2月9日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

肉の日。
2月9日の「2」と「9」で、「肉(に[2]く[9])」の語呂合せから。日本で食肉と言う場合、鳥、又は獣の肉を指していることが多く、魚類は当然食べているが、概ね、魚類は除いており、それは「魚(さかな)」と別枠で捉える習慣があり、魚のそれを敢えて指す時は、「魚肉(ぎょにく)」や「魚の身」と呼ぶこともある。食肉が生産されるためには、一般に肉用の家畜、及び家禽を肥育し、これを屠畜、若しくは屠鳥して解体し、必要に応じて熟成を施す必要がある。狩猟等によって得られた場合は肥育、及び屠畜のプロセスを経ない場合も存在する。肉の主な成分は水であり、他にたんぱく質、脂質、無機質、ビタミン等で構成される。食肉中の無機質で、特に重視されているのは鉄である。ビタミンについては、特に豚肉において、疲労回復に効果があるとされ、日本人に欠乏し勝ちなビタミンB1(チアミン)が多く含まれることが良く知られている。食肉は、たんぱく質、及び鉄について優れた給源であると考えられている。また、生食をすることで、身体に必要なビタミンや無機質を簡単に摂取することができる。他方、霜降りの多い食肉は脂肪の含量が多過ぎることから、健康状態(運動不足等)によっては、極端に脂肪の多い食肉を摂取しないよう指導する場合もある。「肉は健康に悪い」と考える人がいるが、食肉は貴重なたんぱく源(人体では身体に必要な一部のたんぱく質を合成できない)である。健康に良くないのは食肉そのものではなく、食肉の内、脂肪含量の高いものを、必要栄養以上に摂取することと言える。但し、脂質自体は人間の体を構成する必須要素であり、人体では一部の脂肪酸や脂溶性ビタミンを合成することができないため、定期的に必要量を摂取しなくては人間は生きていけない。食肉は、多くの場合、加熱調理により食用に供される。加熱調理は、食肉の衛生を確保すると共に、食感を改善し、加熱肉独特の風味や香気を付与する。また、必ずしも加熱調理されるとは限らず、生食する場合もある。食肉の加熱調理の意義は、まず、衛生面の確保にある。部分肉を精肉に加工すると、加工器材との接触や、表面積の増大による空気との接触の増加から、細菌による汚染に晒され易い。よって、加熱により、これら細菌を死滅させることで衛生を確保する。ブタやニワトリ等、一部の畜種については、ウイルスや寄生虫の感染があるため、加熱することが特に推奨される場合がある。また、食感の改善という意義もあり、生の食肉は噛み切りにくく、部位によっては、極めて食べにくい食感を示すが、加熱することによりたんぱく質が変性し、食べ易い食感となる。加熱の程度と食感の関係は、部位によって異なり、加熱し過ぎると逆に硬くなり、食べにくくなる部位や、長時間加熱することで、ようやく食べ易い食感となる部位も存在する。また、加熱により、新たな呈味、若しくは味を修飾する成分が生じることが知られている。その本体は、加熱により生じるペプチド(たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が繋がってできていて、消化酵素等によってアミノ酸やペプチドに分解されて体内に吸収されるが、ぺプチドは、アミノ酸まで分解される手前の、アミノ酸が幾つか繋がった状態である)で、肉様の味を増したり、酸味を抑制したりすることが明らかにされている。さらに、加熱により肉独特の香りが生じる。これは、肉の成分のみから生じる場合もあるが、調味料等の副材料と反応して生じる場合もある。牛肉における独特の加熱香気、特に、霜降り和牛の特徴的な加熱香気は、肉の成分のみから生じることも明らかにされている。食肉は、生食したり、或いは、僅かな加熱により、生に近い状態で食べられることがある。また、加熱しない場合でも、酢等を含んだ調味液でマリネして食べられるケースもある。極地等、農耕が不可能なため、新鮮な植物性食品を入手できない地域では、必須ビタミン等を食肉から得る必要がある、といった栄養上の必要性から、生食を行なう食文化が存在する。また、食肉の種類によっては、寄生虫や病原菌の存在から、生食が衛生上不可能であるものも存在する。多く流通する肉の中では、ウシの肉は、新鮮なものを衛生的に取り扱った場合は、一部の部位は生食が可能であるが、ブタの肉は危険性が高いため、必ず加熱調理されることが前提とされ、生食は危険極まりない行為と見做されている。世界で生産される食肉は、ウシ、ブタ、ニワトリの三種類が飛抜けて多く、この三種で食肉生産の大部分を占めている。この三種の動物の飼育数と、三種の食肉生産量との間にはかなりの差があり、ブタがこの差が最も少ないが、これは、ウシは牛乳、ニワトリは鶏卵という、重要な食料生産の役目が他にあり、食肉生産のみを目的として飼育されているのではないのに対し、ブタは、ほぼ食肉生産用にのみ飼育されているためである。但し、ウシの乳生産用品種(乳牛)やニワトリの鶏卵生産用品種も、もちろん食用は可能であり、乳生産成績の悪い乳牛や、卵を産まなくなった廃鶏は食肉とされることが多い。中でも、ニワトリにおいては、長らく卵生産が飼育の主力であり、肉用種(ブロイラー)の育成は、20世紀に入ってから本格化したため、それまではほぼ、廃鶏が食肉用とされていた。日本においても、昭和30年代後半になるまでは、肉専用種は殆ど生産されておらず、鶏肉と言えば廃鶏の肉が使用されていた。主要食肉三種の生産量をみると、1970(昭和45)年から2010(平成22)年にかけての40年間で、牛肉生産は約62.5%、豚肉生産は約205%、そして鶏肉生産は約545%の増産を示した。どの種類も、生産量はかなり増加傾向にあるが、中でもニワトリの生産は飛抜けて急増する傾向にある。これは、ウシやブタに比べ、狭い場所で集中的に飼育できる上、この2種に比べて個体が小さいため、価格が安く頭数を増やし易いこと、食肉用のニワトリであるブロイラーは、ブタやウシに比べ、少ない飼料で大きくなるため効率がいいこと、ヒンドゥー教において禁忌とされるウシや、イスラム教において禁忌とされるブタとは違い、ニワトリを禁忌とする宗教が存在しないため、世界中のどの場所にも需要が存在し、地域的な偏りが少ないこと等が挙げられる。食肉生産は、先進国においては需要の伸び悩みから、生産量も横ばい、或いは減少傾向にあるが、発展途上国においては、経済の成長と、それに伴なう生活水準の向上によって、食肉の消費が急拡大し、そのため、食肉生産も急増を続けており、食肉生産の世界的な拡大は、発展途上国における生産量の増大をその主因としている。日本の国内生産においては、主要食肉三種の占有率はさらに高くなり、ウシ、ブタ、ニワトリの三種類の生産量合計は、全食肉生産の約99.7%に達している。
木曽路「肉の日」。
愛知県名古屋市昭和区に本社を置く、数多くの飲食料理店を全国で展開する企業、株式会社木曽路が制定。しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」を始めとして、焼肉の「じゃんじゃん亭」、鶏料理の「とりかく」、和食しゃぶしゃぶ「鈴のれん」、ワイン食堂「ウノ」、からあげ専門店「からしげ」等を展開する株式会社木曽路は、厳選された肉をさまざまな形で提供している。その美味しさを、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、2月9日の「2」と「9」で、「肉(に[2]く[9])」の語呂合せから。
副業(複業)の日。
東京都渋谷区神宮前に所在し、広告・ネット業界専門人材紹介サービスや、プロ人材の副業紹介サービス「プロの副業」等を展開する企業、株式会社ホールハートが制定。「副業」を通してスキル(訓練や学習によって獲得した技能)を磨いた個人が、パラレルな「複業」を実現させ、さらには、個人が社会で「幸福」に働くことができる文化を生み出すことが目的。日付は、2月9日の「2」と「9」で、「副」「複」「福」の3つの「ふ(2)く(9)」から。収入を得るために携わる、本業以外の仕事が副業で、兼業、サイドビジネス、ダブルワークとも呼ばれる。従来から、日本の民間企業では、事業場毎に作成される、雇用主と従業員の間の雇用に関するルールを定めた就業規則で、従業員の副業について規定しており、自由にしている事例や、許可制や届出制にしている事例もあるが、厳禁にしている事例も多い。判例では、労働者の副業に関して「本業の遂行に支障が生じるような副業」について会社は制限してよく、会社の秩序を侵害したり対外的信用・体面を傷付けるような副業も、雇用主は制限してよい、としている。「プロの副業」は、自身のプロフェッショナルなスキル・経験・人脈を活かし、ライフスタイルに合わせて、「週1」や「月1」から副業をすることができる。政府は「働き方改革」において、「兼業・副業」や「雇用契約に捉われない働き方」等、柔軟な働き方の促進を目指している。そんな副業時代に、即戦力のプロ人材を求める企業と、自身のプロフェッショナルスキルで副業をしたい人を繋ぐサービスである。フルタイム正社員やフリーランスに関わらず、自身のライフスタイルやキャリアアップに合わせて、最適な副業先を紹介してくれる。