2月2日 できごと その1 | スズメの北摂三島情報局

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2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

0589年 - 隋(中国隋朝)が江南(中国大陸中部を東西に流れる長江の南岸地域)の陳を滅ぼし、約300年に亘り乱れ続けてきた中国を統一する。中国隋朝の初代皇帝、文帝楊堅は、中国全土を統一することに成功した後、598年には、現在の中国東北部の南部から朝鮮半島北中部に所在した国、高句麗に対し、第1次高句麗遠征を行なっている。また、内政にも力を注ぎ、中央集権体制を磐石なものとして、仏教の興隆にも尽力している。中国史を代表する暴君と言われる中国隋朝の第2代皇帝、煬帝の父であり、即位した煬帝は、それまでの倹約生活から豹変し、奢侈を好む生活を送った他、廃止されていた残酷な刑を復活させる。対外的には、国外遠征を積極的に実施し、版図を拡大したが、民衆の反発を買い、各地で反乱が発生、隋国内は大いに乱れる。倭国が第2回遣隋使(607年)を遣わしたのがこの煬帝の治世で、「日出處天子致書日沒處天子無恙」(日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無しや)の有名な書き出しで始まる国書が倭王から送られている。煬帝在位中に、遣隋使はこの第2回を含めて計4回も派遣されている。618年、煬帝が殺害された後、煬帝の孫が第3代皇帝恭帝として即位するが、間もなく煬帝の従兄弟であった李淵が、7世紀の最盛期には、中央アジアの砂漠地帯も支配する大帝国で、中央アジアや、東南アジア、北東アジア諸国に、政制・文化等の面で多大な影響を与えた世界帝国となった中国唐朝を建国し、初代皇帝高祖となっている。 
0962年 - 東フランク王国(概ね、現在のドイツ、及びオーストリアの領域に当たり、神聖ローマ帝国の前身でもある)国王オットー1世が、ローマ教皇ヨハネス12世から戴冠(国王が即位の後、公式に王冠・帝冠を聖職者等から受け、王位への就任を宣明する儀式を行なうこと)を受け、初代神聖ローマ皇帝(現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部を中心に存在していた国家、神聖ローマ帝国の君主であるローマ皇帝)となる。 
1181年 - 後白河法皇(第77代天皇、後白河天皇が譲位・出家して引続き政務に当たっていた時[院政]の称号)が平清盛の死去に伴ない、天皇が皇位を後継者に譲って上皇(太上天皇)となり、政務を天皇に代わり直接行なう形態の政治、院政を再開する。 
1266年 - 公家・歌人の藤原為家らが、天皇や上皇の命によって編纂された勅撰集、勅撰和歌集『続古今和歌集』を撰進(書物を編集して天皇等に奉ること)する。 
1580年 - 三木合戦(三木の干殺し)が終結。織田信長から中国路方面の攻略を命じられた羽柴秀吉が、三木城(現在の兵庫県三木市上の丸町に所在)を陥落させる。羽柴秀吉はこの後、播磨国(現在の兵庫県南西部)を平定し、それまで「地方への玄関口」であった播磨国に「畿内への玄関口」としての性格が生まれ、後年には、広大な姫路城が築かれることになる。三木合戦以降、羽柴秀吉は城攻めにおいて、兵糧攻めを用いることが多くなる。また、城主一族の切腹を条件に城兵は助命する、ということも、幾度か行なうようになっている。 
1653年 - ニューアムステルダム(現在のアメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市)に、正式に市の資格が与えられる。 
1709年 - イギリスの作家、ダニエル・デフォーの長編小説『ロビンソン・クルーソー』のモデルと言われる、スコットランド人船員のアレキサンダー・セルカークが、南アメリカ南部に位置するチリの沖合い約670kmにある太平洋上の無人島で発見される。 
1848年 - 米墨戦争(アメリカ・メキシコ戦争)終結のためのグアダルーペ・イダルゴ条約に調印。 
1876年 - メジャーリーグベースボール(MLB、大リーグ)のナショナルリーグが設立される。 
1878年 - ギリシャがオスマン帝国(現在のトルコ共和国の前身)に宣戦布告。 
1909年 - 軌道線の運営会社であった岩国電気軌道が、岩国駅 - 新町間(路線距離4.6km)で開業。1924年2月29日に山口県営となるが、1929年に廃止される。中国地方においては最初となる路面電車で、岩国市街と国鉄(日本国有鉄道、現在の西日本旅客鉄道[JR西日本])山陽本線岩国駅との間の距離が離れており、敷設されているが、岩徳線の麻里布駅(岩国駅を改称、現在は岩国駅に再改称) - 岩国駅(現在の西岩国駅)間が開業すると、並行路線になって廃線となる。
1913年 - アメリカ合衆国北東部、ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区にあるターミナル駅、グランド・セントラル駅の現在の駅舎が使用開始。グランド・セントラル駅は、「マンハッタン3大ターミナル」の内、最大のものである。駅近辺の鉄道は全て地下を通っているため、44面67線の広大なプラットホームは、全て地下にある。44面のプラットフォームがあり、単一の駅としては世界最大で、67の線路は通常の旅客用である。  
1920年 - 北ヨーロッパのバルト海東岸に南北に並ぶバルト三国の1つ、エストニアとソビエト・ロシア(現在のロシア連邦の前身国家)がタルトゥ条約に調印。ソビエト・ロシアが、帝政ロシアの支配下にあったエストニアの独立を承認する。 
1920年 - 東京市街自動車(現在の東京都営バスの前身)の乗合バスに、日本で初めて女性車掌(バスガール)が登場。 
1922年 - アイルランド出身の作家・詩人、ジェイムズ・ジョイスの長編小説『ユリシーズ』が発刊される。『ユリシーズ』は、20世紀前半のモダニズム文学(都市生活を背景にし、既成の手法を否定した前衛的な文学運動)における最も重要な作品の1つであり、20世紀を代表する小説の1つと見做されている。物語は、冴えない中年の広告取りレオポルド・ブルームを中心に、アイルランド島東部の都市、ダブリンのある一日(1904年6月16日)を、多種多様な文体を使って詳細に記録している。タイトルの『ユリシーズ』は、ギリシャ神話の英雄オデュッセウスのラテン語形の英語化であり、18の章からなる物語全体の構成は、古代ギリシャの吟遊詩人、ホメーロスの長編叙事詩『オデュッセイア』との対応関係を持っている。 
1934年 - アメリカ合衆国連邦政府が設立した輸出信用機関、合衆国輸出入銀行が設立される。合衆国輸出入銀行の使命は、貿易金融を通じてアメリカ合衆国の輸出を確保し、もって雇用を維持することである。 
1936年 - 福井県内で雪崩が多発。福井県大野郡の和泉村と下穴馬村(現在の福井県大野市の一部)で、それぞれ17名が死亡する。
1937年 - 林銑十郎が第33代内閣総理大臣に就任し、林内閣が発足。 
1940年 - 衆議院で、立憲民政党(民政党、都市中間層等を主な支持基盤とした政党)の斎藤隆夫が、軍部の日中戦争処理方針を非難する反軍演説を行なう。 
1942年 - 陸軍の後押しを受けた大日本国防婦人会、銃後支援を掲げる愛国婦人会、文部省(現在の文部科学省の前身の1つ)の後押しを受けた大日本聯合婦人会の3つの婦人会が統合され、大日本婦人会が発足。3年後には、防空、及び空襲被害の復旧等に全国民を動員するために作られた組織、国民義勇隊の結成と共に、大日本婦人会は解散となる。 
1943年 - 第二次世界大戦: スターリングラード攻防戦が、ソビエト連邦の勝利で終結する。 
1946年 - 「宗教法人令(昭和20年12月28日勅令第719号)」が改正され、神道を宗教として扱い、神社を宗教法人(宗教者と信者でつくる、法人格を取得した宗教団体)とする。 
1954年 - 日本航空が日本で第二次世界大戦後初の国際航空路、東京 - ホノルル - サンフランシスコ線を開設。 
1956年 - 庄内事件。京阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)宝塚線庄内駅で、車両故障時の対応の不手際から、激怒した乗客が線路を封鎖して電車を止める。当時の京阪神急行電鉄宝塚線の輸送力と車両の質が、十三駅 - 梅田駅間で並走する、京阪神急行電鉄神戸線や京都線(特に、神戸線)に大きく劣ることに不満を持つ乗客が、格差解消を求めたことに起因する。十三駅でこれら三幹線が一堂に会する、京阪神急行電鉄ならではの事件とも見られる。 
1958年 - 岩手県岩手郡雫石町女助山中腹(国有林)で雪崩が発生。炭焼小屋3棟が倒壊し、6名が死亡し、7名が重傷を負う。
1959年 - ソビエト連邦西部寄りにあるウラル山脈北部の山中で、ディアトロフ峠事件が発生。雪原を歩くことを目的とする、スノートレッキングをしていた男女9名が不可解な死を遂げる。事件は、人里から隔絶した山奥で発生し、生還者も存在しないため、未だに事件の全容について不明な点が残されている。