2月15日 記念日 その2 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

全日本スキー連盟設立の日(続き)。
ノルディックスキーとは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島地方で誕生・発展したスキーの型である。1920年代後半から盛んになり始めたアルペンスキーに対して、元々実施されていた距離(クロスカントリー)、飛躍(ジャンプ)、複合(コンバインド)の3競技は、「ノルディック(北ヨーロッパの、の意)」と呼ばれるようになった。スキーブーツのつま先だけが、ビンディング(滑走・走行するスポーツ用具に靴[足]を固定するための器具)でスキー板と繋がれる構造であり、アルペンスキーと比較すると、かかとが固定されない点で異なる。以下の3つの型に分類できる。クロスカントリースキーは、長いストックと細長くて軽いスキー板で、雪原や整地されたなだらかなコースを滑る。冬季オリンピック正式競技である。スキージャンプは、太く長いスキー板で、ジャンプ台から飛躍する。冬季オリンピック正式競技である。テレマークスキーは、アルペンスキーのように雪山やゲレンデを滑る。テレマークという名称は、特に技術や用具について、ノルディックの別名としても用いられる。世界選手権やワールドカップがある。ノルディック複合では、クロスカントリーとジャンプの両方を組合わせて競い、そのバイオメカニクス(生体力学)は深く研究されている。クロスカントリー競技では強靭さや持久力が、ジャンプ競技では空気力学的効率が必要で、それら両方を特定のスキルへ変換し、練習や競技会において最適化させる。アルペンスキーは、ヨーロッパアルプス地方で、20世紀になって発展したスキー技術である。アルペンとは、ドイツ語で「アルプスの」という意味である。スキーの原型であるノルディックスキーから分化し、ビンディングの踵を固定することにより、滑降に特化して発達したスタイルである。雪の斜面をターンを繰返し、時には直滑降を織り交ぜつつ滑る。斜面は、斜度0度から40度以上までのさまざまな斜度で構成される。滑走速度は、レジャー目的では時速約40kmから時速約60km程度までとなるが、高速系競技では時速100kmを越える。大半の愛好者はスキー場で滑走するが、自然の整備されていない山を登って滑り降りる山岳スキーの愛好者も多い。山岳スキー技術として誕生したアルペンスキーは、次第に如何に速く斜面を滑り降りるかという競技に発展した。現在では、ヨーロッパを中心に非常に人気の高い競技スポーツとなっており、特にオーストリア、スイス等、アルプスの国々では国技であり、勝者は国民的英雄である。第4回冬季オリンピックから、正式競技として採用されている。アルペンスキーは、山を滑り降りる速さを競う競技であるが、コースには旗門と呼ばれる2本1組の旗、又はポールが並べられ、その旗門を順番に通過しながら滑り降りる。旗門を通過できなかった場合は失格となる。種目によって、旗門数、旗門のインターバル、コース長、標高差が大きく変わってくる。1回の滑走、又は2回の滑走の合計タイムで順位を競う。種目には、滑降(Downhill)、大回転(Giant Slalom)、スーパー大回転(Super Giant Slalom, Super G)、回転(Slalom)、複合(Combined, CB)(滑降1本と回転2本の合計タイムを競い、基本的に2日間に分けて行なう)、スーパー複合(Super Combined, SC)(2004[平成16]年 - 2005[平成17]年シーズンのワールドカップからの新種目で、1日で滑降1本と回転1本を行ない、その合計タイムを競うもので、アルペンスキー・ワールドカップでは、複合[CB]よりも主流になっており、オリンピックでも、2014年ソチオリンピック[第22回オリンピック冬季競技大会]から、複合[CB]に代わって採用されている)がある。世界第一線級の国際大会には、アルペンスキー世界選手権(2年に1度、オリンピックの前後のシーズンに開催されるもので、全種目一発勝負で行なわれ、各種目の勝者が世界チャンピオンである)、アルペンスキー・ワールドカップ(毎シーズン、ヨーロッパを中心に世界各地を転戦し、複合[CB]を除く各種目を5レースから10レース行ない、各レースの順位は元より、シーズン通しての総合成績を競うもので、各種目の順位の他、全種目総合の順位も決定し、ワールドカップの勝者、こそ真の王者と言える)、そして、冬季オリンピックアルペンスキー競技がある。自然の山の地形を最大限に活かすアルペンスキーのコースは、それぞれに特徴がある。コース長、標高差、最大斜度は、コースによって様々であり、旗門のセットは毎回違うため、陸上競技のような世界記録というものは存在しない。但し、滑降競技のように、毎回ほぼ同じコースレイアウトでレースが実施される場合、歴史あるコースでは、コースレコードというものが存在する。世界的に有名なアルペンスキーのコースとしては、オーストリア西部のキッツビューエル、スイス西部のヴェンゲンやアーデルボーデン等があり、日本には、オリンピックや世界選手権の舞台となった、長野県北安曇郡白馬村八方にある八方尾根や、長野県下高井郡山ノ内町にある志賀高原、岩手県岩手郡雫石町にある雫石等がある。フリースタイルスキーは、スキーで滑走しながら、エア等の曲芸を行なったりするスポーツである。モーグルやエアリアルを始めとした、競技としての側面と、フリースキーやフリーライド、或いは、ニュースクールと呼ばれるようなエクストリームスポーツ(速さや高さ、危険さや華麗さ等の「過激な[extreme]」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツ)としての側面を持つ。フリースタイルの呼称は、これら全般を示す場合と、競技としての側面のみの狭い範囲を示す場合がある。また、競技のフリースタイルスキーが、ニュースクールに対して、オールドスクールと呼ばれることもある。モーグルやスキークロスでは、速度も評価対象になるが、基本的には、ターンやエア等の技術を競うものであり、観客に見せることを意識したスポーツである。スノーボードは、サーフィンやスケートボードのように、横向きになって板に乗り、バインディング(ビンディング)と呼ばれる留め具で足を固定し、雪の斜面を滑る遊び、スポーツである。スノーボードをする人をスノーボーダーと言う。エクストリームスポーツの1つと捉えられることが多い。 
かまくら。
かまくらとは、秋田県、新潟県等、日本の降雪地域に伝わる小正月の伝統行事で、雪で作った「家」(雪洞)の中に祭壇を設け、水神を祀る。一般には、伝統行事で作られるものに限らず、雪洞自体が「かまくら」と呼ばれる。また、新潟県中央部の魚沼地方では、同様の雪洞や行事のことを「ほんやら洞」という。かまくらの語源は、形が竃(かまど)に似ているから「竃蔵」とする説や、神の御座所「神座(かみくら)」が転じたもの、とする説等がある。かまくらは、清涼殿(平安京[現在の京都市中央部に所在]にある天皇の御殿)で行なわれていた吉書(年始・改元・代始・政始・任始等、新規の開始の際に、吉日を選んで総覧に供される儀礼的文書)焼きの左義長(お焚上げ神事)の遺風を移したものと言われ、一般政務・財政を司った鎌倉幕府政所執事として活躍した、公家出身の二階堂行政が、陸奥国岩瀬郡須賀川(現在の福島県須賀川市周辺)等を領して、この地方の地頭(荘園や国衙領[公領]を管理支配するために設置した職)となった時に始まり、豊作祈願の火祭として続けられ、六郷のカマクラ行事の場合、現在の形が定着したのは、江戸時代初期の頃と言われている。秋田県中東部の仙北郡にある美郷町六郷の他、秋田県内には仙北市角館町(旧秋田県仙北郡角館町の火振りかまくら)や横手市等にも伝わっている。