2月8日 記念日 その4 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

二葉・双葉の日。 
「ふたば(二葉・双葉)」は、立春を過ぎて植物が芽を出す際の最初の葉であると共に、物事の始めという意味を持ち、生命力、希望、契機となること等を表わし、本葉が生えてくるまでの僅かな時間を慈しむ心を大切にしたい、との思いが込められている。「二葉・双葉」に思いを寄せる俳人で植物研究家、野川美渦(のがわみうず)が制定したもので、「二葉・双葉」を季語とした句会等を行なう。日付は、季節感と、2月8日の「2」と「8」で、「二葉・双葉(ふた(2)ば(8)」と読む語呂合わせから。「二葉・双葉」とは、双子葉植物の種子が発芽した際に見られる、2枚の最初の葉「子葉」のことである。子葉が1枚の植物は、単子葉植物と呼ばれる。進化学の観点から見ると、双子葉類の方が、単子葉類より進化過程では前段階にある。双子葉植物に見られる、2枚の子葉がくっついて、単子葉植物の1枚の子葉になったと考えられている。「二葉」「双葉」の名称は、人の名前や地名、企業名等にも使用されている。その例として、東京都板橋区双葉町、福島県双葉郡双葉町、東京都品川区二葉等の町名や地名がある。名称としては、「双葉」の方が多く使用されているようである。 
にわとりの日。
福岡市博多区千代に本社を置く、九州北部で銘柄鶏「華味鳥(はなみどり)」を育てている、鶏肉卸売や外食事業を行なう企業、トリゼンフーズ株式会社が2017(平成29)年に制定。普段、何気なく食べている鶏肉も、命を頂いているという意識を持ち、鶏に感謝する日、とすることが目的。日付は、2月8日の「2」と「8」で、「に(2、二)わ(8、八)とり」と読む語呂合わせから。なお、一般社団法人日本食鳥協会が、国産とり肉の安全性や美味しさをPRするために、干支の10番目が酉(とり)であることから10月の、「に(2)く(9)」の語呂合わせから29日とした「国産とり肉の日」は、10月29日とされている。1949(昭和24)年創業のトリゼンフーズ株式会社は、「華味鳥」を養鶏・販売し、水炊き店の「博多華味鳥」を経営する他、山笠(神社の祭礼で用いられる神輿・山車状の祭具で、主に北部九州での祭礼でみられ、それらの祭礼の略称にも「山笠」が用いられる)の飾り山をモチーフにした入場ゲートや、スクリーンを駆使した煽り映像の上映、音響、照明等、凝った演出が行なわれているプロレス団体、九州プロレスの活動の1つ、慰問活動「じじばば元気にするバイ」を応援している。「華味鳥」は、トリゼンフーズ株式会社のオリジナル銘柄鶏である。トリゼンフーズ株式会社の創業者、河津善陽は鶏肉販売を始めたが、美味しさの秘訣は、原点である鶏自身であることに気付き、創業者自ら養鶏に携わり、現在の「華味鳥」が生まれたという。「華味鳥」は、佐賀県を中心とした、豊かな自然が残る九州北部の養鶏場で育てられている。澄んだ空気が満ち、たっぷりと陽光が降り注ぐ鶏舎で、海藻、ハーブ等のエキスを米糠、大豆粕等に混ぜて長期発酵させた「華味鳥専用飼料」を与え、大切に育てられた丈夫で健康な鶏である。その肉の色がみずみずしく、もも肉は華やかなピンク色であることから、「華」の名前が付けられた。また、鶏肉特有の臭みが抑えられ、はっきりとした旨みと歯ごたえがあることが特徴である。水炊きは、鍋に水を張り、鶏肉、野菜等の食材を煮込んで調理する、鍋料理の一種である。博多を中心とする九州では、鶏肉を使うものが主流で、野菜にはキャベツを使う。元々は、水、又は湯だけで煮るものを水炊きと呼んでいたが、味を安定させるため、予め鶏でとったダシを用いる場合もある。鶏を長時間煮込むため、白濁したスープになる。関西では、鶏肉以外に豚肉等も使われ、昆布ダシで煮て、野菜には白菜とネギを用い、ポン酢醤油を付けて食べる。現在、全国で食べられている水炊きは、関西風のものが多く、博多風のものは、博多水炊きとも呼ばれている。1910(明治43)年)に博多で創業し、白濁した汁の鶏の水炊きで人気を得た料亭『新三浦』は、後に東京、大阪、京都等にも店を出し、「博多水炊き」の名を各地に広めた。また、平成に入ってからは、福岡市内に新世代の博多水炊き店も増え始め、福岡市内の数店舗が、2014(平成26)年7月発行のミシュランガイド(レストランの評価を星の数で表わすことで知られるレストラン・ホテルガイド)「ミシュラン福岡佐賀」で紹介された。     
つばきの日。
2月8日の「2」と「8」で、「つ(2)ば(8)き」と語呂合わせして、長崎県の最西部で、九州の最西端に位置する列島、五島列島の南西部に位置する長崎県五島市が制定。五島列島は、日本有数の椿の島で、ヤブツバキが自生している。1955(昭和30)年頃までは、全国の椿油生産量の約3分の1を占め、日本一の生産量を誇っていた。椿は、長崎県の県花にもなっており、五島市では、椿油等の椿製品も土産品となっている。また、赤い花びらを白く縁取った幻の椿「玉之浦」を生んだ五島では、古来より人々の生活に広く、深く、椿が関わってきた。そんな椿を、大事に守り育てていくことが目的。2月には「五島椿まつり」が開催され、椿に関する展示、イベント、ツアー等が実施される。椿は常緑性の高木で、花期は冬から春にかけてに跨り、早咲きのものは冬の最中に咲く。日本原産の樹木で、日本では本州、四国、九州、南西諸島から、それに国外では、朝鮮半島南部と台湾から知られる。椿の花は古来から日本人に愛され、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院、龍安寺には室町時代の椿が残っている。古くから選抜による品種改良が行なわれ、江戸時代には江戸の将軍や肥後国(現在の熊本県)、加賀国(現在の石川県)等の大名、京都の公家等が園芸を好んだことから、庶民の間でも大いに流行し、沢山の品種が作られた。茶道でも大変珍重されており、冬場の炉の季節は、茶席が椿一色となることから「茶花の女王」の異名を持つ。また、西洋に伝来すると、冬にでも常緑で日陰でも花を咲かせる性質が好まれ、大変な人気となり、西洋の美意識に基づいた豪華な花を付ける品種が作られた。花が美しく利用価値も高いので、日本に現存する最古の和歌集『万葉集』の頃からよく知られたが、特に、近世(安土桃山時代と江戸時代を合わせて近世とする説が一般的)に茶花として好まれ、多くの園芸品種が作られた。美術や音楽の作品にも、しばしば取上げられている。和名の「つばき」は、厚葉樹(あつばき)、又は艶葉樹(つやばき)が訛ったものとされている。中国において、「つばき」は主に、「山茶」と書き表わされている。「椿」の字は、日本が独自に当てたものであり、中国においては椿といえば、「芳椿」という東北地方の春の野菜が該当する。英語では、「Camellia japonica」と、学名がそのまま英語名になっている珍しい例である。椿油は、種子(実)を絞った油で、用途の広さは和製オリーブオイルとも言える。高級食用油、整髪料として使われる他、古くは灯り等の燃料油としてもよく使われた。ヤブツバキの種子から取る油は高価なため、同じくツバキ属の油茶等から搾った油も、カメリア油の名で輸入されている。また、搾油で出る油粕は川上から流して、川魚、タニシ、川えび等を麻痺させて捕獲する、毒もみ漁に使われた。なお、毒もみとは、海や河川等に毒を撒いて魚を取る漁法で、「毒もみ」とは宮城県等で使われる呼称で、他に「毒流し(アメながし、秋田県)」、「根流し(福島県)」等と呼ぶ地方もある。
艶の日。
東京都港区浜松町に本社を置き、しっとりとした艶やかな髪を実現するヘアケアブランド「TSUBAKI」を展開する企業、株式会社エフティ資生堂が制定。日付は、2月8日の「2」と「8」で、「艶(つ[2]や[8])」と読む語呂合わせから。1人でも多くの女性に艶のある髪で、その魅力を高めてもらいたい、との願いが込められている。「TSUBAKI」は、髪の芯まで沁みわたる椿オイルが、髪を中から艶めかせる。黄金色に透き通った美しい椿オイルは、日本でも有数の椿の産地、長崎県五島列島の厳選された椿の種から作られる。酸化しにくく、乾きにくいという特性を持ち、「東洋のオリーブオイル」とも言われ、人の頭皮のオイルバランスに近いため、頭皮との馴染みが良く、やさしいヘアケアをしてくれる。また、保湿成分として持続型ヒアルロン酸を配合することでうるおいが持続し、パサつき勝ちな髪も、根元から毛先まで上品な色気を纏った、するんと纏まる艶髪にしてくれる。株式会社エフティ資生堂は、化粧品の国内シェア第1位を誇る、株式会社資生堂のトイレタリー商品を製造しているが、株式会社資生堂は、「TSUBAKI」等を含むパーソナルケア事業を、株式会社ファイントゥデイ資生堂へ会社分割により譲渡した。株式会社ファイントゥデイ資生堂は2023(令和5)年、株式会社ファイントゥデイに社名を変更した。
TSUBAKIの日。
東京都港区港南に本社を置き、パーソナルケア商品のマーケティング・販売を手掛ける企業、株式会社ファイントゥデイが制定。日本の美意識の1つの象徴として、世界に伝えられてきた「椿」。冬に鮮やかに美しく咲き誇るその生命力に満ち溢れた椿からとれる「椿油」について発信すると共に、自社が手掛けるヘアケアブランドで椿オイル配合の「TSUBAKI」を通して、より多くの人に、その魅力を知ってもらうことが目的。日付は、2月8日の「2」と「8」で、「TSU = つ(2)BA = ば(8)KI = き」と読む語呂合わせから。