、東京都中央区銀座にある店を訪れた、読売ジャイアンツ(読売巨人軍)の名二塁手、千葉茂のリクエストから誕生し、あっと言う間に全国に広まった。「カツカレー発祥の店」として知られる「銀座スイス」。記念日を通じて、カツカレーのおいしさを、全国でカツカレーを提供する店と共に盛上げたい、との願いが込められている。日付は、「銀座スイス」の創業日、1947(昭和22)年2月22日から。「銀座スイス」近くの紳士服店「銀座テーラー」で、野球ユニフォームを仕立てた読売ジャイアンツ(読売巨人軍)の選手が紹介され、「銀座スイス」で食事をすることが多く、千葉茂もその1人であった。ある日、対阪神タイガース戦の直前、カウンター席で厨房を見ていた千葉茂が「そのカレーにカツレツを一緒にして出してくれ」と注文し、店側は驚いたものの、応じたことがきっかけとなった。当初は特別メニュー扱いで、銀行員初任給3,000円の時代に、「カツレツ カレー」は180円であった。カツレツは「試合に勝つ」の験(ゲン)担ぎに通じることもあって、その後も千葉茂は、時に2皿食べる程注文し続け、千葉茂の誘いで青田昇、別所毅彦といったチームメイトも注文するようになり、知名度が高まった。「グリルスイス」とその系列店では、現在も「元祖カツカレー」と「千葉さんのカツレツカレー」というメニューを出している。カツ丼と同様、「試験に勝つ(合格する)」「試合で勝つ」等のゲンを担ぐ意味で食べられることが多い。公営競技関係の施設(競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場と、それらの場外投票券売場)では、ギャンブルで「勝つ」という験担ぎと洒落を込め、場内の食堂等で、カツカレーを「勝カレー」と称することもある。但し、試合や試験等の前においては、体調を整えるために、野菜が多い食事をする方が良いとされる。イギリスでは、日本・アジア食チェーンレストランの「Wagamama」と、日本食のテイクアウトチェーン店である「Wasabi」で出されていたカツカレーが火付け役となり、ブームが発生した。「Katsu curry」という名称で広く知られており、スーパーマーケットの総菜コーナーで売られるのが一般的になっており、近年では、日本食以外のレストランやマクドナルドでも販売されたことがある。
風生忌。
俳人、富安風生の1979(昭和54)年の忌日。富安風生は、郵便や通信を管轄していた中央官庁、逓信省(現在の総務省、日本郵政[JP]、日本電信電話[NTT]の前身)の官僚であったが、34歳で句作を始めた。退官後、「句作三昧の生活」に入る。句風は中道的で、俳句雑誌『ホトトギス』の四Sと称された中の水原秋桜子や高野素十らの持つ熱気に対し、やや老成していた。俳人・作家の高浜虚子は、富安風生の第一句集『草の花』の序に寄せて、富安風生の句を「中正・温雅」とし、「穏健・妥当な叙法」と評している。富安風生は、植物に詳しかったため、「植木屋の富安」の意で「植富」の渾名で呼ばれた。さらに、師である高浜虚子との信頼関係も厚かった。